テキスト ボックス: LA1800 使用レポート
                     2009年2月  KY
1.概要ガイヨウ
 SANYOのFM/AM 1チップラジオ用ヨウIC「LA1800」についてレポートします。このICはFM/AM用ヨウの1チップ
ICで外ソト付ツけ部品ブヒンが少スクなく、イヤホンドライバも内蔵ナイゾウしています。
 つまり、このIC1個コでFM/AMラジオが出来デキることになります。(FMはモノラル)
主オモな定テイ格カクを以下イカに示シメします。
・動作ドウサ電源デンゲン電圧デンアツ範囲ハンイ 2.5V〜5V
・推奨スイショウ電源デンゲン電圧デンアツ 3V
・パッケージ DIP22S(300mil)
 パッケージのピン間隔カンカクが1.78mmなので、ICピッチ(2.54mm)にはそのまま実装ジッソウ出来デキませんが、
スーパーヘテロダインとしての機能キノウをほとんど内蔵ナイゾウしているのは魅力的ミリョクテキです。
 図ズ1にLA1800のFM部ブのブロック図ズを示シメします。FMラジオの「中間チュウカン周波数シュウハスウ」は10.7MHzにする場合バアイが
多オオいのですがLA1800は特別トクベツな構成コウセイとなっていて、中間チュウカン周波数シュウハスウは約ヤク80KHzです。
 (データシートに明記メイキされていないので、実測ジッソクした推定値スイテイチです)
 なお、受信ジュシン周波数シュウハスウと局キョク部ブ発振ハッシン周波数シュウハスウの関係カンケイは局キョク部ブ発振ハッシン周波数シュウハスウのほうが受信ジュシン周波数シュウハスウより約ヤク80KHz
低ヒクい構成コウセイとなっています。
図ズ1 LA1800のFM部ブブロック図ズ
2.製作セイサク目標モクヒョウ
 このICはデータシートによると、「200Ωのイヤホン」を鳴ナらすアプリケーションになっています。
小型コガタのイヤホンではそれほど音質オンシツは望ノゾめないので、「大型オオガタのステレオヘッドホン」をドライブ(鳴ナらす)
ことが出来デキるものとスピーカで聴キく2タイプを製作セイサクしました。
「ヘッドホンタイプ」のものは屋外オクガイでの使用シヨウとし、「スピーカタイプ」は室内シツナイで聴キく用途ヨウトです。
試作シサクは「原理ゲンリ試作シサク(0号ゴウ機キ)」を含フクめて、第ダイ5次ジ試作シサクまで行オコナっています。
3.ヘッドホンタイプの製作セイサク
 図ズ3にヘッドホンタイプの回路図カイロズ(1〜3次ジ試作シサク)を、
写真シャシン1に外観ガイカンを示シメします。
 電源デンゲンは3V(単タン4×2本ホン)、FM部ブの回路カイロ、定数テイスウは
ほぼデータシートどおりです。
 ヘッドホンアンプはナショセミの「LM4881」です。
他ホカのアンプでも良ヨいのですが、アンプの利得リトクが
高タカいと、音量オンリョウボリュームを少スコし上アげただけで
波形ハケイ歪ヒズミが出デますので、LM4881を使用シヨウして、ヘッドホン
アンプ部ブの利得リトクは1倍バイにしています。
 また、この部分ブブンにてLA1800からのアンテナラインを
結合ケツゴウ回路カイロでステレオジャックに接続セツゾクさせて、
これによりヘッドホンをアンテナ代カわりにしています。
◎局キョク部ブ発振ハッシン部ブ
 LA1800の局キョク部ブ発振ハッシン部ブの回路カイロ構成コウセイ、定数テイスウの設定セッテイが重要ジュウヨウです。発振ハッシン部ブは「バリコン」または
「バリキャップダイオード」が考カンガえられますが、今回コンカイはバリコンと「空ソラ芯シンコイル」を用モチいています。
 今回コンカイはバリコンにCBM-223F-1F4を用モチいFM放送ホウソウ帯タイをカバーさせます。このバリコンは150pFと
70pFの2連レンタイプで、70pF側ガワのみを使用シヨウしています。(図ズ5参照サンショウ)
 局キョク部ブ発振ハッシンの周波数シュウハスウ関係カンケイは図ズ4になり、実際ジッサイの定数テイスウを示シメします。
周波数シュウハスウ範囲ハンイの調整チョウセイはコイルを伸ノび縮シュクじみさせて行オコナい、最終的サイシュウテキに図ズ4の定数テイスウでFM放送ホウソウの受信ジュシン範囲ハンイが
約ヤク79MHz〜88MHzになっています。もう少スコし低ヒクい受信ジュシン周波数シュウハスウにしたい場合バアイはコイルの長ナガさを
縮シュクじませるか、コイル巻マき数スウを1回カイ多オオくします。コイル製作セイサクはきれいに製作セイサクするのがコツです。
