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PXIマルチファンクションI/Oバンドルによる小型で柔軟な自動テストシステムの実装 (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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MAIL MAGAGINE![]() No. 1853 2024. 4. 16 |
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PXIマルチファンクションI/Oバンドルによる小型で柔軟な自動テストシステムの実装 (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、多数のセンサを使用する電子システムの設計検証やテストを行う自動計測システムにPXIが適している理由について解説した記事をご紹介します。 ■PXIマルチファンクションI/Oバンドルによる小型で柔軟な自動テストシステムの実装 従来の計測器は一般にベンチトップ(作業台の上)と呼ばれ、大型で持ち運びも簡単ではありませんでしたが、現在の計測器は非常に小型化され、表示と操作はパソコンで行うものが増えています。また、工場においては多くのセンサが使用されるため、複数のアナログデータやデジタルデータを計測する必要があります。そのような用途には、ラックに収まるように標準化されたモジュールタイプの計測器が適しています。 PCI eXtensions for Instrumentation(PXI)は、1990年代にNational Instruments(NI)社が開発した、CompactPCIをベースとするモジュール式の計測プラットフォームで、業界標準のバス規格を採用することによりテスト機器や自動化システム、実験用機器などを柔軟に構築することができます。 PXIは、現在70社以上の企業が参加するPXI Systems Alliance(PXISA)によって管理されるオープンな規格となっています。 NI社は、PXIとPXIeをベースにしたモジュール式計測器を600種類以上用意しています。PXIeはPXIのサブセットで、PXIのパラレルデータバスの代わりに高速シリアルインターフェースのPCI Expressを使用します。 ![]() PXIマルチファンクションI/Oテストバンドル 【アプリケーションラボ】では、様々な電子システムの設計検証や部品テスト、製造テストを行う自動テストシステムにPXIが使用される理由について解説した後、NI社のPXIマルチファンクションI/Oテストバンドルの機能と使い方を解説しています。 NI社のPXIマルチファンクションI/Oテストバンドルは、スタンドアロンで自動テストシステムや計測システムを構築できるプラットフォームで、PXI 5スロットシャーシに組み込まれたNIマルチファンクションI/Oモジュールと4つのオープンスロットで構成されています。 NIマルチファンクションI/OモジュールはアナログI/O、デジタルI/O、カウンタ/タイマ、トリガ機能を提供し、オープンスロットにはオシロスコープ、デジタルマルチメータ、波形発生器、マルチプレクサスイッチ、電源などを取り付けることができます。各モジュールは、PXIeバスにより複数の計測器のトリガと同期が可能です。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。 ▽PXIe-6345マルチファンクションI/Oモジュール【783631-01】 単価:¥622,096(税込) ・アナログ入力:80チャンネル(16ビット、500kS/s) ・アナログ出力:2チャンネル(最大2.86MS/s) ・デジタル入出力:24チャンネル ・カウンタ/タイマ:4チャンネル ・サイズ:3U PXI(100mm×160mm) ▽PXIe-6363マルチファンクションI/Oモジュール【781056-01】 単価:¥728,539(税込) ・アナログ入力:32チャンネル(16ビット、2MS/s) ・アナログ出力:4チャンネル(最大2.86MS/s) ・デジタル入出力:48チャンネル ・カウンタ/タイマ:4チャンネル ・サイズ:3U PXI(100mm×160mm) ▽PXIe-1083 PXI 5スロットシャーシ【787026-01】 単価:¥491,650(税込) ・サイズ:H177.1mm×W257.1mm×D214.2mm、重量:6.7kg |
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
▼ D/A(デジタル/アナログ)変換回路 【LP72:制御回路編】 5.0[V]を0-4095ステップ(12ビット)の分解能で出力するD/A変換回路です。MCUからI2C経由で設定値を入力することで出力電圧をコントロールできます。 1ステップ当たり1.22m[V]となります。 資料のダウンロードはこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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