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「製品の安全性/コンプライアンス/追跡を向上させるトレーサビリティ4.0ソリューションの使用方法」(Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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「製品の安全性/コンプライアンス/追跡を向上させるトレーサビリティ4.0ソリューションの使用方法」 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、工場での生産工程や流通におけるサプライチェーンの効率アップに重要な役割を担うトレーサビリティとオムロン社製のコードリーダーについて解説した記事をご紹介します。 ■製品の安全性/コンプライアンス/追跡を向上させるトレーサビリティ4.0ソリューションの使用方法 トレーサビリティは、製品の生産工程において原材料や部品、アセンブリ、完成品などの位置を追跡し、履歴や使用状況を記録することです。工場のスマート化を進めるインダストリ4.0とサプライチェーンの管理において重要な役割を担います。 バーコードを用いたトレーサビリティは1970年代から行われていましたが、バーコードを印刷できない部品があったり、過酷な環境では読み取りが不可能といった問題もあり、一貫したトレーサビリティの必要性が認識されるようになったのは、インダストリ4.0が提唱されてからになります。 トレーサビリティ4.0は、オムロン社が提唱する製造工程における自動化プロセスの制御および可視化の手段です。トレーサビリティ1.0ではバーコードによる生産性の向上が図られ(1970年代)、トレーサビリティ2.0では日付コードやロットコードを用いたサプライチェーンマネジメントの向上が行われ(1980年代)、トレーサビリティ3.0ではダイレクトパーツマーキング(DPM)技術や模倣品対策プログラムの開発などにより個々のデバイスの追跡を可能にしました(2000年代)。 そして現在のトレーサビリティ4.0では、個々の部品履歴に加えて部品の寸法と公差(GD&T値)を含む完全な実装により、全体的な製造効率の向上とブランド保護を実現し、プロセス制御にAIの導入も目指しています。正確なGD&T値に基づいて部品を取り付けることで高精度な組み立てが可能になり、航空宇宙や自動車などの精密製造を実現します。 ![]() MicroHAWKコードリーダー 【アプリケーションラボ】の解説記事では、トレーサビリティの重要性やトレーサビリティ4.0とインダストリ4.0の関係、バーコードのタイプと規格などについて解説した後、オムロン社製のMicroHAWKコードリーダーを紹介しています。 MicroHAWKコードリーダーは、堅牢な超小型のハウジングと窓の内側に結露を防ぐダブルフロントウィンドウを採用したバーコード読み取り機です。電圧を加えて水と油の形状を変えることで焦点位置を変える液体レンズを採用し、コード探索アルゴリズムにより対象物に焦点を合わせるオートフォーカスを実現しています。液体レンズには駆動部やモータがないため、機械式のオートフォーカスに比べて長寿命です。 また、光沢のある表面や曲面など、さまざまな条件下でバーコードを正確に読み取ることができるX-Modeアルゴリズムを利用できます。X-Modeを使用することで、読み取りエラーを最小限に抑えることができ、遅延やダウンタイムを最小限に抑えることができます。 V430-F000W12M-SRPは、オートフォーカス(50~300mm)、焦点距離:5.2mm、モノクロ1280×960ピクセル(1.2MP)、標準照明/赤、プラスモード撮像という仕様で、V430-F000L12M-SRXは、オートフォーカス(75~1160mm)、狭角16mmレンズ、モノクロ1280×960ピクセル(1.2MP)、標準照明/赤、X-Mode撮像という仕様になっています。どちらもTCP/IP、EtherNet/IP、PROFINETを使用でき、サイズは44.5×56.9×25.4mmです。 オムロン社は、MicroHAWKコードリーダーのセットアップおよび機器への接続と設定、ジョブのプログラミングや監視などができるAutoVISIONソフトウェアを用意しています。 マルツオンラインでは、オムロン社の産業用制御機器や電子部品をご購入いただけます。オムロン社の製品をわかりやすく検索できるように分類したWebページをご用意してありますので、ご購入いただく際の参考にしていただければ幸いです。
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
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▼ 超低電圧昇圧回路 【LP47:電源回路編】 入力電圧が超低電圧(10m[V])である値から出力電圧を380m[V]に昇圧する回路の製作です。10m[V]を昇圧するICはありませんので、 トランスと電源ICの組み合わせで実現しました。 資料のダウンロードはこちらから。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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