SDメモリーカードに記録されたMP3形式の音声や音楽ファイルを高音質で再生できる音楽プレーヤーボード完成品です。
(ボード自身は完成品ですが、外部との接続と動作モードの設定にはハンダ付けが必要です。)
8個の押しボタンスイッチによる8種類の音声の指定・再生や、パラレルまたはシリアル制御により再生ファイルの指定、内蔵の電子ボリュームの調整なども可能(ハンダ付けにより動作モード設定必要)で、しかもSDカードメモリーをほとんど同じ約51mm×33mm程度の小型サイズなので、おもちゃやロボットや装置に容易に組込め、マイコンやスイッチ、リレーで制御すれば、話すおもちゃやロボット、稼動状態を話す装置、測定値を話す電圧計などが簡単に実現できます。しかもステレオ出力です。
2.54mm ピッチの一列のコネクタを経由して、電源、ヘッドホン(またはアンプ)、再生スイッチ、音量調整スイッチなどを接続すればすぐに使えます(ただしボードですのでハンダ付け必要)。
特長◆MP3 形式の音声や音楽ファイルを再生
◆ステレオ出力。32 ステップの電子ボリューム内蔵。
◆使用可能なSD メモリーカードは32M から2G バイトまで(2GバイトのSD カードが付属)
◆ 4種類の動作モード搭載:
(注:シリアルモードはすべてのモードで同時に機能します)
---MP3 モード:外部スイッチで再生、停止、音量増減など可能
---ダイレクトプレイモード1 と2(出荷時の設定「1」):8個の外部スイッチで8 音を指定し再生、音量増減など可能
---パラレルシリアルモード:9 個の外部スイッチからのコマンドでファイルの指定、再生、停止、音量増減など可能
---シリアルモード(すべてのモードで同時に機能します):シリアル通信線(2 本)からのコマンドでファイルの指定、再生、停止、音量増減など可能
注意:モードの設定、入力端子の制御は端子へのハンダ付けが必要です。また、プリント基板のままで使用しますので、電気の知識が必要です。音出力は200mVpp 程度で、ヘッドホン用です。直接スピーカーを駆動することはできません。スピーカーを接続する場合は別途オーディオアンプ(MK-400B など)が必要です。SD メモリーカードの裏面に部品のピンがあたり、カード裏面に傷が付く場合があります。
使用上の注意:注:MP3の形式によっては音が途切れる、またはノイズが出る場合があります(ISO11172-3、CBR+VBR+ABRに対応)。また、なんらかのファイル形式変換ソフトウェアでMP3形式以外のファイルをMP3に変換した時に、オリジナルよりも速いビットレート(たとえばオリジナルが64kbps、MP3が192kbpsなど)で変換した場合、正しく再生できない、または「ギャー、ピー「などのノイズを発生する場合があります。ビットレートを下げたファイルを再度作成すると改善できる場合があります。
注:再生時に小さなノイズ(ポツポツ音)が出ます。
注:付属のSDカードには動作確認用に音ファイルが入っている場合があります。
注:付属のSDカード以外のSDカードを使用される場合は、クラス4以上の高速リードライト可能なSDカードをご利用ください。クラス4以上でも使用できない場合があります。できるだけ付属のSDカードをご利用ください。
注:出荷時はモード設定「11」の「ダイレクトモード1」となっています。 ダイレクトモードでの「PL端子」によるランダム再生はできません。ダイレクトモードで再生中に任意の再生開始端子をアクティブにすると再生を停止し、指定したファイルを再生します。単純に停止させる機能はありません。 ダイレクトモード2(モード10)では再生開始端子を押し続けている間は、繰り返し同じファイルを再生します。また電源オン時にいずれか1つの再生開始端子がグランドの場合は対応するMP3 ファイルを自動再生します。しかしダイレクトモード1(モード11。出荷時の設定)では繰り返し再生しませんので、ご注意ください。
注:電源投入後10秒程度経過してからご使用ください。
注:MP3ファイルの先頭の約1秒弱(0.2秒typ)は再生されません。無音部分を必ず入れてください。
注:P0からP7までの再生開始端子、ボリューム端子などすべてのスイッチ端子取り付けるスイッチはチャタリング(あばれ)が少ないもの(50ミリ秒以下)をお使いください。基本的に機械式リレーの接点はチャタリングが大きいので使用できません。超小型組込み用MP3プレーヤーボードの説明書はこちら(PDFファイル)注:製品に取扱説明書(製品マニュアル)、回路図などは付属しません。