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処理能力が2倍以上向上した話題のシングルボードコンピュータ バージョンアップされた「Raspberry Pi 5」好評発売中!
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MAIL MAGAGINE![]() No. 1833 2024. 2. 22 |
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処理能力が2倍以上向上した話題のシングルボードコンピュータ バージョンアップされた「Raspberry Pi 5」好評発売中! |
2023年10月にRaspberry Pi財団から発売された「Raspberry Pi 5」は、技適を取得するため日本での発売が遅れていましたが、2024年2月13日より販売が開始されました。 現在販売されている「Raspberry Pi 5」には、搭載メモリが4GBのモデルと8GBのモデルがあります。どちらも外箱に技適マークがシールとして貼られていますので、外箱は廃棄しないようにしてください。 ![]() Raspberry Pi 5 単価:¥11,990(税込) ▽Raspberry Pi 5/8GB【RPI5-8GB】 単価:¥15,950(税込) Raspberry Pi 5は、Raspberry Pi 4と比較して様々な改善が加えられていますが、ユーザーにとって最大のメリットは処理能力の向上と低価格化です。メインとなるSoCは、最大1.8GHz動作のBroadcom BCM2711から最大2.4GHz動作のBCM2712になり、処理能力が2倍以上に向上し、起動時間も1.5倍早くなりました。ただし、最大速度で動作させるためにはSoCが過熱しないように冷却ファンでしっかり冷却する必要があります。 BCM2712は、CPUに64ビットクアッドコアArm Cortex-A76、GPUにVideoCore VII、メモリに帯域幅の大きいLPDDR4X-4267を採用しています。ビデオも2本同時に4K/60pを出力できます。 また、microSDカードは最大104MB/sの転送速度が可能なSDR104をサポートし、UHS-Iに対応するmicroSDカードを使用すると読み込み速度が2倍になります。ただし、書き込み速度は速くなっていないようです。 そのほかに改善された点は、電源ボタンが用意され、ON/OFFがしやすくなりました。電源を切るには2度押しをします。また、PCI Express2.0が搭載され、M.2 SSDなどを接続することができます。PCIeのコネクタは、Raspberry Pi 4のDSIディスプレイ用コネクタが置かれていた場所に配置されています。 残念な点は、外部機器との接続用コネクタの配置が大幅に変更されていることです。特にRJ45コネクタとUSB Type-Aコネクタの位置が入れ替わっているので、従来のケースを利用することはできません。また、音声入力用のステレオジャックが廃止され、その位置にはCSIカメラとDSIディスプレイのどちらも使用できるポートが2個並んで配置されています。カメラを2台またはディスプレイを2台同時に使用できるようになったのはメリットと言えます。 USB Type-Cコネクタや2個のHDMIポート、40ピンGPIOの位置は変更されていませんが、RTCバックアップ用バッテリーを接続するコネクタ、UART用コネクタ、冷却ファン用コネクタなどが追加されています。 Raspberry Pi 5を最大パフォーマンスで動作させるには電源に5V/5AのACアダプタが必要ですが、Raspberry Pi公式の「Raspberry Pi 27W USB-C Power Supply」はPSEマークを取得していないため、現在のところ日本では購入できません。また、USB PD対応で5V/5AのACアダプタは少し特殊なため入手が困難です。ただし、Raspberry Pi 5は、Raspberry Pi 4用の5V/3AのACアダプタでも問題なく使用できます。その場合、4つのUSBポートから出力される電流の合計が600mAに制限されることに注意してください。 Raspberry Pi 5とRaspberry Pi 4の違いについては、スイッチサイエンス社のWebページに詳しく解説されていますので、そちらも参考にしてください。 |
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PoE非対応のネットワーク機器に電力を供給できる IEEE802.3af/at対応「PoEスプリッタ」好評発売中! |
ここでは、M5Stack社製のIEEE802.3afとIEEE802.3atに対応した「PoEスプリッタ」をご紹介します。 PoE(Power over Ethernet)は、電源のない場所でもネットワーク機器を利用できるようにするために、LANケーブルを利用して電力を供給する技術です。PoEは2003年6月にIEEE802.3afとして規格化されましたが、供給できる電力は最大15.4Wでした。しかし、2009年に承認されたIEEE802.3atでは最大30Wに、2018年に承認されたIEEE802.3btでは最大60W(一部のアプリケーションでは最大90W)の電力を供給できるようになりました。IEEE802.3atはPoE+、IEEE802.3btはPoE++(高電力PoE)と呼ばれています。 ![]() PoEスプリッタ 単価:¥950(税込) PoEスプリッタは、PoEに対応していないネットワーク機器を電源のない場所でも使用できるようにする装置です。PoE信号を電源信号と通信信号に分離し、PoE非対応のネットワーク機器に供給します。PoEスプリッタを使用すると、電気的干渉や電気的障害がPoE電源ラインからネットワーク機器に伝播するのを防ぎ、動作の安定と安全を確保できます。 PoEスプリッタの片側はPoEに対応したネットワークスイッチやハブに接続し、2つの出力ケーブルがあるもう片側はPoE非対応のネットワーク機器に接続します。本製品の場合、2つの出力ケーブルのうち、1つはデータ供給用のRJ45コネクタで、もう1つは電源供給用のDCプラグ(内径φ2.1mm/外径φ5.5mm/センタープラス)です。入力電圧は48V、供給できる電力は12W(12V/1A)で、伝送速度は10/100Mbpsです。本体サイズは82×28×23mm、重量は54gです。 |
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
▼評価検証治具の為の10ch分配回路基板製作 【LP57:製作事例編】 高電圧のパルス発生回路に必要な正負電源を回路ブロックとして、組み込みました。電源ICは、「LT3751EUFD#PBF」をキーデバイスに しました。正負回路は、トランスにて実現しています。 pdfの参考資料はこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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