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TCA4370ホットスワップ可能I2Cバス/SMBusバッファ

TexasInstrumentsのバッファはスタックバスリカバリを装備


 Texas InstrumentsのTCA4370は、データやクロックバスを破損することなく、動作中のバックプレーンへのI/Oカードの挿入をサポートする、ホットスワップ可能なI2Cバスバッファです。カード上でのバスの競合が発生することなく、STOPコマンドが発行されるまで、またはバスアイドル条件がバックプレーンで発生するまでの間、制御回路はバックプレーン側のI2Cライン(in)がカード側のI2Cライン(out)に接続されることを防止します。接続が行われると、このデバイスは双方向のバッファ処理を行い、バックプレーンとカードの容量を分離した状態に維持します。挿入中、SDAとSCLラインは1Vにプリチャージされ、デバイスの寄生容量を充電するのに必要な電流を最小限に抑えます。

 TCA4307はスタックバスリカバリを備えており、これにより、SDAOUTとSCLOUTのいずれかが約40ms間ローであることが検出されると、バスを自動的に切断します。バスが切断されると、デバイスはSCLOUTで最大16パルスを自動的に生成して、バスをローに保持しているデバイスのリセットを試みます。I2Cバスがアイドルのとき、TCA4307はENラインをLOWに設定することで、シャットダウンモードに移行して消費電力を低減できます。ENをHIGHにすると、TCA4370は通常動作を再開します。

 このバッファには、バックプレーン側とカード側が接続されていることを示すオープンドレインのREADY出力ピンが含まれています。READYがHIGHのときは、SDAINとSCLINはSDAOUTとSCLOUTに接続されています。2つの側が切断されているとき、READYはLOWになります。


特長

    • ●I2Cバス信号の双方向データ転送をサポート
    • ●電源電圧範囲:2.3V~5.5V
    • ●周囲空気温度範囲:-40℃~+125℃
    • ●自動バスリカバリを備えたスタック
    • ●SDAとSCLラインのプリチャージ(1V)により、ライブ挿入時の破損を防止
    • ●標準モードと高速モードのI2Cデバイスに対応
    • ●クロックの延長、調停、同期をサポート
    • ●電源オフの高インピーダンスI2Cピン

応用

    • ●サーバ
    • ●企業用スイッチング
    • ●電気通信スイッチング装置
    • ●基地局
    • ●産業用オートメーション装置

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