テキスト ボックス:               ジャンクラジオ 改造記
                   その2 航空無線改造編

                       2010年4月  KY
◎概要ガイヨウ
前回ゼンカイはジャンクラジオを復活フッカツさせました。
今回コンカイは受信ジュシン範囲ハンイを改造カイゾウした例レイを紹介ショウカイします。
FM放送ホウソウ帯タイの上ウエに「航空コウクウ無線ムセン」の周波数シュウハスウ帯タイがあります。
約ヤク120MHz〜135MHzぐらいの間アイダです。(他ホカの周波数シュウハスウにもあるようです)
ジャンクラジオの回路カイロを眺ナガめているうちに「ちょっとした改造カイゾウ」で受信ジュシンできることが
分ワかります。
◎改造カイゾウ内容ナイヨウ
○受信ジュシン周波数シュウハスウの変更ヘンコウ
FM受信ジュシン時ジの周波数シュウハスウ関係カンケイを図ズ6に示シメします。
一般的イッパンテキな「スーパーヘテロダイン」方式ホウシキで受信ジュシン波ナミ(FR)に対タイして常ツネに10.7MHzの周波数シュウハスウ
となるように局部キョクブ発振ハッシン(FO)を変カえています。
図ズ6の例レイでは
FO - FR = 90.2MHz - 79.5MHz = 10.7MHz
です。
したがって、局部キョクブ発振ハッシンの発振ハッシン周波数シュウハスウを他ホカの周波数シュウハスウにすればFM放送ホウソウ帯タイ以外イガイの周波数シュウハスウ局キョク
が受信ジュシン出来デキることになります。
○航空コウクウ無線ムセン受信ジュシンの周波数シュウハスウ関係カンケイ
図ズ7に周波数シュウハスウ関係カンケイを示シメします。
つまり、受信ジュシン周波数シュウハスウに対タイして「10.7MHz」高タカい周波数シュウハスウを発振ハッシンさせれば良ヨいわけです。
○改造カイゾウ方法ホウホウ
改造カイゾウ(変更ヘンコウ)は、
・局部キョクブ発振ハッシン周波数シュウハスウの変更ヘンコウ
・高周波コウシュウハ増幅ゾウフク(RF)の同調ドウチョウ定数テイスウ変更ヘンコウ
のみで、コイルとコンデンサの定数テイスウを替カえれば良ヨいわけです。
図ズ8、図ズ9ににオリジナルと変更ヘンコウ回路カイロの定数テイスウを示シメします。
コイルは「手巻テマき」しての自作ジサクです。
これがまた、楽タノしい♪
図ズ10に空ソラ芯シンコイルの外形ガイケイを示シメします。
ボビン径ケイはコイルを巻マく道具ドウグ(例タトえば、ドライバー、
鉛筆エンピツなど)の直径チョッケイで、線セン径ケイは線セン材ザイの直径チョッケイです。
筆者ヒッシャのL1,L2のデータを以下イカに示シメします。
(L1)
線セン径ケイ 0.5mm(スズメッキ線セン)
ボビン径ケイ 6mm
巻マき数スウ n = 2
スペース巻マき
コイル長ナガ 5mm
(L2)
線セン径ケイ 0.5mm(スズメッキ線セン)
ボビン径ケイ 6mm
巻マき数スウ n = 3
スペース巻マき
コイル長ナガ 6mm
筆者ヒッシャは「ドライバー」をボビンにしてコイルを巻マいています。
(たまたま、筆者ヒッシャのドライバーの直径チョッケイが6mmなのでこのようなコイル仕様シヨウ)
ボビン径ケイは正確セイカクに6mmにする必要ヒツヨウはありません。(後アトで、コイルの伸ノび縮チヂみをさせて調整チョウセイ)
写真シャシン4に製作セイサクしたコイルの外観ガイカンと図ズ11にコイルの向ムきを示シメします。
テキスト ボックス:       これで、改造終わり。(簡単、簡単!)
