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家畜監視/フリート管理/インダストリ4.0ロジスティクス用マルチコネクティビティ追跡システムの設計方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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家畜監視 / フリート管理 / インダストリ4.0ロジスティクス用 マルチコネクティビティ追跡システムの設計方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、様々な資産の管理と追跡を可能にするSTMicroelectronicsのマルチコネクティビティ資産追跡リファレンスデザインを活用する方法について解説した記事をご紹介します。 ■家畜監視/フリート管理/インダストリ4.0ロジスティクス用マルチコネクティビティ追跡システムの設計方法 第4次産業革命と言われるITを活用するインダストリ4.0では、工業製品の生産向上だけでなく、畜産農業業務の効率化や食品/医薬品などのコールドチェーンの管理、交通システムの整備など、様々な分野に適用されています。 これを実現するには対象となる資産の位置を正確に把握する必要がありますが、それにはGPS、Galileo、Glonass、BeiDou、QZSSといったマルチコンステレーション全地球的航法衛星システム(GNSS)を活用するのが基本です。 GNSS受信機とナビゲーション機器の間をシリアルポートを利用して通信するための規格として、米国海洋電子機器協会(National Marine Electronics Association:NMEA)が定めたNMEA-0183があります。NMEA-0183は船舶用の電子機器で通信する際の電気およびデータ仕様ですが、GPS/GNSSについては地上での通信にも採用されています。 多くのタイプのGPS受信機はNMEAメッセージ形式での出力が可能で、次のようなセンテンスが定義されています。これによりGPS受信機が変化してもデータ利用プログラムの修正は最小限にとどめることができます。 ・GGA:3D座標/ステータス/衛星数などを含むGPSの補正データ ・GSA:精度低下率(DOP)とアクティブ衛星 ・GST:測位誤差統計 ・GSV:可視衛星数と各衛星の疑似ランダムノイズ数/仰角/方位角/SN比 ・RMC:位置/速度/時刻 ・ZDA:UTCの年/月/日とローカルタイムゾーンのオフセット ![]() ASTRAプラットフォーム(STEVAL-ASTRA1B) STEVAL-ASTRA1Bは、家畜の監視や車両の管理、物流といった高度な資産追跡アプリケーション用の開発キットです。包括的なソフトウェア/ファームウェアライブラリ、ツール、バッテリー、プラスチックケースが付属しています。 STEVAL-ASTRA1Bは、GNSSモジュールにTeseo-LIV3Fを搭載し、短距離および長距離無線通信(BLE、LoRa、2.4GHz/サブ1GHzの独自プロトコル)にはSTM32WB5MMGモジュールとSTM32WL55JC SoCを使用しています。また、NFCに接続するためのST25DV64Kも搭載しています。 センサには、3軸リニア加速度センサLIS2DTW12、IMUモジュールLSM6DSO32X、相対湿度/温度センサHTS221、高精度温度センサSTTS22H、大気圧センサLPS22HHが組み込まれています。さらに、STSAFE-A110によりセキュリティ機能が強化されています。 【アプリケーションラボ】の解説記事では、マルチコネクティビティ追跡システムの設計に必要となる資産の位置情報を取得する方法や測位精度を向上させる方法、資産の状態を調べる方法などについて解説した後、STMicroelectronicsの資産追跡プラットフォームであるSTEVAL-ASTRA1Bを紹介しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。 ▽マルチコネクティビティ資産追跡リファレンスデザイン 【STEVAL-ASTRA1B】 単価:¥28,235 (税込) |
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