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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。
今回は、新型コロナウイルス対策などで注目される殺菌対策に紫外線LEDを活用する方法について解説した記事をご紹介します。
■安全、効果的、効率的な病害防除のためのUV-C LEDの使い方
新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、電子機器の開発においてもウイルス対策が重要視されています。特に消毒や殺菌に役立つ機器は必要不可欠といってもよいでしょう。殺菌については紫外線の照射が有効で、従来から水銀ランプが使用されていましたが、水銀の人体や環境へ与える有害性から、2020年から水銀の取り扱いが制限されています。それに代わって使用されるようになっているのが紫外線LEDです。
紫外線は可視光とX線の間に属し、波長が400nm~100nmの光子からなります。紫外線は波長によりUV-A、UV-B、UV-Cに分類され用途が異なっています。
・UV-A(400nm~315nm):樹脂加工、接着、印刷、塗装 ・UV-B(314nm~280nm):免疫療法、害虫防止 ・UV-C(279nm~100nm):殺菌、浄水、空気浄化
比較的波長の長いUV-A用のLEDは10年以上も前から実用化されていましたが、殺菌に使用できるUV-C用のLEDが開発されたのはここ数年のことです。それは殺菌に効果があるほど強い出力を出すことができなかったからです。
最近の研究では、約250~280nmの波長の紫外線が新型コロナウイルスの殺菌に効果があることが分かっています。
 < Vishayの277nm UV-C LED >
【アプリケーションラボ】では、紫外線の概要および水銀ランプと紫外線LEDの比較について解説した後、Luminus Devices社、Vishay Semiconductor社、SETi/Seoul Viosys社のUV-C LEDの特長を紹介し、設計法や安全対策などを解説しています。
Luminus社のXBT-3535-UV-A130-CC275-01は、277nmにピークを持ち、350mA/5~7.5Vの駆動電流/電圧で放射出力は30~55mWです。Vishay社のVLMU35CB20-275-120は、277nmにピークを持ち、150mA/6.5Vの駆動電流/電圧で放射出力は14mWです。Viosys社のCUD5GF1Bは、255nmにピークを持ち、200mA/7.5Vの駆動電流/電圧で放射出力は7mWです。
ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
表面実装UVC LED 【XBT-3535-UV-A130-CC275-01】 ¥2,878.41(税込¥3,166.25) |
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表面実装UVC LED 【VLMU35CB20-275-120】 ¥1,003.95(税込¥1,104.34) |
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Deep UV LED 【CUD5GF1B】 ¥19,731.12(税込¥21,704.23) |
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下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。
■小型の湿度/温度センサで重要な環境データを効率的に収集
ここでは、温度と湿度がインフラや電子機器、人間の健康に与える影響について解説し、小型湿度/温度センサの応用方法を紹介します。
■SiGe整流器を採用して高温アプリケーションでの高効率AC/DC動作を実現
ここでは、電源回路において高温でも優れた効率とスイッチング特性を持つシリコンゲルマニウム(SiGe)整流器の使い方を解説します。
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