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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。
今回は、Monolithic Power Systems社のマルチ電源モジュールを使用して電源スペースの削減を図る方法について解説した記事をご紹介します。
■統合型降圧DC/DCモジュールを使用し高密度で効率的な電力変換と低EMIを実現
最近の電子機器は複雑さが増し、様々なデバイスが1枚の基板上に搭載されているため、マルチレール電源と呼ばれる複数の電源が必要とされるケースが増えています。DC/DCコンバータも小型化が進んでいるので、複数のDC/DCコンバータを搭載することも実際に行われていますが、1個のモジュールで複数の電源を供給することができれば製品の小型化がより可能になります。
 < MPM54304の外観と使用例 >
【アプリケーションラボ】では、組み込みシステムに多くの電源レールが必要になる理由を説明した後、Monolithic Power Systems(MPS)社のクワッド出力DC/DCコンバータモジュールMPM54304を使用して、設計を簡素化して小型化とEMIを最小限に抑える方法について解説しています。
MPS社は、1997年に設立された米国カリフォルニア州サンノゼに本拠を置くファブレスの半導体メーカーです。BCD(バイポーラ-CMOS-DMOS)というプロセス技術やMesh Connectと呼ばれるボンディングワイヤーを使用しないパッケージング技術を有し、高信頼性で低ノイズ、低オン抵抗の電源モジュールを開発/販売しています。
MPM54304は、チャンネル1~チャンネル4という4つの出力を持つDC/DC降圧電源モジュールです。4V~16Vの入力電圧範囲で動作し、0.55V~7Vの出力電圧をI2Cまたは外部抵抗分割により設定することができます。チャンネル1と2は最大3A、チャンネル3と4は最大2Aを出力することができます。また、チャンネル1と2を並列に接続して最大6Aに、チャンネル3と4を並列に接続して最大4Aにすることもできます。サイズは7mm×7mm×2mmのLGAパッケージで、必要となる外付け部品も5個のコンデンサのみという最小限で済みます。
ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
4V~16V入力クワッド出力パワーモジュール 【MPM54304GMN-0000】 ¥1,373.04(税込¥1,510.34) |
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下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。
■ヒートシンクの選択と適用の基本
最近の電子機器は小型化が進み、それに合わせて熱密度も増加しています。製品寿命や信頼性、性能などは使用されるデバイスの動作温度に反比例するため、熱設計と熱管理が非常に重要になっています。ここでは、Ohmite社のヒートシンクを例にしてヒートシンクの適切な使用法と選択法について解説します。
■コンポーネントベースの分散型電源アーキテクチャをロボティクスに使用する理由とその方法
最近は、ロボットが農作業や工場内での運搬などに使用されるようになってきましたが、運用時間を延ばすためには効率のよい電池システムが不可欠です。ここでは、分散型電源分配アーキテクチャを作業用ロボットに適用する利点とそのために役立つ評価ボードやソフトウェアなどを紹介します。
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