ヒューズ・ヒューズホルダー

ヒューズ

電気機器のほとんどに過電流遮断用としてヒューズが取付けられ、設定された電流以上が流れると通電

を遮断して機器を保護します。

普通ヒューズは下の図のように、一般のカーショップ、ホームセンターで販売されているヒューズの多

くは普通ヒューズになります。

MZ ヒューズ

GF ヒューズ

F7165

爪つきヒューズ

速断ヒューズは主に電子回路保護用に使用され、過電流が流れると速溶断して機器回路を保護します。

タイムラグヒューズはモーターなどの大きな突入電流などの瞬間の過電流が発生する機器の保護用と

して突入電流などの瞬間の過電流で溶断しない様に作られています。

温度ヒューズは,機器の回路ショートや回路部品の故障などに起因する過電流によって生じる機器の発 熱を感知し,回路を遮断する過熱保護部品です。

ヒューズはその特性上切れて機器の保護をしますが一般にヒューズは切れない方が良いと思っている

方が多いのではないでしょうか。よく聞く話ですがヒューズが切れた時に同じ定格のヒューズを入れて

使うとまた切れてしまうので定格の大きいヒューズを入れて済ましてしまう方がいますがこれでは機

器の保護にならないばかりか故障を作りかねません。同じ定格のヒューズが切れると言うことは切れる

要因があり、それを見つけて取り除くことが重要です。さて新たに配線をして各機器のヒューズとは別

に幾つかの機器をまとめて配線保護を兼ねてヒューズを取付ける場合にはどの程度にすれば良いか、厳 密に設定するにはモーター、DC-DC コンバーター、ランプ類などの特性に合わせ配線をわけて決めるべきですがなかなか難しいので一般的には機器の定常電流の約 1.5~2 倍をヒューズ定格値の目安とすれば良いでしょう。

その他のヒューズ

 

 

消弧剤入(被爆避け)

エンクロヒューズ

栓形ヒューズ

警報ヒューズ

自動車用ヒューズ

サーキットプロテクタ

機器の回路開閉及び回路保護の為に使用する遮断器です。

ヒューズホルダー

ご使用上の注意事項

使用ヒューズ管は、必ずヒューズホルダーに適合するヒューズ管をご使用下さい。不適合サイズでのご使用は、接触不良や焼損の原因となります。特に 6.4×30mm と 6,35×31.8mm とは混同しやすいのでご 注意下さい。

使用周囲温度は原則として-5℃~40℃です。この範囲でご使用下さい。特に 40℃を越えてのご使用は、 ヒューズ管の溶断特性が変化すると同時に、ヒューズ管の寿命が短くなる等の問題が発生します。ヒューズ管の脱着は感電防止のため、必ず電源が 0FF の状態で行って下さい。また、脱着時にゴミ等が入り込まないようご注意下さい。製品によって、溶剤や油類に弱い性質のものがあります。場合によってはクラックや割れが発生するこ とがありますのでご注意下さい。ハンダ付け作業は、ヒューズ管が入っていない状態で行って下さい。

筒型ヒューズホルダー

筒型ヒューズホルダーの製品には底部端子が可動するものがあります(F-4000 等)。これらの製品に関し ては、端子の動きを妨げないよう周囲の配線にご注意下さい。また配線に単線はご使用にならないで下 さい。

筒型ヒューズホルダーのキャップは、ネジ式のものは必ず最後まで締まっているかご確認下さい。

また、バイヨネット式のキャップは完全に本体側に装着されていることをご確認下さい。バイヨネット

式のものはキャップが上から押されない位置に取付けて下さい。キャップが押されると接触不良の原因

となることがあります。

筒型ヒューズホルダーの底部端子にハンダ付けをする際は、ハンダが内部に流入しないようご注意下さ

い。

筒型ネジ式の場合には、文字位置は必ずしも寸法図に記載されている通りにはなりません。方向を確実

にするには、筒型バイヨネット式からご選択下さい。

中継タイプのヒューズホルダー

中継タイプのヒューズホルダーは上図のように正しい配線をして下さい。

中継タイプのヒューズホルダーをご使用の際は、リード線に張力を加えないで下さい。

結線ネジ締め方式

結線がネジ締め方式の場合は、振動や使用環境の温度変化等により、ネジ締付けに緩みが発生し発熱の

原因となることがあります。定期的に増し締めを行って下さい。

カーヒューズ用

警報ヒューズ用

横型ヒューズホルダー