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高速産業オートメーションに安全性を備えたサイバーセキュアPLCを使用する (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)

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No. 1887 2024. 7. 9
高速産業オートメーションに安全性を備えたサイバーセキュアPLCを使用する (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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高速産業オートメーションに安全性を備えたサイバーセキュアPLCを使用する (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
 「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、工場でのネットワークの導入に安全性とセキュリティの高いEtherCATEthernet/IPに対応したコントローラを使用する方法について解説した記事をご紹介します。
高速産業オートメーションに安全性を備えたサイバーセキュアPLCを使用する

 現在は産業用途においてもネットワークは必須であり、一般的なネットワークよりも高いレベルの安全性とセキュリティが求められます。そのため、EtherCATのようなフィールドバスプロトコルやEthernet/IPなどが用いられています。

 EtherCATはリアルタイム性が求められる機械制御の通信に使用されます。EtherCATは、パケットがすべてのスレーブを経由するためハンドシェイクが不要で、オーバーヘッドがなく帯域利用効率が優れているという特長があります。EtherCATはドイツのBeckhoff Automation社が開発しましたが、2003年に設立されたETG(EtherCAT Technology Group)が機能や認証の管理を行っています。

 EtherNet/IPは、CIP(Common Industrial Protocol:共通産業プロトコル)を標準イーサネットに適用した産業用のネットワークプロトコルです。EtherNet/IPは標準イーサネットを使用しているため導入が容易であり、技術的な進歩にも対応しやすいというメリットがあります。

 また、CIPはオートメーション向けの通信プロトコルで、制御、安全、同期、モーション、構成といった情報を収集するためのメッセージやサービスを網羅し、イーサネットやインターネットと統合することができます。EtherNet/IPとCIPは、企業連合により1995年に設立されたODVAが管理しています。CIPを適用したプロトコルには、EtherNet/IP以外にDeviceNet、ControlNet、CompoNetなどがあります。

EtherCATとEtherNet/IPを1つのネットワーク上で実装
 
 産業用ネットワークを導入するもっとも簡単な方法は、EtherCATとEthernet/IPに対応したコントローラを採用することです。例えば、オムロン社のNX102コントローラは、CIP SafetyとFSoE(FailSafe over EtherCAT)に対応しています。CIP SafetyはEtherNet/IP接続を使用するデバイスをサポートし、FSoEはEtherCATを使用するデバイスをサポートします。

 CIP SafetyはCIPフレームワークの一部で、安全関連データをリアルタイムで送信し、機械やプラントの安全を確保するためのプロトコルです。また、FSoEはEtherCATでデータを安全に転送するために定義されたプロトコルです。

 NX102コントローラは、機械制御にはEtherCATを使用し、ロボットの制御やクラウド、工場のシステムなどへの接続にはEtherNet/IPを使用します。実装するには、ファクトリオートメーション用の統合開発環境であるSysmac Studioを用いてプログラミングを行います。

 Sysmac Studioは、PLCのプログラミングに関する標準規格であるIEC61131-3に準拠しています。また、産業用コントローラは、サイバー攻撃の影響を軽減するための規格IEC62443-4-1の認定を受ける必要があり、NX102コントローラはこの認定を取得しています。

 【アプリケーションラボ】では、EtherCATとEthernet/IPの役割やIECの機能安全規格とISOのリスクアセスメント、FSoEとCIP Safetyの違いなどについて解説した後、オムロン社のNXシリーズコントローラやSysmac NX I/Oユニットを紹介しています。

 マルツエレックではオムロン社の各種製品を取り扱っています。わかりやすく検索できるように分類したWebページをご用意していますので、ご購入いただく際の参考にしていただければ幸いです。

 

NX102コントローラ 
マシンオートメーションコントローラ【NX102-1200】
¥371,000 (税込¥408,100) (参考価格ですのでお見積りをお願いいたします。)
・12軸(モーション制御軸:8軸、単軸位置制御軸:4軸)
・EtherCATノード:最大256、CIP Safety:最大16
・プログラムメモリ:5MB
・電源電圧:DC24V
・サイズ:72×100×90mm、重量:390g以下

マシンオートメーションコントローラ【NX102-1100】
¥245,000 (税込¥269,500) (参考価格ですのでお見積りをお願いいたします。)
・8軸(モーション制御軸:4軸、単軸位置制御軸:4軸)
・EtherCATノード:最大256、CIP Safety:最大16
・プログラムメモリ:5MB
・電源電圧:DC24V
・サイズ:72×100×90mm、重量:390g以下

マシンオートメーションコントローラ【NX102-1000】
¥178,000 (税込¥195,800) (参考価格ですのでお見積りをお願いいたします。)
・6軸(モーション制御軸:2軸、単軸位置制御軸:4軸)
・EtherCATノード:最大256、CIP Safety:最大16
・プログラムメモリ:5MB
・電源電圧:DC24V
・サイズ:72×100×90mm、重量:390g以下

マシンオートメーションコントローラ【NX102-1020】
¥392,458 (税込¥431,703) (参考価格ですのでお見積りをお願いいたします。)
・6軸(モーション制御軸:2軸、単軸位置制御軸:4軸)
・EtherCATノード:最大256、CIP Safety:最大16
・プログラムメモリ:5MB
・電源電圧:DC24V
・データ収集システム搭載
・サイズ:72×100×90mm、重量:390g以下
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パネル駆動回路製作とBLE通信でスマホ連携 【LP15:駆動回路編】

透明と白濁の切り替えができる「機能性液晶フィルム」を二次電池 から電源供給し、AC 信号で駆動制御を行っています。BLE 通信で スマートフォンからも制御を実現しています。

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