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ロジスティクスにおける荷物追跡アプリケーションに最新のRFIDを導入する方法(Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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ロジスティクスにおける荷物追跡アプリケーションに最新のRFIDを導入する方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、サプライチェーンにおける荷物の追跡にRFID(Radio Frequency IDentification)を活用する方法について解説した記事をご紹介します。 ■ロジスティクスにおける荷物追跡アプリケーションに最新のRFIDを導入する方法 ロジスティクス(物流)において、RFID(電波による個体識別)技術の導入が進んでいます。RFIDタグは人間が目視する必要がなく、箱などに入ったままの状態で読み取ることができます。また、数百枚のRFIDタグを一度に読み取ることも可能です。 RFIDタグは、アクティブタグとパッシブタグに大別することができます。アクティブタグは電池を内蔵し定期的に送信を行いますが、パッシブタグはリーダから送信される電波をエネルギーにして送信します。なお、パッシブタグには環境発電を利用したものもあります。 アクティブタグは通信距離が長く、ネットワークを構築できるといったメリットがありますが、コストの面で有利なパッシブタグがRFIDタグの主流になっています。 RFIDに使用する周波数は、主にLF帯、HF帯、UHF帯の3つです。周波数の低いLF帯は最も歴史が古く、車のキーレスエントリーに採用されています。RFIDタグとしてはケーブルの識別、手術器具/医療機器、工具の在庫管理などに使用されていますが、利用範囲は限られています。HF帯では、近距離無線通信(NFC)タグが主に使用されています。 NFC(Near field communication)は多くの情報を保存/送信できるためICカードの主流になっていますが、コストの問題もありRFIDタグとしての利用はまだ限られています。 現在のRFIDタグは、UHF帯を使用したRAIN RFIDが主流になっています。RAIN RFIDは、RAIN RFID Allianceが管理するRFID規格で、ISO/IEC18000-63およびGS1 EPC Gen2として国際規格になっています。EPC(Electronic Product Code)は、識別子とデータ形式の規格です。
【アプリケーションラボ】では、RFIDの動作周波数帯、電源アーキテクチャ、データ通信形式などについて解説した後、LF帯を使用するMelexis社製のMLX90109、HF帯を使用するSTMicroelectronics社製のST25DVxxKCファミリ、UHF帯を使用する村田製作所製のLXTBKZMCMG-010などを紹介しています。 MLX90109は125kHzで動作するRFIDトランシーバで、低コストと低消費電力を特長としています。ST25DVxxKCファミリはダイナミックNFCタグで、4K~64KビットのEEPROMを内蔵しています。LXTBKZMCMG-010はRAIN RFIDオンメタルタグで、金属表面に張り付けて使用します。米国では、手術器具に識別子を付けることが義務化されているので、オンメタルタグが不可欠になっています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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▼ エナジーハーベスト電源回路基板の製作 【LP39:電源回路編】 太陽電池などのエナジーハーベスト( 環境発電) を利用して得られる電力を電子機器に安定して電源供給するための回路基板です。必要な電力をEDLCで蓄電し、5[V]及び3.3[V]の出力電圧を供給します。 資料のダウンロードはこちらから。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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