平ラグ板

平ラグ板

1.概要

平ラグ板は写真1のように「絶縁物」の板に「端子金具」を取り付けたもので、
この端子金具を利用して部品を固定、はんだ付け出来るものです。

また、金具間の取り付けピッチもいろいろあり、「2.54mmピッチ」ではない部品の実装、はんだ付けには便利です。

写真1 平ラグ板 外観例 サトーパーツ L-3522-

10P

2.製作例

平ラグ板を利用した製作例を以下に紹介します。

図1にAMラジオ用1チップIC「LMF501T」を用いたAMラジオの回路図を示します。
電源は単3電池1本の1.5Vで、トランス「ST-45」を用いてスピーカを鳴らすものです。

ポリバリコンVC1、バーアンテナL1、トランスT1などのように少しサイズが大きい部品
実装は平ラグ板を用いると実装が楽です。

図2に「実体配線図」、写真2に完成見本を示します。

各部品は端子金具にはんだ付けし、隣の端子金具への配線(接続)はメッキ線を
利用し、配線間が長い場合は線材により配線しています。

この製作例ではサトーパーツの「L-3522-12P」を利用し、L1,VC1,VR1,T1などの
部品も平ラグ板に実装しています。

図2 実体配線図