【目次】


第1部　信号解析の基礎

　第1章　信号数学の準備

　第2章　正規直交基底とディジタル信号解析


第2部　DFT…ディジタル・フーリエ変換

　第3章　ディジタル・フーリエ変換(DFT)の基礎

　第4章　DFTの諸性質と一般化

　第5章　DFTによる信号分析の基礎

　第6章　DFTによるいろいろな信号分析


第3部　FFT…高速フーリエ変換

　第7章　高速フーリエ変換(FFT)の考え方

　第8章　FFT計算アルゴリズム

　第9章　FFTによる信号処理応用[数学関数編]

　第10章　FFTによる信号処理応用[データ処理編]

　第11章　FFTによる信号処理応用[システム設計編]


第4部　DCT…ディジタル・コサイン変換

　第12章　DFTからDCTへの橋渡し

　第13章　DCTによる信号解析の基礎

　第14章　DCTとフィルタ・バンク

　第15章　DCTとマルチレート信号処理

　第16章　DCT、IDCTの効率的構成法と高速計算アルゴリズム

　第17章　DCTによる信号処理応用


第5部　総　括

　第18章　DFT、FFT、DCTのまとめ

　近年、ディジタル・テレビ放送、JPEG/MPEG、ブロードバンドなど、通信/放送や画像処理に関連する言葉をよく聞きます。こうしたマルチメディア情報通信ネットワークを支える基本技術、とりわけ「信号処理」に関する数学的な基礎を身につけておくことは、技術者にとって必要不可欠です。このような状況をふまえ、基本となる「信号数学」――DFT、FFT、DCTの基礎とそれらの信号処理応用を学ぶための参考書として、本書が執筆されました。
　本書は、ロング・セラーを記録した『やり直しのための工業数学』の姉妹書です。