 筆者ヒッシャは「ドライバーの軸ジク」を利用リヨウしてコイルを巻マいています。
発振ハッシン周波数シュウハスウの確認カクニンは実際ジッサイの放送ホウソウを受信ジュシンして行オコナっても良ヨいの
ですが、FM放送ホウソウ帯タイの周波数シュウハスウになるとは限カギりません。
その場合バアイは図ズ6のように周波数シュウハスウカウンターを用モチいれば、調整チョウセイが楽ラクです。
Φ0.6位クライのエナメル線センで2回カイほど巻マいたコイルを周波数シュウハスウカウンター
に接続セツゾクし、このコイル(これを2ターンコイルと言イいます)をL1と
平行ヘイコウに近チカづけます。これによりLA1800の局キョク部ブ発振ハッシン信号シンゴウを拾ヒロって
周波数シュウハスウが確認カクニンできます。
 カウント値アタイは受信ジュシン周波数シュウハスウから約ヤク80KHz低ヒクい値アタイです。
ただし、感度カンドの低ヒクい周波数シュウハスウカウンターではカウントできない
かもしれません。
 筆者ヒッシャは周波数シュウハスウカウンターを複数フクスウ台ダイ所有ショユウしておりますが、
カウントできなかった(しにくい)機種キシュがありました。
◎ケースデザイン
 写真シャシン1にヘッドホンタイプの外観ガイカンを示シメします。
基板キバンはサンハヤトの感光カンコウ基板キバンを使用シヨウしての手テ作ツクりです。
ユニバーサル基板キバンでも実装ジッソウは可能カノウと思オモいますが、
写真シャシン1のようにケースに収オサめたかったのでプリント基板キバンを
採用サイヨウしています。
 ケースはプラスチックでTAKACHIの「SW120S」です。
最近サイキンの私ワタシのお気キに入イりです。
 設計セッケイはケースを決キめてから、音量オンリョウボリューム、ステレオジャックの配置ハイチを決キめて、基板キバンサイズ(外形ガイケイ)を
算出サンシュツします。電池デンチはケースサイズから「単タン4電池デンチ」とし、これも基板キバン実装ジッソウ用ヨウのTAKACHI「MP42C」です。
このケースはMP42Cを使用シヨウした場合バアイ、基板キバン固定コテイ用ヨウのスペーサ(12mm)と組クみ合アわせると丁度チョウド良ヨく
ケースに実装ジッソウすることが出来デキます。写真シャシン1では少スコし分ワかりにくいのですが、写真シャシンの状態ジョウタイから基板キバンを
裏返ウラガエしてケースに実装ジッソウしています。また、バリコンの高タカさも具合グアイ良ヨい高タカさになります。
◎原理ゲンリ試作シサク(0号ゴウ機キ)
 最初サイショの1枚マイは「原理ゲンリ確認カクニン用ヨウ」でLA1800部ブのみを製作セイサクしています。
局キョク部ブ発振ハッシンの周波数シュウハスウ関係カンケイと、この部分ブブンの回路カイロ決定ケッテイおよび定数テイスウ決キめを行オコナうためです。これが「0号ゴウ機キ」です。
◎1次ジ試作シサク(1号機ゴウキ)
 ケースに収オサめるための基板キバン設計セッケイを主体シュタイ(目的モクテキ)としています。すべての部品ブヒンが基板キバンに実装ジッソウされ、
配線ハイセン(パターン)できるかです。基板キバンは片面カタメンなので部品ブヒンが実装ジッソウ(搭載トウサイ)されても配線ハイセンできるとは
限カギりません。今回コンカイは苦労クロウしました。抵抗テイコウ、コンデンサをチップ部品ブヒンにすれば、かなり楽ラクなのですが、
意地イジで、抵抗テイコウ、コンデンサはリード部品ブヒンで設計セッケイしています。
 基板キバン設計セッケイ完了カンリョウ後ゴに、「感光カンコウ〜エッチング〜穴アナあけ」と工程コウテイを重カサねて基板キバン製作セイサクを行オコナいます。 
(この工程コウテイは楽タノしい!特トクに穴アナあけはストレス発散ハッサンになります)
局キョク部ブ発振ハッシン部ブの調整チョウセイは0号ゴウ機キを製作セイサクして確認カクニン済スミなので、トラブルはありません。(再現性サイゲンセイが良ヨい)
大型オオガタのヘッドホンをジャックに装着ソウチャクし、実際ジッサイのFM放送ホウソウを受信ジュシンしてみます。地元ジモト局キョクは感度カンド良ヨく受信ジュシン
出来デキます。さすがにFM放送ホウソウはヘッドホンで聴キくと良ヨい音オトです。われながら、1号機ゴウキにしては「すばらしい!」
とニンマリです。(自画ジガ自賛ジサン)
 小型コガタの「インナーイヤーヘッドホン」でも聴キいてみましたが、やはり、大型オオガタのヘッドホンが良ヨいです。
