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安全インターロックに関する基礎知識 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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安全インターロックに関する基礎知識 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、工場などの製造現場において労働者の安全を守る安全装置であるインターロックについて解説した記事をご紹介します。 ■安全インターロックに関する基礎知識 工場などにおいて製造装置の故障や人為的な誤操作などにより、人が危険にさらされないようにする機械安全の対策は必要不可欠です。従来は国や地域ごとにバラバラだった機械安全に対する規制は、21世紀になって国際規格として統一されるようになりました。 現在の国際規格は、電気/電子系はIEC(国際電気標準会議)で、それ以外はISO(国際標準化機構)で決められていますが、安全対策については両者にまたがる事例が多いため、ISO/IECガイド51として指針が示されています。 ISO/IECガイド51では、ISOとIECの規格をA規格、B規格、C規格の3つの階層に分けて製品ごとに各階層で対策を行うようになっています。 A規格は基本安全規格と呼ばれ、ISO12100として機械を安全に設計する上で重要なリスクアセスメント、リスク低減の考え方などを規定しています。リスクアセスメントは、作業現場に存在する危険や有害性を災害が発生する前に見つけ出して、除去あるいは低減させることです。 B規格はグループ安全規格と呼ばれ、ISO13849-1やIEC62061などISO規格とIEC規格の多くの規格が含まれています。ISO13849-1は、制御システムの安全に関連する部分を設計するための一般原則を定めた規格で、安全レベルを区分するPL(パフォーマンスレベル)が定義されています。IEC62061は、制御システムに求められる信頼性のレベルを定義しています。ケガの重症度や不具合の発生頻度を示す要求安全度水準(SIL)が定義されています。 C規格は個別機械安全規格と呼ばれ、特定の機械ごとに詳細な安全要件を規定しています。例えば、工作機械、産業用ロボット、無人搬送車、輸送機械、鍛圧機械、マシニングセンタなどにおいて、それぞれ個別に規定されています。 ![]() 小形電磁ロック・セーフティドアスイッチ 【アプリケーションラボ】の解説記事では、安全システムの基礎とインターロックの役割、インターロックの搭載を規定した規格などについて解説した後、オムロン社製の小形電磁ロック・セーフティドアスイッチやBanner Engineering社製のSI-RFシリーズ安全スイッチなどを紹介しています。 小形電磁ロック・セーフティドアスイッチは、操作キーを差し込んで使用するソレノイド式のスイッチで、リレーを使用せずにコントローラと直結できます。4接点、5接点、6接点のタイプがあり、幅39㎜と狭いスペースに取り付けやすいサイズです。また、Banner Engineering社のSI-RFシリーズ安全スイッチは、ドアやゲートに設置し、RFID技術を利用して可動式の安全装置を監視できます。 マルツオンラインでは、オムロン社の産業用制御機器や電子部品をご購入いただけます。オムロン社の製品をわかりやすく検索できるように分類したWebページをご用意してありますので、ご購入いただく際の参考にしていただければ幸いです。
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
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▼ 量産化原価低減の為の部品点数削減 【LP35:製作事例】 量産試作が完了し、量産化に移行する際に、原価低減をする必要があった。MCU を1 個に統合し、回路ブロックを1 個削減した。回路基板パーターンを変更せず、部品の未実装で原価低減に成功した。 資料のダウンロードはこちらから。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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