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効率的で信頼性が高く持続可能なEV充電器を実現するためのコンデンサの選択と適用方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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効率的で信頼性が高く持続可能なEV充電器を実現するための コンデンサの選択と適用方法 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、電気自動車(EV)用の充電器に使用する信頼性の高いコンデンサについて解説した記事をご紹介します。 ■効率的で信頼性が高く持続可能なEV充電器を実現するためのコンデンサの選択と適用方法 電気自動車(EV)用の充電器は、屋外など過酷な環境に置かれることが多いので、動作温度範囲が広く動作寿命の長い信頼性の高いコンデンサを使用する必要があります。そのため、一般にIEC61071基準を満たすAEC-Q200の認定を受けたコンデンサが使用されます。 AEC(Automotive Electronics Council)は車載用電子部品の信頼性を規格化している組織で、AEC-Q200は受動部品に関する規格です。AEC-Q200のTHB(温度/湿度/バイアス)認定テストでは、I(A/B)、II(A/B)、III(A/B)の3つが規定され、最高グレードのIIIBを満たすには85℃/RH85%において1,000時間の暴露に耐える必要があります。 また、EV用の充電器はレベル1、レベル2、レベル3に分類されています。 ◇ レベル1は主に家庭に設置されるAC充電器で、商用電源のAC120V/AC230Vを使用し、12A~18Aの低い充電電流で低速充電を行います。 ◇ レベル2のAC充電器は、家庭用もありますが一般に公共の充電ステーションに設置され、AC230Vで30A~220Aのより高い電流でレベル1よりも急速に充電ができます。 ◇ レベル3はDC急速充電(DCFC)とも呼ばれ、AC400V~AC1000Vで動作し、50kW以上を供給することができます。そのため、20~30分でEVバッテリーの80%まで充電することができます。 ![]() また、DC/AC変換用のパワーインバータは高調波成分を発生させるため、これを除去するAC出力フィルタコンデンサが必要です。さらに、日射量の変化に対応して出力を安定させるスーパーキャパシタも追加する必要があります。 ![]() 【アプリケーションラボ】の解説記事では、EV充電器のレベル分類や充電器に使用するコンデンサに求められる要件を解説しています。その後、Cornell Dubilier Electronics社製の各種コンデンサをEV充電器への用途ごとに紹介しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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