とりあえず1号機ゴウキが完成カンセイしたのは2008年ネン9月ガツです。
◎2次ジ試作シサク(2号機ゴウキ)
 1号機ゴウキは、結果ケッカには満足マンゾクしましたが、部品ブヒン配置ハイチが悪ワルく、使ツカい勝手ガッテが良ヨくないです。
図ズ7のように1号機ゴウキの選局センキョクダイヤルはケースの下シタ部ブに位置イチし、選局センキョク操作ソウサがしにくいので、ダイヤルをケース
上ウエ部ブに配置ハイチし、電源デンゲン表示ヒョウジLEDを追加ツイカしたものが2号機ゴウキです。(2008年ネン10月ガツ)
 ダイヤル位置イチの変更ヘンコウに伴トモナう基板キバンパターンの変更ヘンコウ量リョウは非常ヒジョウに多オオく、ほぼ、新規シンキ設計セッケイに近チカいです。
(1号機ゴウキは配線ハイセンを重視ジュウシしたので、ダイヤル位置イチは配線ハイセンによる結果ケッカから、こうなっています)
やはり、選局センキョクダイヤルの位置イチは2号機ゴウキが良ヨいです。室内シツナイを歩アルきながらFM放送ホウソウを受信ジュシンしてみます。
この時トキおかしな現象ゲンショウが発生ハッセイ。やや電波デンパの弱ヨワい放送局ホウソウキョクの場合バアイ、室内シツナイで電波デンパ状態ジョウタイの良ヨくない場所バショでは
時々トキドキ、「バッ、バッ」というノイズが入ハイります。歩アルかないで、じっとしていれば(つまり、アンテナ固定コテイ状態ジョウタイ)
このノイズはありません。ノイズレベルは人ヒトにより感カンじ方カタが異コトなると思オモいますが、個人的コジンテキにはこのレベル
はNGです。しかも、ヘッドホンタイプなので、屋外オクガイで歩アルきながら使用シヨウすることを想定ソウテイしています。
これでは困コマります。
 一部イチブ、コンデンサの定数テイスウがデータシートと異コトなっています。1号機ゴウキも2号機ゴウキも同オナじ定数テイスウにしているの
ですが、定数テイスウの影響エイキョウなのかと思オモい、データシートどおりの値アタイにしてみましたが現象ゲンショウに変化ヘンカは
ありません。ここで、しばらく冷却レイキャク期間キカンを置オくことにします。
 数スウ週間シュウカン経過ケイカした11月ガツに再度サイド2号機ゴウキをいじり始ハジめました。定数テイスウの問題モンダイでは無ナいようなので1号機ゴウキと
2号機ゴウキの基板キバンパターンを見比ミクラべます。かなり異コトなるパターンなのですが、決定的ケッテイテキな違チガいはLA1800部ブ
のGNDパターンです。
図ズ8に2号機ゴウキのLA1800まわりのGNDパターン概略ガイリャク図ズを示シメします。VC1とC2のGNDがLA1800部ブのベタGND
と離ハナれて、別ベツのGNDラインに接続セツゾクされています。この部ブ分フンをパターンカットし、LA1800のベタGNDへ
接続セツゾクすると、不具合フグアイ現象ゲンショウは嘘ウソのように無ナくなり、解消カイショウされました。
「バッ、バッ」ノイズの問題モンダイも解消カイショウし、あらためて種々シュジュのヘッドホンで動作ドウサ確認カクニンします。
ここで、またまた問題モンダイが発生ハッセイ。今度コンドは特定トクテイの大型オオガタヘッドホンの場合バアイ、「発振ハッシン」します。
「ピー」とか「ギャー」とか、最悪サイアクの発振ハッシン状態ジョウタイです。この特定トクテイのヘッドホンは1号機ゴウキでは未ミ確認カクニンでしたので
1号機ゴウキでも発生ハッセイしていたかもしれません。(1号機ゴウキはすでに部品ブヒンをばらしてしまったので確認カクニンできない)
2号機ゴウキも少スコしGNDパターンをいじってしまったので、この影響エイキョウもあるかもしれない?ので3号機ゴウキを製作セイサク
することにしました。
◎3次ジ試作シサク(3号機ゴウキ)
 2号機ゴウキでの「特定トクテイのヘッドホンで発振ハッシンする」を改善カイゼン、対策タイサクすることを目的モクテキとしたのが3号機ゴウキです。
具体的グタイテキには「バッ、バッ」ノイズ対策タイサクをしたものと、全体的ゼンタイテキなGNDパターンの見直ミナオし、および、回路的カイロテキ
にLM4881に発振ハッシン対策タイサクのC,Rを追加ツイカしています。
LM4881部ブの発振ハッシン対策タイサクは効果コウカがありませんでした。やはり、小手先コテサキの方法ホウホウではダメです。
「バッ、バッ」ノイズは3号機ゴウキでも発生ハッセイはしませんが、あいかわらず特定トクテイの大型オオガタヘッドホンでは発振ハッシン
