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LDOの基礎とポータブル/ウェアラブル機器に使用して電池寿命を延ばす方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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LDOの基礎とポータブル/ウェアラブル機器に使用して 電池寿命を延ばす方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、電池で駆動する電子機器には不可欠な低ドロップアウト電圧レギュレータ(LDO:Low-DropOut voltage regulator)の原理と米国Diodes社のLDOデバイスについて解説した記事をご紹介します。 ■LDOの基礎とポータブル/ウェアラブル機器に使用して電池寿命を延ばす方法 電圧レギュレータは、電子回路に安定した電圧を供給する働きをします。Fairchild Semiconductor社(現ON Semiconductor社)から1976年に発売された3端子レギュレータμA7800/7900シリーズが有名で、セカンドソースが数多く存在します。 この3端子レギュレータは、リニア方式のレギュレータで出力電圧が固定され、5Vから24V程度まで正負も含めて別々のデバイスとして提供されています。入力電圧は出力電圧よりも最低1.5V~2V高くする必要があり、その電圧差(ドロップアウト電圧)は熱として放出されます。 電池駆動の電子機器の場合、一般にコストと小型化のためにスイッチング方式ではなくリニア方式のレギュレータが使用されますが、動作寿命を延ばすために高効率のレギュレータが求められます。LDOは入出力間の電圧差が非常に小さくても動作するため、熱として消費される分が少なく高効率で、温度上昇も抑えることができます。 ![]() AP7361EAシリーズLDO AP7361EAシリーズは、3.3V/1A出力時に約360mVという超低ドロップアウト電圧で動作するLDOです。出力電圧が固定されているバージョンと可変できるバージョンがあります。固定出力タイプには、1.0V/1.2V/1.5V/1.8V/2.5V/2.8V/3.3Vが用意されています。可変出力タイプは、0.8V~5.0Vで使用できます。 入力電圧範囲は2.2V~6.0V、出力電圧精度は±1%です。電流制限機能とサーマルシャットダウン機能を内蔵し、フォルト状態におけるICの損傷を防ぐことができます。また、出力イネーブル端子(EN)によるオン/オフ制御が可能なバージョンもあります。パッケージには、U-DFN3030-8(タイプE)、SOT89-5、SOT223、TO252(DPAK)、SO-8EPなどが用意されています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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