SPICE
LTspiceを活用した正規分布を考慮したモンテカルロ解析の基礎
マルツのSPICE入門講座「LTspice超入門」
第19回のテーマは、LTspiceを活用した正規分布を考慮したモンテカルロ解析の基礎です。
こちらの手法を応用することで、部品のばらつきが回路に与える影響の度合いを解析できます。試作、量産化を想定した場合、必要不可欠なシミュレーション手法です。
前回第18回もばらつきのシミュレーションですが、今回はその応用編です。
ばらつきに正規分布を考慮し、ガウス関数を採用して、ばらつきのシミュレーションを
実施したものです。
内容は以下の通りです。
1.過渡解析における正規分布を考慮したモンテカルロ解析
2.AC解析における正規分布を考慮したモンテカルロ解析
モンテカルロ解析は、任意のパラメータを指定して、ばらついた場合のシミュレーションが出来る解析です。
回路に与える任意のパラメータのばらつきの影響度合いを把握する事ができます。便利な解析手法の1つです。
mc関数はばらつきの範囲内で乱数を発生させます。実際の電子部品の製造においては、そのばらつきは正規分布に近似できます。
ここでは、ばらつきの方法を正規分布と想定し、ガウス関数を採用して、モンテカルロ解析を実施します。
任意のパラメータの値に正規分布を考慮してモンテカルロ解析を実施する場合の設定です。
サンプルプログラムを以下からファイルをダウンロードいただき、設定や操作をお試しください。
http://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/S19_MAR2015.zip
※リンク先の圧縮フォルダ中にパワーポイントの資料と、サンプルプログラムが入った圧縮フォルダが含まれています。
▽LTspiceの基本的な操作方法については、以下の資料で公開中です。
お問い合わせは下記フォームより、お願いいたします。
https://www.marutsu.co.jp/InquiryInput.jsp?inqContentType=14