します。むしろ、2号機ゴウキのほうが発振ハッシンの程度テイドは良ヨいほうです。
 これは非常ヒジョウに悩ナヤみました。LA1800とLM4881の相性アイショウかと思オモい、LM4881の替カわりにNJM2073を基板キバン
に搭載トウサイしてみましたが、同オナじ結果ケッカです。
3号機ゴウキの製作セイサクは2008年ネン12月ガツで、年末ネンマツになった時点ジテンで冷却レイキャク期間キカンを置オくことにしました。
年トシが明アけてから、もう一度イチド、2号機ゴウキと3号機ゴウキを製作セイサクしてみることにします。
 結果ケッカ、発振ハッシン症状ショウジョウに変化ヘンカありません。これはもう、この特定トクテイヘッドホンはあきらめるしかないです。
ちなみに、LM4881単体タンタイではこの特定トクテイヘッドホンでも発振ハッシンしません。
すべての(いかなる)ヘッドホンに対応タイオウする機器キキを製作セイサクすることは難ムズカしいものです。
4.スピーカタイプの製作セイサク(4次ジ試作シサク)
 2009年ネン2月ガツに入ハイり、「スピーカタイプ」を製作セイサクしました。LA1800ラジオはしばらく冷却レイキャク期間キカンを置オくことに
していたのですが、使用シヨウしていないスピーカ(BOX)が目メに止トまり、このスピーカでFM放送ホウソウを聴キいて
みたくなったのがきっかけです。
 最初サイショはプリント基板キバンにしようと思オモったのですが、2月ガツはまだ寒サムく、エッチングなどの作業サギョウをする気力キリョク
がありません。そこで、ユニバーサル基板キバンで「とりあえず」組クんでみようというわけです。
回路カイロを図ズ9に示シメします。
 スピーカアンプは3Vでも動作ドウサする新シン日本ニホン無線ムセンの「NJM2073」です。このICは2ch内蔵ナイゾウですが、
LA1800はモノラルなので片カタchのみを使用シヨウしています。
FM部ブの回路カイロ構成コウセイ、定数テイスウはヘッドホンタイプとほぼ同オナじです。ただし、LA1800の2,5,7,8,9,10ピンの
コンデンサの接続セツゾク先サキが異コトなります。スピーカタイプではこのコンデンサの接続セツゾク先サキをGNDにしています。
データシートではこの部分ブブンは電源デンゲン接続セツゾクでこれとは異コトなりますが、今回コンカイは勝手カッテにこのようなことをしました。
 このようにした最大サイダイの理由リユウは基板キバン製作セイサク上ウエの都合ツゴウでこのように接続セツゾクしたほうが作ツクりやすい為タメです。
ヘッドホンタイプの時トキに気キになっていたのですが、接続セツゾク先サキを電源デンゲン→GNDにするとパターン設計セッケイが楽ラク
になります。特トクに、スピーカタイプのように「空中クウチュウ配線ハイセン」する場合バアイ、電源デンゲンラインの配線ハイセンが少スクなくなり、
非常ヒジョウに都合ツゴウ良ヨいです。(ただし、データシートと異コトなりますので保証ホショウはしません)
◎製作セイサク
 製作セイサクは特別トクベツな工具コウグは必要ヒツヨウありません。
基板キバンは「片面カタメンユニバーサル基板キバン」です。LA1800のリードピッチが基板キバンの穴アナピッチに合アいませんので、
今回コンカイは写真シャシン3のように「空中クウチュウ配線ハイセン」します。ICのリードは横ヨコに広ヒロげ(曲マげて)、余分ヨブンな部分ブブンはカットします。
LA1800部ブのGNDは「ベタGND」にしたいので、今回コンカイは「銅ドウ箔ハクテープ」を利用リヨウしました。
このテープは薄ウスい銅ドウ箔ハクで出来デキていて裏面ウラメンは「粘着ネンチャクテープ」になっています。この粘着ネンチャク部ブを基板キバンの
はんだ面メンに貼ハり付ツけます。
 銅ドウ箔ハクテープの面積メンセキが足タりない場合バアイは図ズ10のようにメッキ線セン等トウを利用リヨウして連結レンケツ(はんだ付ツけ)します。
このようにして「ベタGND」を作ツクってから、この上ウエにLA1800を実装ジッソウし、各カク抵抗テイコウ、コンデンサをICのピン
に直チョク付ツけしていきます。GND接続セツゾクの部品ブヒンは部品ブヒン下シタがベタGNDですからはんだ付ツけは楽ラクに行オコナえます。
スピーカアンプ部ブの部品ブヒン実装ジッソウは基板キバン部品ブヒン面メンです。この部分ブブンのGNDはベタGNDにしないでメッキ線セン等トウ
でGNDの順番ジュンバンを考カンガえながら行オコナいます。
