メルマガ
サプライチェーン管理を向上させるためにタンク内の材料レベルを監視する方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
|
|
||||||||||||
![]() |
サプライチェーン管理を向上させるためにタンク内の材料レベルを 監視する方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
||
「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 ■サプライチェーン管理を向上させるためにタンク内の材料レベルを監視する方法 一般にタンクは、水や石油、化学薬品などの液体から穀物や飼料などの固体まで様々なものを貯蔵あるいは運搬に利用されていますが、その量を検出する際にはレベルセンサが使用されます。 レベルセンサの検出方式には静電容量式や磁気式、超音波式、光学式など様々な計測方法があり、検出する対象によって適切に選択する必要があります。 静電容量式レベルセンサは、タンク内の物質の量によって誘電率が変化することを利用し、検出電極と接地電極間で形成されたコンデンサの容量の変化を検出します。静電容量式レベルセンサは液体だけでなく、固形物や粒状物の検知にも使用することができます。 磁気式レベルセンサは磁石を含むフロートを使用し、タンク外部の指示器のローターを磁力により回転させて液体部は赤色、気体部は白色で表示することでタンク内の量を検出します。また、リードスイッチと磁石を含むフロートを使用し、フロートが上下し一定値になるとリードスイッチを作動させることで検出するフロートセンサもあります。 超音波レベルセンサは、タンクの上部に設置した超音波の送受信器から発信した超音波パルスが測定対象面で反射して戻ってくるまでの時間を測定することにより、測定対象物までの距離を計測します。超音波レベルセンサは、高圧のタンク内や気化性液体でも検出が可能です。 光学式レベルセンサは、一般に発光素子と受光素子を対向させて、両素子間に液体があるかないかで光量が変化することを利用して液体の量を検出します。また特殊な例としては、Carlo Gavazzi社製の光電式レベルセンサは、空気と液体の屈折率の違いを利用して動作します。 レベルセンサは、検出方式以外にもハウジングの材質や防水/防塵の程度を示すIP保護等級に準拠しているかなども重要です。すなわち、食品への安全性、高圧/高温/振動への耐性、腐食環境で使用するための酸/塩基への耐性、安全を確保するために電気的/熱的絶縁性などが求められます。 【アプリケーションラボ】の解説記事では、様々なレベルセンサの動作原理やハウジングの材質、IP定格などについて解説した後、独PIC社、スイスCarlo Gavazzi社、米国TE Connectivity社のレベルセンサを紹介しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
|
|