AI やIoT、ロボティクス、さらに省エネルギーで高効率な回路やデバイスの基礎研究ならび開発に邁進されている全国の高専生・大学生・大学院生の皆様へ。マルツエレックとDigiKey社がエレクトロニクス分野における学習や研究、開発に必要とされる電子部品を【無償提供】いたします。
◆結果発表(2024年7月開催)
最優秀賞
10万円相当のマルツポイントを進呈
①電気通信大学 情報理工学域 平地 様
アプリケーション名:動く板NEO
コメント(講評):
「動く板 NEO」は、既存のAGV(自律走行車両)に代わる新しいコンセプトのIoTスマートデバイスとして、非常に興味深いプロジェクトです。このプロジェクトの主な目的は、特定の用途に縛られない柔軟なプラットフォームを提供することで、多様なシステムやハードウェアとの連携・拡張を可能にする点です。特に、ソフトウェア開発者がAGVの制御に関する専門知識を持たなくても簡単に開発できる環境を整えることに焦点を当てています。
「動く板 NEO」は、リアルセンスカメラやLIDAR、GPSなどの多種多様なセンサーを搭載し、Jetson Nanoを用いたSLAM(自己位置推定)技術により自律走行を実現します。また、24Vのインホイールブラシレスモータを用いた強力な駆動力を持ち、屋外での使用にも耐えうる堅牢なボディと防水加工(IP64)を備えています。このため、工場や倉庫だけでなく、大学のキャンパス内や屋外での利用も見据えた設計がなされています。
さらに、「動く板 NEO」のもう一つの魅力は、APIを介したクラウドとの連携により、移動指令や速度制御が可能な点です。これにより、監視システムや自動運搬システムなど、さまざまなIoTシステムとの連動が容易に行え、新たな価値やサービスの提供が期待されます。実際の利用例としては、IoTカメラでの不審者検知を基に、動く板が指定位置まで自動で移動して状況を把握するシステムが考えられています。
プロトタイプの開発段階では、同等のセンサー類を搭載した機体での検証も進行中であり、安全性向上のためのLEDマトリクスによる表示機能の追加など、さらなる改良が進められています。今後の課題としては、実証実験を通じたフィードバックの収集と、それに基づくシステムの最適化が挙げられます。動く板 NEOが、次世代の自律走行モビリティの新しいスタンダードとして広く普及する可能性を秘めていることを期待しています。
アプリケーション名:動く板NEO
コメント(講評):
「動く板 NEO」は、既存のAGV(自律走行車両)に代わる新しいコンセプトのIoTスマートデバイスとして、非常に興味深いプロジェクトです。このプロジェクトの主な目的は、特定の用途に縛られない柔軟なプラットフォームを提供することで、多様なシステムやハードウェアとの連携・拡張を可能にする点です。特に、ソフトウェア開発者がAGVの制御に関する専門知識を持たなくても簡単に開発できる環境を整えることに焦点を当てています。
「動く板 NEO」は、リアルセンスカメラやLIDAR、GPSなどの多種多様なセンサーを搭載し、Jetson Nanoを用いたSLAM(自己位置推定)技術により自律走行を実現します。また、24Vのインホイールブラシレスモータを用いた強力な駆動力を持ち、屋外での使用にも耐えうる堅牢なボディと防水加工(IP64)を備えています。このため、工場や倉庫だけでなく、大学のキャンパス内や屋外での利用も見据えた設計がなされています。
さらに、「動く板 NEO」のもう一つの魅力は、APIを介したクラウドとの連携により、移動指令や速度制御が可能な点です。これにより、監視システムや自動運搬システムなど、さまざまなIoTシステムとの連動が容易に行え、新たな価値やサービスの提供が期待されます。実際の利用例としては、IoTカメラでの不審者検知を基に、動く板が指定位置まで自動で移動して状況を把握するシステムが考えられています。
プロトタイプの開発段階では、同等のセンサー類を搭載した機体での検証も進行中であり、安全性向上のためのLEDマトリクスによる表示機能の追加など、さらなる改良が進められています。今後の課題としては、実証実験を通じたフィードバックの収集と、それに基づくシステムの最適化が挙げられます。動く板 NEOが、次世代の自律走行モビリティの新しいスタンダードとして広く普及する可能性を秘めていることを期待しています。
優秀賞
5万円相当のマルツポイントを進呈
②電気通信大学 ロボメカ工房 永嶋 様
アプリケーション名:ロボメカ犬育成プロジェクト
コメント(講評):
機械学習を活用したスムーズな歩行、強力なトルクを発揮するアクチュエータ、そして多種多様なセンサーを組み込んだシステム設計が注目されます。これらの要素を組み合わせたロボットは、単なる機械ではなく、現実世界での応用が期待できる「インテリジェントなロボット」の開発を目指しています。
