赤外線LED

赤外線LED

  1.概要

赤外線LEDはオーディオ機器の各種リモコン、光電スイッチなどに応用されています。
赤外線は可視光線(目に見えるもの)より波長が長く、目には見えません。

 

 

図1

 

 

 

リモコンでの応用は図2 のように受信側のピンフォトダイオード等で光を
電気信号に変換します。

図2

 

主な特性は図3のようになっています。

図3 a ) のように波長はある幅を持っていて、受信側との組み合わせはピーク波長
が近いものを選択します。

また、図3 b ) のように放射強度は最大強度の角度を基準にして、角度により放射
強度が変わります。放射強度が最大時の半分になる角度を半値角と言い、この値
が小さいほど指向性が鋭いことになります。

図3

 

 

b ) 指向特性

 

a ) 波長特性

 

  2.LEDの駆動例

リモコンの送信であれば図4のようにトランジスタ等で駆動します。

また、一般的に40KHz近辺(他の周波数もあります)の周波数を送信でデータで

ON/OFFして送信しています。

図4 駆動例

  3.製品例

メーカー

型番

放射強度

ピーク波長

半値角

パッケージ

(min)

 

 

 

 

 

東芝

TLN104

-

940

±20

ダブルエンド

東芝

TLN105B(F)

12mW/s

950

±23.5

φ5

東芝

TLN108(F)

10mW/s

940

±8

TO-18

東芝

TLN110(F)

15mW/s

940

±8

φ5

東芝

TLN115A

15mW/s

950

±21

φ5

 

 

 

 

 

 

東芝

TLN119(F)

2.5mW/s

945

±30

φ3.1

 

 

 

 

 

 

外観例