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高信頼性インダクタで自動車の安全を確保する方法 (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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MAIL MAGAGINE![]() No. 1781 2023. 10. 10 |
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高信頼性インダクタで自動車の安全を確保する方法 (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
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「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、自動車の先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システム(ADS)の電源回路に使用されるパワーインダクタについて解説した記事をご紹介します。 ■高信頼性インダクタで自動車の安全を確保する方法 自動車の先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システム(ADS)では、多数のセンサーから集めた情報を高速に処理する必要があるため、複数のセンサーとインターフェースできる専用プロセッサを使用します。 専用プロセッサは1個または複数個使用されますが、複数の電圧が必要になり電源管理用IC(PMIC)が不可欠です。PMICは1V程度の低電圧で動作しますが、2桁アンペアの大電流を消費します。そのため、電力損失が小さく大電流を処理できる信頼性の高いパワーインダクタが必要になります。 パワーインダクタはエネルギーを蓄える受動素子で、ある電圧を必要な電圧に変換するDC/DCコンバータなどに用いられ、電力変換の性能を左右する重要な部品です。また、ADAS/ADSに使用するためには、自動車業界が定めたAEC-Q200などの安全基準を満たす必要があります。AEC-Q200では、衝撃、振動、湿度、溶剤、はんだ付け耐熱、基板の曲げや静電気放電(ESD)に対する耐性、-40℃~+125℃での動作といった試験を行います。 ![]() TDKのCLT32シリーズ パワーインダクタ TDKのCLT32シリーズは、ADAS/ADSアプリケーション向けに設計されたパワーインダクタです。強磁性プラスチック化合物でモールドされた固体銅コイル構造で、コアとハウジングが1つのユニットになっています。 CLT32シリーズは0.39mΩという非常に低い直列抵抗値を実現し、表皮効果やヒステリシス、渦電流などによる交流損失も小さいため、電力損失を最小限に抑えることができます。自己発熱を含め、-40℃~+165℃の温度範囲で動作します。サイズは3.2×2.5×2.5mmの薄型パッケージでフットプリントも小さく、限られたスペースでの使用に最適です。インダクタンス値は、17nHから440nHまでの製品があります。
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