プロジェクトの進捗としては、犬型ロボットのCAD設計が完了し、脚部の組み立てが進行中です。これは、計画通りにプロジェクトが進行していることを示しており、学生たちのプロジェクト管理能力の高さを感じさせます。また、部品選定にも工夫が見られます。例えば、STM32H730VBT6という高性能マイクロコントローラを使用するなど、先進的な技術を採用している点が素晴らしいです。その他にも、各種センサーやパワフルなアクチュエータなど、機能性と実用性を兼ね備えた部品を採用し、予算の範囲内で最大限の効果を発揮する工夫がされています。
全体として、このプロジェクトは学生たちの創意工夫と技術力が光るものであり、今後の発展が非常に楽しみです。特に、実際のテストや改良を通じて、より一層高度な機能を実現するための挑戦が期待されます。
アプリケーション名:ロボメカ犬育成プロジェクト
コメント(講評):
機械学習を活用したスムーズな歩行、強力なトルクを発揮するアクチュエータ、そして多種多様なセンサーを組み込んだシステム設計が注目されます。これらの要素を組み合わせたロボットは、単なる機械ではなく、現実世界での応用が期待できる「インテリジェントなロボット」の開発を目指しています。
プロジェクトの進捗としては、犬型ロボットのCAD設計が完了し、脚部の組み立てが進行中です。これは、計画通りにプロジェクトが進行していることを示しており、学生たちのプロジェクト管理能力の高さを感じさせます。また、部品選定にも工夫が見られます。例えば、STM32H730VBT6という高性能マイクロコントローラを使用するなど、先進的な技術を採用している点が素晴らしいです。その他にも、各種センサーやパワフルなアクチュエータなど、機能性と実用性を兼ね備えた部品を採用し、予算の範囲内で最大限の効果を発揮する工夫がされています。
全体として、このプロジェクトは学生たちの創意工夫と技術力が光るものであり、今後の発展が非常に楽しみです。特に、実際のテストや改良を通じて、より一層高度な機能を実現するための挑戦が期待されます。
奨励賞
3万円相当のマルツポイントを進呈
③都城工業高等専門学校 平川 様
アプリケーション名:小動物(チンチラ)のための給餌機能つき体重計
コメント(講評):
「チンチラの体重管理と自動給餌システム」のプロジェクトが紹介されました。このプロジェクトは、チンチラの健康管理を目的としており、特に体重の測定と自動給餌のシステムを組み合わせることで、飼い主の負担を軽減しつつ、ペットの健康をサポートするアイデアが光ります。
このシステムの主な特徴は、チンチラが砂浴びを行うタイミングで自動的に体重を計測し、計測データに基づいて1日に必要なペレットの量を自動で計算し、給餌を行う点です。体重管理が必要な小動物全般に対応できるような拡張性も考慮されており、将来的にはアプリを通じて飼い主同士が情報を共有できるプラットフォームの構築も視野に入れています。このような工夫により、ペットの健康管理がより効率的かつ楽しいものになることが期待されます。
部品表を見ると、Raspberry Pi 3Bを用いた体重計のディスプレイや、給餌機を制御するためのサーボモーターなど、各コンポーネントがバランス良く選定されていることがわかります。また、アクリル板や3Dプリンタフィラメントの使用による自作パーツの工夫も見られ、コストを抑えつつも機能的なデザインを実現しています。
このプロジェクトは、ペットの健康管理を革新する可能性を秘めており、また飼い主の楽しみを増やす視点からも非常に優れたアイデアです。次のステップとしては、実際の運用テストを通じて、システムの精度や使い勝手をさらに向上させることが求められます。
アプリケーション名:小動物(チンチラ)のための給餌機能つき体重計
コメント(講評):
「チンチラの体重管理と自動給餌システム」のプロジェクトが紹介されました。このプロジェクトは、チンチラの健康管理を目的としており、特に体重の測定と自動給餌のシステムを組み合わせることで、飼い主の負担を軽減しつつ、ペットの健康をサポートするアイデアが光ります。
このシステムの主な特徴は、チンチラが砂浴びを行うタイミングで自動的に体重を計測し、計測データに基づいて1日に必要なペレットの量を自動で計算し、給餌を行う点です。体重管理が必要な小動物全般に対応できるような拡張性も考慮されており、将来的にはアプリを通じて飼い主同士が情報を共有できるプラットフォームの構築も視野に入れています。このような工夫により、ペットの健康管理がより効率的かつ楽しいものになることが期待されます。
部品表を見ると、Raspberry Pi 3Bを用いた体重計のディスプレイや、給餌機を制御するためのサーボモーターなど、各コンポーネントがバランス良く選定されていることがわかります。また、アクリル板や3Dプリンタフィラメントの使用による自作パーツの工夫も見られ、コストを抑えつつも機能的なデザインを実現しています。
このプロジェクトは、ペットの健康管理を革新する可能性を秘めており、また飼い主の楽しみを増やす視点からも非常に優れたアイデアです。次のステップとしては、実際の運用テストを通じて、システムの精度や使い勝手をさらに向上させることが求められます。
※第3回の敢闘賞は「該当者なし」といたしました。
この度はたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。