IT技術がこれからの社会生活に必須となることが明らかになったため、プログラミング教育の必修化が小学校では2020年から、中学校では2021年から、高等学校では2022年から行われることが決まりました。プログラミングを学校の授業に取り入れることは素晴らしいことですが、教える先生は大変になるだろうと想像します。
小学校で教えるプログラミング教育はコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身につけることを目的とするそうです。プログラミング的思考とは「自分が求めることを実現するために、必要な動作や記号、またそれらの組み合わせを考え、どのように改善すればより意図したものに近くなるのかを考える論理的思考」というように定義されています。
PIECEはこの義務教育へのプログラミングの導入を先取りしたもので、13種類のモジュールを組み合わせることで、「音が鳴ると振動する」、「暗くなったらLEDが光る」といった動作を作りだせる電子回路キットです。モジュールは、入力、論理、出力、電源スイッチに分かれていて、これらを組み合わせることによりプログラミング的思考を育てることを目的としています。
入力モジュールには、ショックセンサー(振動を感じるとオン信号を出す)、明るさセンサー(周囲が明るいときにオン信号を出す)、音センサー(拍手のような音に反応してオン信号を出す)の3種類があります。論理モジュールにはNOT、AND、OR、TIMER、CONTROLの5種類、出力モジュールにはLED、メロディ、振動、モータドライバーの4種類があります。
TIMERモジュールを使うと時間の制御ができ、CONTROLモジュールを使うとLEDの光り方やモーターの動き方など、出力モジュールを制御することができます。用意されたモジュールを組み合わせることで、入力と出力の関係が理解できるようになり、身の回りの装置がどのように作られているのかが分かるようになります。
昔、電子ブロックやマイキットといった電子玩具がありました。実用性はありませんでしたが、エレクトロニクスに対する夢は育ててくれたように思います。そこでPIECEには、IT技術に対する夢を育ててくれるものと期待します。
電子回路モジュール PIECE(ピース) 【ZZ-01】 12,800円 |
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【セット内容】
・入力モジュール(3種類):ショックセンサー、明るさセンサー、音センサー
・論理モジュール(5種類):NOT、AND、OR、TIMER、CONTROL
・出力モジュール(4種類):LED、メロディ、振動、モータドライバー
・電源スイッチモジュール(microUSB端子付き)
・電池ボックス(単3電池×2本、別売)
・モータ
・ホーン
・延長ケーブル
・フック掛けパーツ(12本)
電源(別売):本機を動作させるためには乾電池またはUSB電源が必要です。
乾電池使用時/単3アルカリ乾電池×2本
USB使用時/USB電源(マイクロUSBジャックに接続)