LA1800部ブとNJM2073とのGND接続セツゾクポイントはLA1800部ブのC15近辺キンペンとVR1のGNDピンです。
◎スピーカアンプについて
 スピーカアンプは今回コンカイ、NJM2073を使用シヨウしています。他ホカメーカーでも良ヨいです。
ただし、今回コンカイのLA1800との組クみ合アわせではスピーカアンプのGAIN(利得リトク)は抑オサえたほうが良ヨいです。
 電源デンゲン電圧デンアツが3Vなので、あまりGAINが高タカいとすぐにスピーカアンプが波形ハケイクリップを起オこします。
NJM2073のGAINはデータシートによると+44dB(typ)です。このままですと、音量オンリョウボリュームを上アげた
場合バアイ、すぐに波形ハケイクリップを起オこします。そこで今回コンカイはNJM2073のGAINを下サげています。
このGAIN設定セッテイはデータシートに掲載ケイサイされていて図ズ9の回路図カイロズのようにR101,R102を追加ツイカして
GAIN設定セッテイを行オコナいます。この定数テイスウでGAINは約ヤク+28dBです。このGAIN設定セッテイにすれば音量オンリョウボリューム
最大サイダイで波形ハケイクリップが起オこる状態ジョウタイとなりました。これで、いやな波形ハケイクリップの問題モンダイは解消カイショウです。
音量オンリョウボリュームVR1は今回コンカイの場合バアイ、「半ハン固定コテイ抵抗テイコウ」です。FM受信ジュシンの場合バアイ、ひんぱんに
音量オンリョウボリュームをいじることは無ナいと思オモいますので、このような部品ブヒンを採用サイヨウしています。
◎評価ヒョウカ
 写真シャシン4に基板キバン部品ブヒン面メンを示シメします。
アンテナ線センに1mほどのビニール線センを用モチいて、
まずは地元ジモト局キョクを受信ジュシンしてみます。
やはり、少スコし大型オオガタのスピーカなので良ヨい音オトです。
次ツギに、地元ジモト局キョク以外イガイもダイヤルを回マワして選局センキョクしてみます。
良ヨく入ハイります。メーカー製セイのポータブルラジオと比較ヒカク
してみると、意外イガイと、この手テ作ツクりラジオのほうが感度カンド
が良ヨいです。そんなに良イいわけがないと思オモいつつ、
さらに他ホカメーカーのラジオとも比較ヒカクしてみましたが、
今度コンドは感度カンド差サは感カンじられません。
これらの差サはアンテナによる感カンじがします。
 スピーカタイプはアンテナを固定コテイして使用シヨウしますので、感度カンドはこちらのほうが有利ユウリです。
 写真シャシン3、4のように外観ガイカンはひどい物モノですが、非常ヒジョウに性能セイノウの良ヨいものとなりました。
ここで、気キを良ヨくして、もしやと思オモい、ヘッドホンタイプで苦戦クセンした「特定トクテイヘッドホン」を試タメしたくなりました。
ジャックはモノラル用ヨウなので、これに並列ヘイレツにステレオジャックを追加ツイカします。もう1つのチャンネル
の追加ツイカが面倒メンドウ(気キが急セいている)なので、ジャックのL/Rを接続セツゾクしてステレオヘッドホンに対応タイオウです。
ヘッドホンを接続セツゾクして聴キいてみると、「あの発振ハッシン」が発生ハッセイしていません。そんなワケは無ナいと思オモい、各種カクシュ
のヘッドホンを試タメしてみても発振ハッシンは起オこっていません。
ただし、妙ミョウに、「遠トオくで蝉セミが鳴ナいている」ような少スコし濁ニゴった音色ネイロです。
これは高域コウイキで発振ハッシンしているのかと思オモい、オシロスコープで波形ハケイを観測カンソクしてみると、案アンの定ジョウ、高域コウイキで発振ハッシン
しています。スピーカ負荷フカ時ジには発振ハッシンが起オきていなかったのですが、やはり、ヘッドホン負荷フカでは発振ハッシン
します。ここで、NJM2073のデータシートに記載キサイの発振ハッシン対策タイサクを施ホドコして対策タイサクします。
この部分ブブンが図ズ9のR104とC107です。これにより筆者ヒッシャの手元テモトにある各種カクシュスピーカ、ヘッドホンでは
発振ハッシンは起オこっていません。
(他ホカのヘッドホンの場合バアイ、定数テイスウ変更ヘンコウが必要ヒツヨウかもしれません)
 スピーカタイプは「気キまぐれ、思オモいつき」で製作セイサクしたのですが、性能セイノウの良ヨさにびっくりです。
しかも、製作セイサク時間ジカンは3時間ジカンです。あの、ヘッドホンタイプの苦戦クセンはなんだったのかと思オモいます。
5.5次ジ試作シサク
