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車載用環境で重要な役割を果たすAEC-Q200適合ヒューズ (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)

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No. 1828 2024. 2. 13
車載用環境で重要な役割を果たすAEC-Q200適合ヒューズ
(DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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12[V]正負電源回路 【LP54:電源回路編】
車載用環境で重要な役割を果たすAEC-Q200適合ヒューズ
(DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
 「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、電気自動車(EV)に使用するヒューズに求められる性能とLittelfuse社の車載用AEC-Q200適合ヒューズについて解説した記事をご紹介します。

車載用環境で重要な役割を果たすAEC-Q200適合ヒューズ

 ヒューズは、19世紀後半から使用されている歴史のある電子部品で、電気/電子回路を壊滅的な損傷から保護するために使用します。また、近年急速に進歩する電気自動車(EV)にとっても重要な電子部品であり、使用する目的に応じて様々なヒューズが開発されています。

 車載に使用する電子部品は、AEC-Q200規格の認定を受ける必要があります。AEC(Automotive Electronics Council)は、車載用電子部品の信頼性を明確にするために1990年代に米国の自動車メーカーと電子部品メーカーによって設立された民間団体ですが、AEC規格は事実上の世界標準になっています。Q100は半導体、Q200は受動部品の規格です。

 AEC-Q200では、衝撃、振動、湿度、溶剤、はんだ付け耐熱、基板の曲げや静電気放電(ESD)に対する耐性、-40℃~+125℃での動作といった環境応力と物理的応力の試験を行います。2023年3月にリリースされたAEC-Q200のRev Eにおいて、ヒューズの信頼性要件が追加されています。


Littelfuse社の車載用AEC-Q200適合ヒューズ
 
 【アプリケーションラボ】では、車載用ヒューズに求められる特性要件とAEC-Q200の応力試験の内容について解説した後、Littelfuse社が開発したAEC-Q200 Rev E適合ヒューズを紹介しています。

 Littelfuse社は、1927年に創業を開始した米国イリノイ州シカゴに本社を置く企業です。社名からわかるように、小型のヒューズの販売からスタートした企業で、車載用ヒューズも長い歴史を持ちます。特に、プラスチック製の本体とソケットに差し込む2本の突起を備えたブレードヒューズは、現在の車載用ヒューズの主流になっています。


828シリーズヒューズ 
828シリーズヒューズ(定格15A/1kV、遮断10kA、ボルトマウント)
【0828015.ZXISOP】 単価:¥5,343(税込)
小型(10×38mm)ながら遮断定格電圧1000Vの828シリーズヒューズは、貫通タイプとボルトマウントタイプの2種類があり、EVの車載充電器や配電ユニットに使用します。


885シリーズNano2ヒューズ 
885シリーズNano2ヒューズ(定格1A/500V、遮断100A、表面実装)
【0885001.DR】 単価:¥1,082(税込)
 885シリーズNano2ヒューズは、遮断定格最大1500A/500Vの表面実装ヒューズで、EVのバッテリー管理システムや高電圧DC/DCコンバータに使用します。


437シリーズヒューズ 
437シリーズヒューズ(定格250mA/125V、遮断50A、表面実装)
【0437.250WR】 単価:¥261(税込)
437シリーズヒューズは100%鉛/ハロゲンフリーでRoHSに適合し、高温環境(最高150℃)で稼働する回路の過電流保護用として設計され、突入電流に対する優れた耐性を発揮します。


PICOII 521シリーズヒューズ 
PICOII 521シリーズヒューズ(定格2A/75V、遮断300A、スルーホール)
【0521002.YAT1L】 単価:¥433(税込)
省スペースのサブミニチュアパッケージで提供されるPICOII 521シリーズは、遮断定格300A/75Vの超速断型ヒューズです。
【マルツの技術情報】
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12[V]正負電源回路 【LP54:電源回路編】

オペアンプを採用した増幅回路に必要な正負電源を回路ブロックとして、組み込みました。電源ICは、「LT1370CR」をキーデバイスにしました。正負回路は、トランスにて実現しています。 資料のダウンロードはこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。

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