テキスト ボックス:               ジャンクラジオ 改造記
                   その2 航空無線改造編

                       2010年4月  KY
概要ガイヨウ
前回ゼンカイはジャンクラジオを復活フッカツさせました。
今回コンカイ受信ジュシン範囲ハンイ改造カイゾウしたレイ紹介ショウカイします。
FM放送ホウソウタイウエに「航空コウクウ無線ムセン」の周波数シュウハスウタイがあります。
ヤク120MHz〜135MHzぐらいのアイダです。(ホカ周波数シュウハスウにもあるようです)
ジャンクラジオの回路カイロナガめているうちに「ちょっとした改造カイゾウ」で受信ジュシンできることが
かります。
改造カイゾウ内容ナイヨウ
受信ジュシン周波数シュウハスウ変更ヘンコウ
FM受信ジュシン周波数シュウハスウ関係カンケイ6にシメします。
一般的イッパンテキな「スーパーヘテロダイン」方式ホウシキ受信ジュシンナミ(FR)にタイしてツネに10.7MHzの周波数シュウハスウ
となるように局部キョクブ発振ハッシン(FO)をえています。
6のレイでは
FO - FR = 90.2MHz - 79.5MHz = 10.7MHz
です。
したがって、局部キョクブ発振ハッシン発振ハッシン周波数シュウハスウホカ周波数シュウハスウにすればFM放送ホウソウタイ以外イガイ周波数シュウハスウキョク
受信ジュシン出来デキことになります。
航空コウクウ無線ムセン受信ジュシン周波数シュウハスウ関係カンケイ
7に周波数シュウハスウ関係カンケイシメします。
つまり、受信ジュシン周波数シュウハスウタイして「10.7MHz」タカ周波数シュウハスウ発振ハッシンさせればいわけです。
改造カイゾウ方法ホウホウ
改造カイゾウ変更ヘンコウ)は、
局部キョクブ発振ハッシン周波数シュウハスウ変更ヘンコウ
高周波コウシュウハ増幅ゾウフク(RF)の同調ドウチョウ定数テイスウ変更ヘンコウ
のみで、コイルとコンデンサの定数テイスウえればわけです。
8、9ににオリジナルと変更ヘンコウ回路カイロ定数テイスウシメします。
コイルは「手巻テマき」しての自作ジサクです。
これがまた、タノしい♪
10ソラシンコイルの外形ガイケイシメします。
ボビンケイはコイルを道具ドウグタトえば、ドライバー、
鉛筆エンピツなど)の直径チョッケイで、センケイセンザイ直径チョッケイです。
筆者ヒッシャのL1,L2のデータを以下イカシメします。
(L1)
センケイ 0.5mm(スズメッキセン
ボビンケイ 6mm
スウ n = 2
スペース
コイルナガ 5mm
(L2)
センケイ 0.5mm(スズメッキセン
ボビンケイ 6mm
スウ n = 3
スペース
コイルナガ 6mm
筆者ヒッシャは「ドライバー」をボビンにしてコイルをいています。
(たまたま、筆者ヒッシャのドライバーの直径チョッケイが6mmなのでこのようなコイル仕様シヨウ
ボビンケイ正確セイカクに6mmにする必要ヒツヨウはありません。(アトで、コイルのチヂみをさせて調整チョウセイ
写真シャシン4に製作セイサクしたコイルの外観ガイカン11にコイルのきをシメします。
テキスト ボックス:       これで、改造終わり。(簡単、簡単!)