 スピーカタイプ(4次ジ試作シサク)は性能セイノウに満足マンゾクしていますが、やはり、ケースに収オサめなければなりません。
そこで、苦戦クセン中ナカのヘッドホンタイプをまた製作セイサクしてみました。これが5次ジ試作シサクです。(2009年ネン2月ガツ中旬チュウジュン)
◎回路カイロおよび構成コウセイ
 構成コウセイはスピーカタイプと同オナじで、回路カイロはアンテナラインに結合ケツゴウ回路カイロを追加ツイカしてヘッドホンジャックに
接続セツゾクし、各カク定数テイスウを若干ジャッカン、変更ヘンコウしています。
◎基板キバンパターン
 ケースデザインは2号機ゴウキと同オナじにしたいので、バリコンおよびヘッドホンジャック、表示ヒョウジLEDは同オナじ位置イチです。
ここで、「GNDパターンの長ナガさを極力キョクリョク、短ミジカくする」目的モクテキで他ホカの部品ブヒン配置ハイチは大幅オオハバに変更ヘンコウです。
スピーカタイプは銅ドウ箔ハクテープを利用リヨウしての「空中クウチュウ配線ハイセン」ですから、GNDは良好リョウコウです。
したがって、5次ジ試作シサクもGNDの距離キョリだけを優先ユウセンしてのパターン設計セッケイをしようという訳ワケです。
 試作シサクもここまで来クると、回路カイロは暗記アンキできるほどになっていますので、意外イガイと基板キバン設計セッケイは早ハヤく終オわります。
GNDの長ナガさを他ホカの試作シサク基板キバンパターンと比較ヒカクしてもかなり短ミジカくなっています。
これなら良ヨいものが出来デキるかなと思オモいながら、暖アタタかい日ヒを待マってエッチング作業サギョウです。
◎評価ヒョウカ
 小型コガタのインナーイヤーヘッドホンから試聴シチョウしてみました。このタイプは、あいかわらず安定アンテイ動作ドウサです。
次ツギに「あの発振ハッシンする特定トクテイヘッドホン」です。発振ハッシンの頻度ヒンドは今イマまでと比較ヒカクして極端キョクタンに少スクなくなっています。
なぜか受信ジュシン周波数シュウハスウの上限ジョウゲン付近フキンで発振ハッシンし、その他タの受信ジュシン範囲ハンイでは放送局ホウソウキョクがいない周波数シュウハスウで
時々トキドキ発振ハッシンしますが頻度ヒンドは少スクないです。特定トクテイヘッドホンの発振ハッシン現象ゲンショウに対タイしては少スコし不満フマンが残ノコりますが、
「こんなものかな」と思オモうしかありません。
他ホカのヘッドホンに対タイしては、まったく問題モンダイありません。
 ケースを胸ムネポケットに入イれて、屋外オクガイで歩アルきながら試聴シチョウしてみます。
大型オオガタヘッドホンをしたまま近所キンジョを歩アルくのは大変タイヘンはずかしい。(しかも、ヘッドホンを何本ナンボンも手テに持モっている)
物陰モノカゲで電波デンパが弱ヨワくなる場所バショでも特トクにおかしな発振ハッシン等トウも無ナく良好リョウコウです。2次ジ試作シサク(2号機ゴウキ)と比較ヒカクすると、
全体的ゼンタイテキに「受信ジュシンフィーリングが良ヨい」という印象インショウです。このへんの表現ヒョウゲンは難ムズカしいのですが、理由リユウとして、
・5次ジ試作シサクは音量オンリョウボリューム最大サイダイでも波形ハケイクリップしない設計セッケイ
があります。これにより、大型オオガタヘッドホンでもかなり大オオきな音オトにしても波形ハケイクリップ(歪ヒズミ)を起オこしません。
電源デンゲンが3Vのわりには大オオきな音オトでFM放送ホウソウが楽タノしめます。
また、選局センキョク操作ソウサ(同調ドウチョウ)をした時トキに7号機ゴウキ(5次ジ試作品シサクヒン)のほうが、「スッと放送局ホウソウキョクを引ヒき込コむ感カンじ」で
実ジツに快適カイテキです。(この辺ヘンの差サの原因ゲンイン、理由リユウは不明フメイ。)
 「特定トクテイヘッドホンの発振ハッシン」に対タイしては、頻度ヒンドが少スクなくなりましたが、これは、やはり、GNDの長ナガさなのかな
と思オモいます。ケースデザイン(選局センキョクダイヤル、ボリューム、ジャックの位置イチ)の「しがらみ」がありますので
バリコンの位置イチが固定コテイされて、これに合アわせようとすると、どうしてもGND長ナガが長ナガくなってしまいます。
 思オモい切キって、ケースデザインを変更ヘンコウするか、バリコンの代カわりにバリキャップダイオードを用モチいるのも
1つの解決策カイケツサクなのかなと思オモいます。
 いずれにしろ、今後コンゴもヘッドホンタイプの試作シサクが続ツヅきそうです。
6.まとめ
