SPICE
ABM(Analog Behavioral Modeling)によるテーブル表現
マルツのSPICE入門講座「LTspice超入門」
今回は、ABM(Analog Behavioral Modeling)によるテーブル表現をご紹介します。
回路解析シミュレーションをする場合、必要なデバイスのSPICEモデルを準備する必要があります。
その際に「モデリング」を行う必要があります。
モデリングはモデルベース開発には必須の技術であり、必要なデバイスについて「等価回路化」を行い、SPICEに実装します。
モデリングは、素子レベルから回路レベルまで様々であり、デバイスモデリングの手法で応用性があるのは、「ABM(Analog Behavioral Modeling)」を採用したモデリングです。これは、システムレベルからブロックレベルまで再現でき、自由度の高いモデリングです。
ABMを理解することでモデルベース開発に必要なデバイスモデリング技術が飛躍的に向上します。
今回のABMはテーブルの素子であるTABLEをご紹介します。
PSpiceのモデルをLTspiceに移植し、LTspiceの等価回路モデルを作成してみましょう。
* source ABM_TABLE
E_TABLE1 N00157 0 TABLE {V(N00144)} 0V 0V
+ 1V 1V
+ 2V 4V
+ 3V 9V
+ 4V 16V
V_V1 N00144 0 0Vdc
R_R1 0 N00157 100MEG
こちらのサンプルシミュレーションデータを公開しています。
サンプルプログラムを以下からファイルをダウンロードいただき、設定や操作をお試しください。
http://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/ABM_TABLE_LTspice..zip
※リンク先の圧縮フォルダ中にパワーポイントの資料と、サンプルプログラムが入った圧縮フォルダが含まれています。
LTspiceの基本的な操作方法については、以下の資料で公開中です。
LTspice超入門 マルツエレック marutsuelec from マルツエレック株式会社 marutsuelec
LTspiceの操作方法に関する資料は、下記のページからダウンロードいただけます。
http://select.marutsu.co.jp/list/detail.php?id=240
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