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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。
今回は、アナログ・デバイセズ社の高精度アナログマイクロコントローラをIoTのエッジ端末に活用する方法について解説した記事をご紹介します。
■自己較正アナログスマートマイクロコントローラによりIoTエッジのインテリジェンスを向上
アナログ・デバイセズ社は、2012年にADuCM360/ADuCM361という高精度なアナログマイクロコントローラを発表しました。アナログマイクロコントローラとは、簡単に言うとワンチップでデータ収集システムを構築できるデバイスです。
最近の産業用IoT機器では、数多くのデータを集めて処理し、さらにAI処理を行うなど複雑な処理が求められていますが、ADuCM360/ADuCM361は消費電力を下げて部品点数を減らすことができるので、そのようなエッジ処理を実現するのに最適なデバイスです。
 < ADuCM360のブロック図 >
ADuCM360は、搭載されているArm Cortex-M3により2個の24ビットΣ-ΔA/Dコンバータを制御し、センサデータを4kサンプル/秒でキャプチャできます。入力は11チャンネル(差動6ch)まで可能です。ADuCM361は搭載されているA/Dコンバータが1個で、その他の機能やピン配置はADuCM360と同じです。
ADuCM360/ADuCM361は、128Kバイトのフラッシュメモリと8KバイトのSRAMを搭載しています。フラッシュメモリにはSRAMに書き込むのと同様に直接書き込めるので、フラッシュメモリをプログラムメモリやEEPROMとして使用することができます。ADuCM360の特長はフル動作時の消費電力が1mAと極めて少ないことと、A/Dコンバータの自己較正機能があることです。そのため複数のバルブやモーターを使ったプロセス制御などを高精度に行うことができます。なお、機能は同じですが、256Kバイトのフラッシュメモリと24KバイトのSRAMを搭載したADuCM362/ADuCM363も用意されています。
 < EVAL-ADuCM360QSPZ >
【アプリケーションラボ】では、産業用IoTの現状について解説した後、アナログ・デバイセズ社のADuCM360の特長や使い方を解説しています。ADuCM360の評価用としては、EVAL-ADuCM360QSPZが用意されています。この評価ボードには、電源の供給とUART通信やデバッグができるADI J-link OBエミュレータが付属しています。
ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
ADuCM360高精度アナログマイクロコントローラ 【ADuCM360BCPZ128-R7】 2,163.33円 |
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ADuCM361高精度アナログマイクロコントローラ 【ADUCM361BCPZ128-R7】 1,406.74円 |
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ADuCM360評価キット 【EVAL-ADuCM360QSPZ】 13,709.78円 |
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下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。
■IoTセキュリティの基礎(第5部):IoTクラウドサービスへのセキュアな接続
IoTセキュリティの基礎について5回に分けて解説を行っていますが、今回は最後となる第5回目です。今回は、IoTデバイスをAmazon AWSやMicrosoft Azureなどのクラウドに接続する際に必要となる高度なセキュリティ対策とその実現方法について解説します。
■複雑なインターフェースのないRTD温度センサの利点を享受する
測温抵抗体(RTD)を使用すると高精度に温度を検出できますが、その特性を十分に理解して使用する必要があります。ここでは、RTD専用のデバイスを使用して、信号調整回路やインターフェースを簡素化する方法について解説します。
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