 ヘッドホンタイプとスピーカタイプの2種類シュルイを製作セイサクしてきましたが、ヘッドホンタイプは、まだ、最終サイシュウ型カタ
ではありません。「特定トクテイヘッドホン」での問題モンダイが残ノコっています。
スピーカタイプは「とりあえずのユニバーサル基板キバン」ですが、性能セイノウ面メンについては満足マンゾクしています。
以下イカ、スピーカタイプの感想カンソウを記シルします。
・接続セツゾクするスピーカは大オオきいものが良ヨいです。その後ゴ、使用シヨウしていない「ミニコンポ」
 のスピーカがありましたので、今イマはこれでFM放送ホウソウを楽タノしんでいます。
 ミニコンポと比較ヒカクすると音量オンリョウが物足モノタらないですが、約ヤク20畳ジョウの部屋ヘヤでもBGMとして
 聴キくには十分ジュウブンです。(電源デンゲンが3Vですから仕方シカタない)
 スピーカ専用センヨウとすれば、NJM2073は「BTL接続セツゾク」も出来デキますので、BTLにするのも
 良ヨいかもしれません。(BTLについてはデータシートを参照サンショウ願ネガいます)
・大型オオガタヘッドホンは音オトが良ヨいです。筆者ヒッシャは3000〜5000円エン程度テイドのヘッドホンで聴キいて
 います。あらためて、FMの良ヨさが分ワかる気キがします。
 音量オンリョウはヘッドホンのインピーダンスで異コトなります。ちなみに、
(32Ωの場合バアイ)
かなり大オオきな音オトです。少スコしGAINを下サげたほうが良ヨいかも
しれません。
(70Ωの場合バアイ)
丁度チョウド良ヨい音量オンリョウレベルです。
ただし、ヘッドホンの感度カンドにより異コトなるかもしれません。
 参考サンコウとしてスピーカ出力シュツリョクの波形ハケイクリップレベルおよびLA1800の14ピン電圧デンアツを以下イカに示シメします。
NJM2073スピーカ出力シュツリョク波形ハケイクリップ寸前スンゼンの振幅シンプクレベル(電圧デンアツ)
240mVrms ( 8Ω負荷フカ) R103 = 47Ω
LA1800の14ピン出力シュツリョク電圧デンアツ
約ヤク12mVrms
条件ジョウケン:SSGのdev=22.5KHz   14ピンの負荷フカは10KΩ
LA1800の14ピン出力シュツリョク電圧デンアツは負荷フカ抵抗テイコウの値アタイで異コトなります。
 つまり、スピーカ出力シュツリョクと14ピン出力シュツリョクの間アイダの電圧デンアツ利得リトクが約ヤク26dBあれば、ボリューム最大サイダイで波形ハケイ
クリップが起オこる計算ケイサンです。実際ジッサイのFM放送ホウソウ受信ジュシン波形ハケイは上記ジョウキの12mVrmsより若干ジャッカン大オオきいです。
したがって、スピーカアンプの利得リトク(GAIN)は20dB〜26dB位クライが適当テキトウかもしれません。
最終的サイシュウテキにはボリューム部分ブブンに抵抗テイコウR200、コンデンサC200を追加ツイカしています。
NJM2073のGAINはこれ以上イジョウは下サげられないので、R200を追加ツイカして下サげています。
もし、まだ大オオきいようでしたらR200の値アタイを上アげてください。
 NJM2073部ブのR103とC105は電源デンゲンラインの「デカップリング回路カイロ」です。出来上デキアがった後アトには
特トクにアンプ部ブの不具合フグアイがなかったので、現在ゲンザイはこの部分ブブンは削除サクジョしています。
無ナい方ホウがスピーカの最大サイダイ出力シュツリョクレベル(音量オンリョウレベル)の点テンで有利ユウリです。
 アンテナ線センは50cm〜1mほどのビニール線センなので、少スコし邪魔ジャマな気キがします。
プラスチックのケースにユニバーサル基板キバンを組クみ込コんで、アンテナには「ロッドアンテナ」を
用モチいれば使ツカい勝手ガッテの良ヨいものになるでしょう。また、ケースに入イれる場合バアイはバリコンの代カわり
に「バリキャップダイオード」を用モチいた方法ホウホウのほうが良ヨいと思オモいます。この場合バアイ、選局センキョク操作ソウサは
一般的イッパンテキなボリュームが使用シヨウでき、局キョク発ハツ部ブの配線ハイセン長ナガも特トクに注意チュウイする必要ヒツヨウが無ナく扱アツカいやすいです。
 表ヒョウ1にスピーカタイプの部品ブヒン表ヒョウを示シメします。
製作セイサクはケース加工カコウ等トウも無ナく、特別トクベツな工具コウグを必要ヒツヨウとしません。
たぶん、半日ハンニチもあれば出来デキると思オモいますので、暇ヒマつぶしにいかがでしょうか?
