・Ｕ１２７１Ａ、７２Ａ　新製品　工業用マルチメータ

41/2桁　30.000カウント

真の実効値測定※

２画面２段階バックライト　ディスプレー

２点の温度を同時測定

ＡＣ＋ＤＣ電圧/電流測定に対応

ＰＣ接続、データ転送が可能

・Ｕ１２４Ｘ、５Ｘシリーズとの違い

ヒューズの交換が容易

頑丈で持ちやすい形状

ボタンが大きい

保護等級ＩＰ５４（耐ほこり、耐水性が高い）

ローパス・フィルタサポート（高周波ノイズ/高調波カット可能）

可変周波数ドライブ（ＶＦＤ）の正確な測定が可能

･Ｕ１２７２Ａのみ

低入力インピーダンスモード

現場で混入しがちな浮遊電圧をカットできます（浮遊電圧；配線間の容量的結合や電磁的結合に起因して発生する電位差）

※真の実効値の説明
アナログのテスターやデジタルでも簡易なものは実際に測定するのは平均値になります。そして測定波形が正弦波だという仮定をして、測定された平均値に一定の乗数を掛けデジタル表示します。
アナログテスターでは、目盛り自身を一定の乗数を掛けた値にして置きます。このようにしますと、測定波形が正弦波でない時は、正しい実効値ではなくなります。
一方、実際に実効値を得るための演算回路を持ち正弦波以外の波形でも正しく実効値を得られるものもあります。これを真の実効値の測定が出来るといい単純な平均値測定と異なります。
真の実効値を測定できるものはコストも掛かりますので一般的には高価になります。交流波形の一周期分について、波形を時間一定間隔で細かく区切って、それぞれの電圧の絶対値を平均したのが平均値です。
一方、単純に平均するのでなく、２乗した値を加算していって、サンプル数で割り、その平方根を取ったものを実効値といいます。実効値とは、同じ電力を供給できる直流の電圧値のことです。
実効値は瞬時値の電圧の２乗を平均していくような計算になるわけで、波形のでこぼこが大きいほど平均値より実効値のほうが大きくなる割合がより大きくなります。