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Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「キットを使用して産業向け予知保全アプリケーションを素早く開発する」
「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。
今回は、工場などの製造設備が故障する前に情報を収集して対策を立てる予知保全において、STMicroelectronics社のキットを利用する方法について解説した記事をご紹介します。
■キットを使用して産業向け予知保全アプリケーションを素早く開発する
インターネットを活用したスマート工場がこれからの製造現場の主役になると言われています。スマート工場では各機械がインターネットで結ばれ、生産管理や予知保全に活用されます。予知保全とは、機械が故障する前に不具合の発生を予測して対策することです。従来は、人間が経験を頼りに行っていたのですが、インターネットを活用することでコストを下げて正確に予知保全を実施することができるようになります。
今回ご紹介する【アプリケーションラボ】の記事では、STMicroelectronics社の状態監視や予測保守用に設計された工業用リファレンスデザインキットを利用して、機械が故障する可能性がある状態を特定する方法について解説しています。このキットには、温度/湿度センサ、圧力センサ、MEMSマイクロフォンなどを搭載したボードと予知保全用の関連ソフトウェアが含まれています。状態監視アプリケーションは、センサのデータを収集し、モーションセンサから周波数領域、RMS、ピーク加速度値などを計算して出力します。これらのデータを常に監視比較することで、故障の可能性を示す状況を早期に検知することができます。
ここで解説されている予知保全開発キットは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
予知保全開発キット 【STEVAL-BFA001V1B】 15,539円 |
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IO-Link評価ボード 【STEVAL-IDP004V1】 16,347円 |
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下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。
■IoTアプリケーションにおける半導体技術を使用した効果的な温度検出
温度を測定するにはサーミスタや熱電対、測温抵抗体(RTD)などが使われますが、IoT機器では半導体温度センサが様々な面で有利です。ここでは、それぞれのセンサの利点と欠点について解説し、半導体温度センサの効果的な使い方を解説しています。
■包括的なPLCリファレンス設計を使用して産業用IoTアプリケーション開発を迅速化
産業用IoTとしてマイコンによるPLCがシステムの制御に採用されつつあります。ここでは、PLCによるI/O設計について詳しく解説しています。