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WaveForms 2015を使用すると多機能で高性能な測定器になる万能計測器「Analog Discovery2」好評発売中!

今回は、トランジスタ技術誌2018年2月号でも詳しく解説されている万能計測器Analog Discovery2を紹介します。Analog Discovery2は、2012年に発売されたAnalog Discoveryの後継機種です。Analog Discovery2は2015年に発売され、性能はかなり向上していますが機能はAnalog Discoveryとほとんど同じになっています。USB電源だけでなく外部電源も利用できるようになったことが大きな変更点です。
 

 Analog Discovery2の核になっているのはXilinx社のSpartan-6 FPGAで、電源を入れるとコンフィグレーションファイルが読み込まれてプログラムされ、PCにインストールされたWaveFormsソフトウェアとUSBにより通信する構成になっています。アナログ・デバイセズ社と共同で開発されたということで、アナログ・デバイセズ社のデバイスがたくさん使用されており、オシロスコープ、任意波形発生器、ロジックアナライザ、スペクトラムアナライザなど10種類以上の計測器の機能を持っています。現在は、100MHzのオシロスコープが10万円程度で購入できるようになりましたが、これだけの機能が低価格で入手できるというのも昔を知る人間からすれば驚きです。

 
 無償で提供される専用ソフトウェアWaveForms 2015は、Analog Discovery2だけでなくブレッドボードで回路設計や実験ができるDigilent社のElectronics Explorerでも使用できます。WaveForms 2015は、WindowsだけでなくMacやLinuxでも動作するクロスプラットフォーム対応になっています。

 
 Analog Discovery2の端子配置は下図のようになっていて、2×15のフライワイヤー信号ケーブルを接続します。16本のディジタルI/Oは,ロジックアナライザ,パターン発生器,デジタルI/Oで共有し常に入力ですが、一部は出力としても使用できます。

 

 

  

●Analog Discovery2で使用できる計測器
・2chオシロスコープ(差動入力、14ビット分解能、100Msps、30MHz)
・2ch任意波形発生器(14ビット分解能、100Msps)
・ステレオオーディオアンプ
・16chパターン発生器
・16ch仮想デジタルI/O
・16chロジックアナライザ
・2入力/出力デジタルトリガ
・2出力プログラマブル電源
・1ch電圧計(AC/DC、±25V)
・ネットワークアナライザ
・スペクトラムアナライザ
・デジタルバスアナライザ

 
●付属品
・Analog Discovery2本体 ×1
・USBタイプA-microB接続ケーブル ×1
・2×15フライワイヤー信号ケーブル ×1
・6ピンヘッダ ×5
・プラスチック収納ケース ×1

 

万能計測器 Analog Discovery2
【410-321】34,800円

 

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