スピーカー・ブザー・イヤホン・マイク

スピーカー

電気の流れを音に変えるもの

注意する点:入力電力(W),インピーダンス(Ω),取付けサイズ

ブザー

発信回路を内蔵し、電圧をかけることで音が出るもの

用 途 : 事務機器,無線機器,車両機器,遊戯機器,家庭電気機器等

注意点 : 使用電圧,音色(ブー・フリッカ・ホロホロ),音量

圧電ブザー,サウンダー

圧電素子と金属板を貼り合わせた振動板のたわみ振動を発音源としたもので、消費電力が非常に小さく、

無接点構造で電磁ノイズやスパークの発生がないため安全性も高く、小型軽量です。

家電製品,クロック・玩具,OA機器,自動車機器,防災機器,その他エレクトロニクス機器

クリスタルイヤホン

第2次大戦後に普及した耳栓式のイヤホンは、ロッシェル塩(酒石酸ナトリウムカリウム)の結晶を薄くスライスしたものが振動板として使われ、クリスタルイヤホンと呼ばれました。ロッシェル塩には機械的な圧力を加えると電圧が発生し、電圧を加えると外形が歪む、圧電効果という性質があります。 クリスタルイヤホンの振動板は、その後、チタン酸バリウムなどの圧電セラミックスに置き換わりました。現在、携帯電話の受話器や電子ブザーなど、身のまわりの電子音のほとんどは、圧電セラミックスの振動音です。

クリスタルマイク

構造的には、大きなクリスタルイヤホンです。
ロッシェル塩に圧力を加えると電圧が発生する原理を利用したマイクで す。後年、ロッシェル塩は結晶(クリスタル)ではないチタン酸バリウ ムなどのセラミック素材に置き換わったので、最近のものはセラミック・マイクと呼ばれます。

ダイナミックマイクユニット

現在、後で紹介するコンデンサー・マイクロフォンと双璧を成す形式のマイクで、最大の特徴は外部電源が要らないことです。これは磁界の中で導体が動くと電圧が生じるという発電機の原理で運動エネルギーを電気エネルギーに変換しているため自前で電圧の変化を作り出せるという動作の結果です。

コンデンサマイク

ダイナミック型のマイクが自分で電気を生成できるのに対し、コンデンサ型は二枚の電極間の距離の大小が静電容量の変化を生むという事実を元にこ の変化を電圧の変化に変換して電気信号を生み出しています。このためその静電容量の変化を電圧の変化に変換するため外部の電源が必要となります。