リセットIC

リセットIC

 

 

 (1) 概要

 

 

CPU(マイコン)やロジックシステムは「リセット回路」が非常に重要な部分です。

図1は簡易的なリセット回路ですが、より確実にリセット

図1 簡易リセット回路

動作を行いたい時に専用の「リセットIC」を用います。

 

 

リセットICは電源ON時や電源瞬断時に電源電圧を

 

 

検出して確実にリセット信号を出力します。

 (2) 動作例
一般的な例では図2のように電源、GND、出力の3本の信号線で構成されています。
電源投入時は検出電圧レベル以上でリセット出力が「H」レベルになり、電源低下(瞬断)
時は検出電圧レベル以下で「L」レベルになります。
また、コンデンサCを追加して抵抗Rとの時定数によりリセット時間を設定します。

図2 動作例

 (3) 製品例

表1に取り扱いが簡単な3本足のミツミ製のPST600シリーズを示します。

電源電圧 10Vmax

消費電流 無負荷ON時 7μA(typ)

表1

型番

検出電圧

V(typ)

 

PST600C

4.5

PST600D

4.2

PST600E

3.9

PST600F

3.6

PST600G

3.3

PST600H

3.1

PST600K

2.5

        PST600C

        (TO-92パッケージ

詳細はメーカーのデータシートを参照願います。