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安価な3相監視リレーを使用して高価な機械を保護する方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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安価な3相監視リレーを使用して高価な機械を保護する方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、3相交流で動作するモータを保護するために、3相交流の状態を監視する位相監視リレーの機能について解説した記事をご紹介します。 ■安価な3相監視リレーを使用して高価な機械を保護する方法 3相交流は位相を120度ずつずらした3組の交流で、単相交流よりも送電効率が高いため主に送電に使用されています。また、工場などに設置されているモータで動く設備のほとんどは、電源として200Vの3相交流が使用されています。 3相交流を使用すると回転磁界を簡単に作れます。そのため、3相交流を使用する「かご形3相誘導電動機」は磁界を作る機構が不要になり、構造が簡単で丈夫という特徴を持つため産業用モータの主流になっています。 ただし、3相のうち1相が失われたり、位相電圧のバランスが崩れたりすると、高電流が流れてモータを破損したり、モータが逆回転してしまうことがあります。そこで、3相交流の状態を常に監視する必要があり、相順や位相電圧の損失を監視するための「位相監視リレー」が使用されます。位相監視リレーは、いずれかの位相が失われたり相順が正しくない場合に非通電になります。
【 アプリケーションラボ】では、3相モータが故障する原因とその対策として使用する位相監視リレーの機能などについて解説した後、Carlo Gavazzi(カルロガヴァッツィ)社の位相監視リレーを紹介しています。Carlo Gavazzi社は、スイスのシュタインハウゼンに本社を置くオートメーションを専門とする企業です。1931年にイタリアのミラノで設立されましたが、1970年代にスイスに本社を移しています。 DPA01CM44は、SPDT(単極双投)リレー接点出力を備えた208~480VACの3相交流用のDINレールマウント型位相監視リレーです。 ▽ モニタリングリレー【DPA01CM44】 単価:¥30,456 (税込:¥33,502) DPB01CM48は、過電圧や不足電圧の閾値を自由に設定できる多機能位相監視リレーです。欠相や不適切な相順も検出します。閾値は、フロントパネルのスイッチで調節することができます。 ▽ 多機能モニタリングリレー【DPB01CM48】 単価:¥52,068 (税込:¥57,275) DPC01DM69は、より高機能な位相監視リレーで、相順と位相損失、不足電圧と過電圧に加え、位相対称性や許容差なども監視できます。 ▽ 多機能モニタリングリレー【DPC01DM69】 単価:¥70,317 (税込:¥77,348) ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。 |
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