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低消費電力でメッシュネットワークに対応しIoT機器に適した無線通信モジュール「Digi XBee3 ZigBee3.0」好評発売中!

   今回は、Digi International社が販売する「Digi XBee3 ZigBee3.0」無線通信モジュールをご紹介します。Digi International社は、米国ミネソタ州に本社を置く産業用IoT関連製品を開発/販売する企業です。

 XBee3は、IEEE802.15.4で標準化されている無線通信規格ZigBeeを採用したモジュールで、初期の製品からは3世代目になります。前世代品に比べて大幅に小型化(25mm×28mmから13mm×19mm)され、より低消費電力になっています。

 XBee3はZigBeeプロトコルで動作させることを前提にしていますが、ファームウェアを書き換えることによりWi-FiやBluetoothで動作させることができます。ZigBeeはBluetoothに比べて通信速度が遅い代わりに、スリープからの復帰時間が短く低消費電力であることやメッシュネットワークを構築できるという利点がありましたが、Bluetoothの仕様が改善されて現状ではZigBeeの利点を発揮しにくくなっていることに対応するためです。しかし、ZigBeeには、メーカー独自の仕様(Private Profile)で運用できるという利点は残されています。

 また、Zigbeeの仕様を策定しているZigbee Allianceは、最近になってアマゾン、アップル、グーグルなどと共に、IoT機器の相互接続を簡素化する「Connected Home over IP」規格の開発を行うことも公表しています。

  「Digi XBee3 ZigBee3.0」はISMとして開放されている2.4GHz帯を使用しますが、アンテナの違いによりU.FLアンテナ型とPCBアンテナ型があります。U.FLアンテナ型はU.FLアンテナを基板に接続して使用し、PCBアンテナ型はプリント基板のパターンをアンテナとして使用します。PCBアンテナ型は省スペースですが、指向性があります。どちらも技適認証は取得済みですが、U.FLアンテナ型はU.FLアンテナとセットで認証を取得していますので、必ず該当するアンテナを使用してください。

 XBee3の設定は、無償の開発ツールXCTUをダウンロードして行うことができます。さらにXCTUは、MicroPythonによるプログラミングが可能になっています。

XBee3 ZB/U.FLアンテナ型
【XB3-24Z8UT-J】 2,780円
XBee3 ZB/PCBアンテナ型
【XB3-24Z8PT-J】 2,780円
GROVE XBeeキャリア
【113020004】 2,102.22円

 

 

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