調整チョウセイ
調整チョウセイがまたタノしい♪
計算値ケイサンチ実際ジッサイコトなる
キョクハツ局部キョクブ発振ハッシン)の周波数シュウハスウ確認カクニンします。
12のように「1ターンコイル」をL1にチカづけることによりL1の周波数シュウハスウ確認カクニンします。
(コメント)
1ターンコイル(または2ターンコイル)は特別トクベツなものでく、
L1とオナソラシンコイルです。
L1製作セイサクアマったスズメッキセン利用リヨウして製作セイサクしています。
同調ドウチョウダイヤルのシタタンウエハシ確認カクニンするとかなりシタにずれています。
コイルは
ばす → インダクタンスがチイさくなるので周波数シュウハスウがる
シュクめる → インダクタンスがオオきくなるので周波数シュウハスウがる
関係カンケイがあり、チヂめてもFM放送ホウソウタイがまだハイります。
コイルの計算ケイサンアタイではスウ(n)が3カイです。基板キバンパターンの成分セイブンオオきいようなので
スウを2カイ変更ヘンコウしてみます。
今度コンドはかなりウエ周波数シュウハスウまで発振ハッシンします。
結局ケッキョク計算値ケイサンチより1カイスクない2カイにすることに決定ケッテイ
調整チョウセイ
スウ決定ケッテイしたので周波数シュウハスウ可変カヘン範囲ハンイ調整チョウセイします。
筆者ヒッシャツギのようにして調整チョウセイしています。
@同調ドウチョウダイヤルをシタタンにする。
AL1をチヂみさせてヤク96MHzにする。
B同調ドウチョウダイヤルをウエタンにする。
Cトリマーコンデンサ「FM OSC」を調整チョウセイしてヤク160MHzにする。
DSSG(標準ヒョウジュン信号シンゴウ発生器ハッセイキ)から130MHzを入力ニュウリョク
同調ドウチョウダイヤルで130MHzに同調ドウチョウさせ、トリマーコンデンサ
(FM RF)を調整チョウセイし、最大サイダイ感度カンドにする。
ポリバリコンの「トリマーコンデンサ」を写真シャシン5にシメします。
発振ハッシン周波数シュウハスウが「96MHz〜160MHz」ですから受信ジュシン周波数シュウハスウ
85.3MHz〜149.3MHz
になります。
受信ジュシン範囲ハンイ当初トウショオモっていた範囲ハンイからヒロくなっています。
可変カヘン範囲ハンイセバめる方法ホウホウはありますが、この場合バアイ、パターンの変更ヘンコウトモナうので
これで妥協ダキョウすることにします。
受信ジュシンテスト
筆者ヒッシャ仕事シゴト頭上ズジョウ色々イロイロ飛行機ヒコウキっています。
アンテナは付属フゾクの「アンテナセン」をヘッドフォンに挿入ソウニュウすると受信ジュシンオンはスピーカになり、
付属フゾクのヘッドフォンにすればヘッドフォンがアンテナになり、ヘッドフォンからオトます。
ダイヤルのシタから受信ジュシンしていくとFMキョクハイ上端ジョウタン付近フキンでやけにツヨキョクハイります。
なんのキョクかなといてみると、「CM」がハイります。これはTV(テレビ)キョクかりますので、
TVの電源デンゲンをONして画像ガゾウると「4cH」です。
TVキョクの4cHの周波数シュウハスウ調シラべていませんが、航空コウクウ無線ムセンよりはかなりウエのはず(170MHz?クライ)。
かなりキョクハツ周波数シュウハスウがっているようです。
組込クミコにズレたのかとオモサイ調整チョウセイ
あらためて、ダイヤルをマワして受信ジュシンしてみます。FM以外イガイハイらない!!!
航空コウクウ無線ムセン交信コウシン時間ジカンミジカいので受信ジュシン操作ソウサ根気コンキります。
ダイヤル上端ジョウタン付近フキンでしばらく受信ジュシン操作ソウサをしていると、やっと「144MHzのアマチュア無線ムセン
ハイりました。
ただし、チカくのアマチュアキョクのようで、この周波数シュウハスウ付近フキンでは感度カンドくないようです。
130MHz付近フキンオモわれるところでしばらく受信ジュシン操作ソウサしていると今度コンド航空コウクウ無線ムセン
ハイりました。いきなり、交信コウシンオンハイるのでびっくり!