表ヒョウ1 スピーカタイプ 部品ブヒン表ヒョウ
部品ブヒン番号バンゴウ   内容ナイヨウ   型番カタバン   備考ビコウ  
C1,C2   セラコン   22pF      
C3,C10,C12,C16,C103 セキセラ   0.1μF(104)      
C4   セラコン   15pF      
C5   セラコン   220pF      
C6   セラコン   100pF      
C7,C9   セラコン   0.01μF(103)    
C8,C13   セラコン   33pF      
C11   ケミコン   47μF      
C14   セラコン   68pF      
C15   マイラー   1500pF(152)    
C100   ケミコン   1μF      
C101,C102   ケミコン   100μF      
C104,C106   ケミコン   100μF      
C105   ケミコン   100μF   無ナくても可カ  
C107   セキセラ   0.22μF(224) マイラーでも可カ
R1   カーボン抵抗テイコウ 3.3K      
R7   カーボン抵抗テイコウ 47Ω      
R103   カーボン抵抗テイコウ 47Ω   無ナくても可カ  
R100   カーボン抵抗テイコウ 10K      
R101   カーボン抵抗テイコウ 130Ω      
R102   カーボン抵抗テイコウ 4.7K      
R104   カーボン抵抗テイコウ 1Ω      
IC1   IC   LA1800      
IC2   IC   NJM2073      
XIC2   ICソケット   8P      
VC1   バリコン   CBM-223F-1F4    
XVC1   ダイヤル       バリコン用ヨウ  
L1   コイル   錫スズメッキ線センΦ0.6    
PC1   ユニバーサル基板キバン サイズ  47×72 片面カタメン  
BATT1   電池デンチ   単タン3 アルカリ    
XBATT1   電池デンチBOX          
J1   ジャック   Φ3.5モノラル スピーカ用ヨウ  
J2   ジャック   Φ3.5ステレオ ヘッドホン用ヨウ  
XXX   銅ドウ箔ハクテープ          
YYY   金属キンゾク6角カドスペーサ M3 メスーメス 20mm 基板キバン固定コテイ用ヨウ  
ZZZ   ビス   M3 2点テンセムス 基板キバン固定コテイ用ヨウ  
ケミコンの耐圧タイアツは電源デンゲンが3Vなので10V以上イジョウで可カ
◎おまけ
 コイルL1の巻マ数スウを2回カイにすると受信ジュシン範囲ハンイが約ヤク122MHz〜138MHzになりました。
この周波数シュウハスウ範囲ハンイには「航空コウクウ無線ムセン」があります。
 航空コウクウ無線ムセンの受信ジュシン環境カンキョウ(航空コウクウ基地キチが近チカいなど)に左右サユウされると思オモいますが、筆者ヒッシャの受信ジュシン環境カンキョウでは
この航空コウクウ無線ムセンが受信ジュシン出来デキました。ただし、感度カンドは悪ワルいです。しかも、航空コウクウ無線ムセンは交信コウシン時間ジカンが短ミジカく
受信ジュシン範囲ハンイも広ヒロいので、このままでは同調ドウチョウ操作ソウサが難ムズカしく、航空コウクウ無線ムセン受信ジュシン用ヨウには難ナンがあります。
余裕ヨユウが出デてきたら航空コウクウ無線ムセン受信ジュシン用ヨウにいじってみようと思オモいます。