今回ご紹介するのは、Kionix社製の3軸加速度センサーKXR94-2050を搭載したモジュール基板です。Kionix社は米国ニューヨークに本拠を置く半導体メーカーで、加速度センサーを中心とするMEMSセンサーを開発・販売しています。2009年から日本のロームのグループ企業になっています。
![](https://ci3.googleusercontent.com/proxy/5kx2aEirpLogHtOzTM-MbfdTJzocJlotSusjX9GUrhDO-QnRumwDosPUaulnzZ_9Mvj0xJUjIEs2GiAAqsiQgp1oalXNbPu0m5o=s0-d-e1-ft#https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/select/images/img171207_02v2.JPG)
加速度センサーは、急な動作や傾き、振動、衝撃などを検出できるセンサーです。用途は様々ですが、最近ではスマートフォンやゲームコントローラーにも使用されており、急速に需要が増えています。
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KXR94-2050は、可動部と固定部の動きの変化による容量変化を検出する静電容量方式の3軸加速度センサーです。フルスケールで±2gの加速度を3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向で検出することができます。センサ素子はX、Y、Z軸ごとに32kHzのレートでラウンドロビン方式で順次サンプリングされ、各軸ごとにアナログ電圧として出力します。0gのときの出力電圧は、電源電圧の1/2になります。
KXR94-2050の外形は5×5×1.2mmのDFN(Dual Flatpack No-leaded)プラスチックパッケージでとても小さく、手作業ではんだ付けするのは困難です。そこで、このモジュールは、ブレッドボードやユニバーサル基板で扱いやすい8ピンで2.54ピッチのDIP形状にしました。使いやすくするためにKXR94-2050に内蔵されているマルチプレクサ機能は使用せず、ピン数を減らしています。
![](https://ci4.googleusercontent.com/proxy/APC0CDrhSDi4EOZgwIIMCF9FQhpdQYt5MxaayxwGux43mQ0FyuEKY9O2aN8bHSMX7HhEyDFpwo0rddhbEQ2RiglzLwASZC-cSDM=s0-d-e1-ft#https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/select/images/img171207_15v2.jpg)
3軸加速度センサ KXR94-2050 DIP化モジュール
【MDK022】 990円
![](https://ci4.googleusercontent.com/proxy/au3QXpqdNlOcT8yU2B2ufmTp6Ugo8xA2GxngwDmFU2yK7gBVvKDP8-_p9T8cZv86ti5nZDZWjzeDYYeB7XGvBuZ4kqk=s0-d-e1-ft#https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/select/images/btn_cart.jpg)
●KXR94-2050 DIP化モジュールの主な仕様
電源電圧+2.5V~+5.25V(推奨電圧+3.3V)
消費電流1030μA(typ)
待機時消費電流5μA(max)
測定レンジ±2g
感度660mV/g(25℃、Vdd=3.3V時)ゼロg時
オフセット電圧1.65V(25℃、Vdd=3.3V時)
測定値出力:アナログ電圧値
動作温度範囲-40~+85℃1kHz
LPF内蔵、周波数帯域800Hz