航空コウクウ無線ムセンでの交信コウシン独特ドクトク発音ハツオンです。(なぜ、このような発音ハツオンをするのだろう?)
ソラ頭上ズジョウ)を見渡ミワタしてみると飛行機ヒコウキらしきものはいません。
たぶん、そんなに感度カンドワルくないなと自己ジコ満足マンゾク!!
製作セイサク飛行機ヒコウキオトミミにすると「ソトして試作シサクく」ヘンなクセがつき、
アヤしいヒト」になっています。
航空コウクウ無線ムセン改造カイゾウヘンのまとめ
感度カンドについて
ICの20ピンにつながるL2、C2、バリコンの調整チョウセイでかなりコトなります。
この部分ブブン当初トウショ設計セッケイアタイではありません。
最適サイテキ定数テイスウめるには「根気コンキ」が必要ヒツヨウです。
受信ジュシン範囲ハンイ
根気コンキ定数テイスウ変更ヘンコウ調整チョウセイすれば適度テキド受信ジュシン範囲ハンイになるとオモいますが、このヘン
し!」とします。
参考サンコウとして、受信ジュシン範囲ハンイセバめるアン以下イカシルします。
オリジナルの「RF回路カイロ」を13にシメします。
バリコンは4レンで、すべて「トリマーコンデンサ」が付属フゾクしています。
FMのトリマーおよびバリコン容量ヨウリョウ14のとおりです。
トリマーコンデンサをフクめた容量ヨウリョウ範囲ハンイを「10pF〜50pF」とカンガえて、このバリコン容量ヨウリョウ
周波数シュウハスウ範囲ハンイセバめる方法ホウホウカンガえてみます。
タトえば、15の共振キョウシン回路カイロでの周波数シュウハスウは@シキになります。
タトえば16のように
L = 0.043μH(43nH)
Ca = 68pF
Cb = 33pF
とすれば
バリコン最大サイダイ → f = 125.6MHz
バリコン最小サイショウ → f = 149.5MHz
となり、これによる受信ジュシン周波数シュウハスウは10.7MHzをけばよいので
バリコン最大サイダイ → f = 114.9MHz
バリコン最小サイショウ → f = 138.8MHz
航空コウクウ無線ムセン受信ジュシンするには丁度チョウド範囲ハンイです。
この方式ホウシキによる回路カイロアン17にシメします。
かなり、おおがかりな改造カイゾウです。
参考サンコウとして、L = 43nH のソラシンコイルデータ(計算ケイサンアタイ)を以下イカシメします。
(43nH)
センケイ 0.5mm(スズメッキセン
ボビンケイ 6mm
スウ n = 3
スペース
コイルナガ 6mm
以上イジョウ改造カイゾウアン机上キジョウでの検討ケントウ計算ケイサン結果ケッカで、筆者ヒッシャタメしていません。
(ちょっと、おおがかりなので面倒メンドウになってきた)
なお、コイルアタイは「43nH」で計算ケイサンしましたが、実際ジッサイには配線ハイセン(パターン)のインダクタンスブン
があるので、調整チョウセイ必要ヒツヨウになるとオモいます。
次回ジカイ短波タンパラジオへの改造カイゾウ予定ヨテイします。
改造カイゾウ仕様シヨウ
7MHzタイと9MHzタイ受信ジュシンする「2-BAND」短波タンパラジオ。
この周波数シュウハスウタイは「海外カイガイからの日本語ニホンゴ放送ホウソウ」がオオく、受信ジュシンヤスいように
受信ジュシン範囲ハンイセバめ、なおかつ、周波数シュウハスウ範囲ハンイ切換キリカエ
切換キリカエ現状ゲンジョウの「AM/FM切換キリカエスイッチ」を利用リヨウ
テキスト ボックス:           次号へ続く