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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、パソコンやモデム、ルータなどにLANケーブルを接続する際に不可欠なRJ45コネクタについて解説した記事をご紹介します。 ■RJ45コネクタ-必須知識 最近は、パソコンからインターネットに接続するには無線で接続することが増えてきましたが、基本はやはりLANケーブルを用いた接続です。LANケーブルは、モジュラーコネクタとも呼ばれるRJ45コネクタで接続します。 RJはregistered jack(登録ジャック)を意味し、米国連邦通信委員会(FCC)に登録されているコネクタです。電話が普及し始めた頃に、接続における混乱を避けるためにFCCがコネクタの登録を義務付けたことが始まりです。 ちなみに、電話機を接続するコネクタはRJ11です。その他にも、接続する機器に対応するコネクタが登録されています。RJインターフェース仕様には、コネクタの物理構造や配線パターン、信号の仕様が含まれます。
 T569Bのピンに割り当てられている配線の色
RJ45の形状など物理的な寸法や機械的特性は、ANSI/TIA1096-Aで決められています。また、配線とピン接続はTIA/EIA-568-Bで定義されていて、T568A(A結線)とT568B(B結線)があります。RJ45は8P8C(8極8芯)のコネクタで、1番から8番まで異なる色で配線されます。 T568AとT568Bは、物理的には全く同じ仕様であり、違いは1ピンと2ピン、3ピンと6ピンの対が逆の色になっていることだけです。これは、ストレートケーブルとクロスオーバーケーブルの違いを明確にするために決められたものです。ストレートケーブルは両端がどちらもT568A(またはT568B)になっているもので、クロスオーバーケーブルは片方がT568Aでもう片方がT568Bになっています。すなわち、クロスオーバーケーブルは配線がねじれています。 ストレートケーブルはパソコンとモデムのように異なる機器を接続するために使用し、クロスオーバーケーブルはパソコン同士のように同じ機能の機器を接続するために使用します。ただし、最近の機器はストレートケーブルとクロスオーバーケーブルを自動判定する機能があり、どちらのケーブルを使ってもよいようになっています。 【アプリケーションラボ】では、RJ45コネクタ規格の概要、EthernetとEtherCAT、Ethernetケーブルのカテゴリ、電力を供給するPoE、RJ45を設計する上での注意点などについて詳しく解説しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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▽シールド付きモジュラージャック 【CRJ018-1-TH】 相互接続用のモジュラ カプラ コネクタ ジャックです。装置の筐体に取り付けることにより、RJ45コネクタを接続することができます。 単価:¥1,462 (税込¥1,608) |
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▽垂直マウント型モジュラージャック 【CRJ040-5-TH】 基板に実装できる垂直マウント型のモジュラ―ジャックです。 基板にRF45コネクタを接続することができます。 単価:¥481 (税込¥529) |
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