◎調整チョウセイ
調整チョウセイがまた楽タノしい♪
○計算値ケイサンチと実際ジッサイが異コトなる
局キョク発ハツ(局部キョクブ発振ハッシン器キ)の周波数シュウハスウを確認カクニンします。
図ズ12のように「1ターンコイル」をL1に近チカづけることによりL1の周波数シュウハスウを確認カクニンします。
(コメント)
1ターンコイル(または2ターンコイル)は特別トクベツなもので無ナく、
L1と同オナじ空ソラ芯シンコイルです。
L1製作セイサクの余アマったスズメッキ線センを利用リヨウして製作セイサクしています。
同調ドウチョウダイヤルの下シタ端タンと上ウエ端ハシで確認カクニンするとかなり下シタにずれています。
コイルは
伸ノばす → インダクタンスが小チイさくなるので周波数シュウハスウは上アがる
縮シュクめる → インダクタンスが大オオきくなるので周波数シュウハスウは下サがる
の関係カンケイがあり、縮チヂめてもFM放送ホウソウ帯タイがまだ入ハイります。
コイルの計算ケイサン値アタイでは巻マき数スウ(n)が3回カイです。基板キバンパターンの成分セイブンが大オオきいようなので
巻マき数スウを2回カイに変更ヘンコウしてみます。
今度コンドはかなり上ウエの周波数シュウハスウまで発振ハッシンします。
結局ケッキョク、計算値ケイサンチより1回カイ少スクない2回カイにすることに決定ケッテイ。
○調整チョウセイ
巻マき数スウを決定ケッテイしたので周波数シュウハスウ可変カヘン範囲ハンイを調整チョウセイします。
筆者ヒッシャは次ツギのようにして調整チョウセイしています。
�@同調ドウチョウダイヤルを下シタ端タンにする。
�AL1を伸ノび縮チヂみさせて約ヤク96MHzにする。
�B同調ドウチョウダイヤルを上ウエ端タンにする。
�Cトリマーコンデンサ「FM OSC」を調整チョウセイして約ヤク160MHzにする。
�DSSG(標準ヒョウジュン信号シンゴウ発生器ハッセイキ)から130MHzを入力ニュウリョク。
同調ドウチョウダイヤルで130MHzに同調ドウチョウさせ、トリマーコンデンサ
(FM RF)を調整チョウセイし、最大サイダイ感度カンドにする。
ポリバリコンの「トリマーコンデンサ部ブ」を写真シャシン5に示シメします。
発振ハッシン周波数シュウハスウが「96MHz〜160MHz」ですから受信ジュシン周波数シュウハスウは
85.3MHz〜149.3MHz
になります。
受信ジュシン範囲ハンイが当初トウショ思オモっていた範囲ハンイから広ヒロくなっています。
可変カヘン範囲ハンイを狭セバめる方法ホウホウはありますが、この場合バアイ、パターンの変更ヘンコウが伴トモナうので
これで妥協ダキョウすることにします。
○受信ジュシンテスト
筆者ヒッシャの仕事シゴト場バの頭上ズジョウに良ヨく色々イロイロな飛行機ヒコウキが飛トび交カっています。
アンテナは付属フゾクの「アンテナ線セン」をヘッドフォンに挿入ソウニュウすると受信ジュシン音オンはスピーカになり、
付属フゾクのヘッドフォンにすればヘッドフォンがアンテナになり、ヘッドフォンから音オトが出デます。
ダイヤルの下シタから受信ジュシンしていくとFM局キョクが入ハイり上端ジョウタン付近フキンでやけに強ツヨい局キョクが入ハイります。
なんの局キョクかなと良ヨく聴キいてみると、「CM」が入ハイります。これはTV(テレビ)局キョクと分ワかりますので、
TVの電源デンゲンをONして画像ガゾウを見ミると「4cH」です。
TV局キョクの4cHの周波数シュウハスウは調シラべていませんが、航空コウクウ無線ムセンよりはかなり上ウエのはず(170MHz?位クライ)。
かなり局キョク発ハツの周波数シュウハスウが上アがっているようです。
組込クミコみ時ジにズレたのかと思オモい再サイ調整チョウセイ。
あらためて、ダイヤルを回マワして受信ジュシンしてみます。FM以外イガイ入ハイらない!!!
航空コウクウ無線ムセンは交信コウシン時間ジカンが短ミジカいので受信ジュシン操作ソウサに根気コンキが要イります。
ダイヤル上端ジョウタン付近フキンでしばらく受信ジュシン操作ソウサをしていると、やっと「144MHzのアマチュア無線ムセン」
が入ハイりました。
ただし、近チカくのアマチュア局キョクのようで、この周波数シュウハスウ付近フキンでは感度カンドは良ヨくないようです。
130MHz付近フキンと思オモわれるところでしばらく受信ジュシン操作ソウサしていると今度コンドは航空コウクウ無線ムセンが
入ハイりました。いきなり、交信コウシン音オンが入ハイるのでびっくり!
