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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、安全で堅牢なワイヤレス通信を実現する産業用ワイヤレスモジュールについて解説した記事をご紹介します。 ■スマートエネルギーとユーティリティのための安全で堅牢なワイヤレスコネクティビティの導入方法 現代ではスマートグリッドやスマートシティに限らず、電気自動車や電力送電網においてもワイヤレス通信が不可欠になっています。これらのワイヤレス通信では通信速度よりもセキュリティが高く堅牢であることが重要視されています。そのため、IEEE802.11g/nのような高スループットのプロトコルも使用されますが、低レイテンシで安全なIEEE802.15.4、Zigbee、Bluetoothなどのエッジコネクティビティに適したプロトコルを採用する場合が多くなっています。 【アプリケーションラボ】の解説記事では、市場に投入するまでの時間を短縮でき、安全なネットワーキングを迅速に展開できるワイヤレスプラットフォームとして、Digi International, Laird Connectivity, STMicroelectronics各社のワイヤレスモジュールを紹介しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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XBeeワイヤレスモジュール (左からマイクロマウント、表面実装、スルーホール) |
▽Digi XBee RR PRO(マイクロマウントタイプ) 【XBRR-24Z8UM】 単価:¥4,943 (税込) ▽Digi XBee RR(表面実装タイプ) 【XBRR-24Z8PS-J】 単価:¥5,226 (税込) Digi InternationalのXBee RRは、80MHzのARM Cortex-M33コアとセキュリティサブシステムを採用したSilicon Labs社のEFR32MG SoCを搭載し、Zigbee、IEEE802.15.4、DigiMesh、Bluetooth LEなどの幅広いネットワークアーキテクチャをサポートします。DigiMeshはピアツーピアのメッシュネットワーキングプロトコルで、ポイントツーマルチポイント構成の複雑さを軽減することができます。マイクロマウントタイプのサイズは13mm×19mmと超小型です。 |
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▽MHFコネクタ付きSterling LWB+モジュール 【453-00084R】 単価:¥2,376 (税込) Laird ConnectivityのSterling LWB+モジュールは、インフィニオン社のワイヤレスICであるCYW43439を搭載した2.4GHz WLANとBluetoothのコンボモジュールです。チップアンテナを内蔵しているため離調に強く、WPA/WPA2/WPA3による暗号化やBluetooth用の独立した高速UARTを搭載しています。AndroidとLinuxのドライバをサポートしています。 |
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▽SensorTileワイヤレス産業用ノード開発キット 【STEVAL-STWINKT1B】 単価:¥19,363 (税込) |
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STMicroelectronicsのSensorTileワイヤレス産業用ノード開発キットは、振動モニタや超音波検出機能を実装したマルチセンシングワイヤレスプラットフォームです。IoTデバイスの認証と安全にデータを管理する拡張ボードX-NUCLEO-SAFEA1A、BluetoothトランシーバモジュールBLUENRG-M2SA、MEMSマイクロフォンIMP23ABSUTRで構成されています。さらに、産業用グレードの加速度/ジャイロセンサ、温度/湿度/圧力センサ、地磁気センサなども搭載されています。高精度な局所温度測定と環境モニタリングが可能で、広範囲にわたる9DoFモーションセンシングデータの振動分析などができます。 |
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