テキスト ボックス:        初歩の測定器活用、入門シリーズ
             第3回目
        アナログオシロスコープ   3回目
(同期について)
同期させるための「のこぎり波」は入力信号
を元にオシロスコープ内部で作られます。
同期操作はオシロスコープのパネル上では
図14のように「TRIGGER操作部」になります。
TRIGGERとは入力信号を検出することで、
これを(きっかけ)元にしてのこぎり波を
発生させます。
一般的なオシロスコープは外部からの
入力信号をきっかけとして同期信号(のこぎり波)
を発生し、このような方式を「起動掃引」方式
(Triggered Sweep)と言います。
図14の各操作部のブロック図を図15に示します。
(イメージ図で、からずしもこのブロックになるとは
限りません)
○ SOURCE選択
同期信号源を選択します。
(図15のブロックを参照)
CH1
CH1が同期信号源
CH2
CH2が同期信号源
LINE
電源ラインが同期信号源
EXT
EXT端子が同期信号源
通常は「CH1」にしておきます。
○ COUPLING選択
SOURCEで選択された同期信号源の結合方式
を選択します。
AC
DC成分を除去して同期信号に用います。
DC
そのまま用います。
TV
TV信号の場合に用います。
HF REJ
高周波成分を除去してから用います。
通常は「DC」を選択します。
○ SLOPE選択
画面からの開始が「立ち上がり」か「立ち下がり」から行うかの選択です。
開始レベルは次の「LEVEL」で設定します。
○ LEVEL
同期開始の電圧レベルを調整します。
以上をまとめると、「同期をかける」には、
・SOURCE選択
・COUPLING選択
・LEVELで開始レベルを調整
を行うことになります。
テキスト ボックス:        
        以下、次号へ続く