航空コウクウ無線ムセンでの交信コウシンは独特ドクトクな発音ハツオンです。(なぜ、このような発音ハツオンをするのだろう?)
空ソラ(頭上ズジョウ)を見渡ミワタしてみると飛行機ヒコウキらしきものはいません。
たぶん、そんなに感度カンドは悪ワルくないなと自己ジコ満足マンゾク!!
製作セイサク後ゴは飛行機ヒコウキの音オトを耳ミミにすると「外ソトに飛トび出ダして試作シサク機キで聴キく」変ヘンなクセがつき、
「怪アヤしい人ヒト」になっています。
◎航空コウクウ無線ムセン改造カイゾウ偏ヘンのまとめ
○感度カンドについて
ICの20ピンにつながるL2、C2、バリコンの調整チョウセイでかなり異コトなります。
この部分ブブンは当初トウショの設計セッケイ値アタイではありません。
最適サイテキな定数テイスウを決キめるには「根気コンキ」が必要ヒツヨウです。
○受信ジュシン範囲ハンイ
根気コンキ良ヨく定数テイスウ変更ヘンコウし調整チョウセイすれば適度テキドな受信ジュシン範囲ハンイになると思オモいますが、この辺ヘンで
「良ヨし!」とします。
参考サンコウとして、受信ジュシン範囲ハンイを狭セバめる案アンを以下イカに記シルします。
オリジナルの「RF回路カイロ」を図ズ13に示シメします。
バリコンは4連レンで、すべて「トリマーコンデンサ」が付属フゾクしています。
FM部ブのトリマーおよびバリコン容量ヨウリョウは図ズ14のとおりです。
トリマーコンデンサを含フクめた容量ヨウリョウ範囲ハンイを「10pF〜50pF」と考カンガえて、このバリコン容量ヨウリョウ
で周波数シュウハスウ範囲ハンイを狭セバめる方法ホウホウを考カンガえてみます。
例タトえば、図ズ15の共振キョウシン回路カイロでの周波数シュウハスウは�@式シキになります。
例タトえば図ズ16のように
L = 0.043μH(43nH)
Ca = 68pF
Cb = 33pF
とすれば
バリコン最大サイダイ時ジ → f = 125.6MHz
バリコン最小サイショウ時ジ → f = 149.5MHz
となり、これによる受信ジュシン周波数シュウハスウは10.7MHzを引ヒけばよいので
バリコン最大サイダイ時ジ → f = 114.9MHz
バリコン最小サイショウ時ジ → f = 138.8MHz
航空コウクウ無線ムセンを受信ジュシンするには丁度チョウド良ヨい範囲ハンイです。
この方式ホウシキによる回路カイロ案アンを図ズ17に示シメします。
かなり、おおがかりな改造カイゾウです。
参考サンコウとして、L = 43nH の空ソラ芯シンコイルデータ(計算ケイサン値アタイ)を以下イカに示シメします。
(43nH)
線セン径ケイ 0.5mm(スズメッキ線セン)
ボビン径ケイ 6mm
巻マき数スウ n = 3
スペース巻マき
コイル長ナガ 6mm
以上イジョウの改造カイゾウ案アンは机上キジョウでの検討ケントウ(計算ケイサン)結果ケッカで、筆者ヒッシャは試タメしていません。
(ちょっと、おおがかりなので面倒メンドウになってきた)
なお、コイル値アタイは「43nH」で計算ケイサンしましたが、実際ジッサイには配線ハイセン(パターン)のインダクタンス分ブン
があるので、調整チョウセイが必要ヒツヨウになると思オモいます。
次回ジカイは短波タンパラジオへの改造カイゾウを予定ヨテイします。
(改造カイゾウ仕様シヨウ)
7MHz帯タイと9MHz帯タイを受信ジュシンする「2-BAND」短波タンパラジオ。
この周波数シュウハスウ帯タイは「海外カイガイからの日本語ニホンゴ放送ホウソウ」が多オオく、受信ジュシンし易ヤスいように
受信ジュシン範囲ハンイを狭セバめ、なおかつ、周波数シュウハスウ範囲ハンイを切換キリカエ。
切換キリカエは現状ゲンジョウの「AM/FM切換キリカエスイッチ」を利用リヨウ。
テキスト ボックス:           次号へ続く