SPICE
LTspiceにおける結合係数Kの活用方法について(SPICE入門講座)
マルツのSPICE入門講座「LTspice超入門」。
LTspiceにおける「結合係数K」の活用方法をご紹介する資料と、サンプルプログラムを公開しました。
結合係数Kは主に、トランスの表現、ワイヤレス給電の表現といったシーンで活用されます。
サンプルプログラムを以下からダウンロードいただき、設定や操作をお試しください。
リンク先の圧縮フォルダ中にパワーポイントの資料と、サンプルプログラムが入った圧縮フォルダが含まれています。
http://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/K_LTspice.zip
結合係数の記述は、[Edit]=>[SPICE Directive] で行います。.OPでも記述できます。
結合係数の値の最大値は「1」です。1で100%の伝達を示します。
現実の回路において、100%の伝達はありえませんので、電源回路のトランスの場合、0.9999の値を推奨します。また、コイルについては、2個の設定だけではなく、任意に結合させる対象となるコイルを増やすことができます。
図:結合係数の記述について
◎ K=0.9999 の場合
◎ K=0.80 の場合
半導体のSPICEモデルだけではなく、受動部品のSPICEモデルの解析精度を向上させると、再現性が格段に向上し、実機波形を模擬することが可能です。
LTspiceの基本的な操作方法については、以下の資料で公開中です。
LTspice超入門 マルツエレック marutsuelec from マルツエレック株式会社 marutsuelec
LTspiceの操作方法に関する資料は、下記のページからダウンロードいただけます。
http://select.marutsu.co.jp/list/detail.php?id=240
マルツではSPICEを活用した回路シミュレーションサービスをご提供しております。
回路シミュレーションに関するご相談は随時受け付けております。
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