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組み込み機器用に最適化されたSTM32シングルボードコンピュータ「ODYSSEY-STM32MP135D」好評発売中!
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MAIL MAGAGINE![]() No. 1815 2024. 1. 11 |
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組み込み機器用に最適化されたSTM32シングルボードコンピュータ 「ODYSSEY-STM32MP135D」好評発売中! |
今回は、Seeed社が販売するSTMicroelectronics製の32ビットマイコンSTM32MP135Dを搭載したシングルボードコンピュータ「ODYSSEY-STM32MP135D」をご紹介します。このボードはSTMicroelectronics社が産業用機器の制御用に開発したもので、Linuxディストリビューションを自由に構築できるYoctoとBuildrootに対応しています。 UbuntuやDebianなどのLinuxディストリビューションはコンパイルされてバイナリで提供されますが、組み込み用途では使用できるメモリなどが制限されるため、必要な機能だけを取り込んだLinuxが必要になります。YoctoやBuildrootは独自のLinuxシステムを構築できるツールです。 STM32MP135Dは、最大1GHzで動作するArm Cortex-A7コアを採用しています。32KバイトのL1命令キャッシュ、32KバイトのL1データキャッシュ、128Kバイトのレベル2キャッシュを搭載し、ハードウェアでの仮想化サポート、Arm NEON、128ビットAMBA4 AXIバスインターフェースなどが組み込まれています。 ▽ODYSSEY- STM32MP135D 【102110701】 単価:¥6,598 (税込) 「ODYSSEY-STM32MP135D」は、4GビットDRAMとmicroSDカードホルダーを搭載しています。なお、microSDカードは32GBまで拡張できます。 【1/11追記】本日配信の内容に【4GB eMMC】が実装されている画像および文言がございますが、正しくは未実装品となります。お詫びして訂正いたします。ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございません。 インターフェースには10/100Mイーサネットポートを2個搭載しているので、別々のネットワークサーバーに接続させることで冗長性を確保でき、ネットワーク障害や停止が発生した場合でもデータの安全とセキュリティを確保することができます。そのほかに、USB Type-C、USB Type-A、CSI用30ピンFPCコネクタ、LCD用40ピンFPCコネクタ、Raspberry Pi互換40ピンGPIOなどが用意されています。 ボード上には、リセットボタンとユーザーボタン、LED×3、デバッグ用ヘッダ端子などが搭載されています。また、ジャンパーピンで、SDカード、eMMC、USBのいずれでブートするかを選択できます。電源は、イーサネット経由のPoEまたはUSB Type-Cから5Vを供給します。離れた場所から電源をオンするWake On LAN機能にも対応しています。ボードサイズは、85×56mmです。 |
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ルネサス製Armマイコンと無線通信機能を搭載してバージョンアップされた 「Arduino Uno R4 WiFi」好評発売中! |
Arduino Uno R3がバージョンアップされて「Arduino Uno R4 Minima」として発売されましたが、同時に発表されたWi-FiとBluetoothによる無線通信を可能にする「Arduino Uno R4 WiFi」は、日本の技適を取得するための時間が必要だったため、発売が遅れていました。しかし現在は、技適取得済みの製品を入手できるようになっています。 「Arduino Uno R4 WiFi」は、CPUがルネサスエレクトロニクス社製のRA4M1になり、クロック周波数が従来の3倍の48MHzで動作します。さらにメモリは256KBのフラッシュと32KBのRAMになり、処理能力が大幅に向上しました。そのほか、RA4M1には12ビットD/Aコンバータ、CANバス、オペアンプなど多くの周辺機能が搭載されています。マウスやキーボードをシミュレートできるHID機能もサポートしています。 ▽Arduino Uno R4 WiFi 【ABX00087】 単価:¥4,950 (税込) 「Arduino Uno R4 WiFi」は、Espressif社製のSoCであるESP32-S3を追加することでWi-FiとBluetoothによる無線通信を可能にしています。さらに、12×8個の赤色LEDマトリクスを基板上に配置することにより、簡単なディスプレイとして利用できるようになっています。 さらに、簡単に周辺機能を拡張できるようにQwiicコネクタが搭載され、既存のセンサーやアクチュエータを接続することができます。Qwiicは、I2Cを利用してマイコンボードに拡張ボードを接続できるようにするSparkFun社が開発したインターフェース規格です。そのほか、ランタイムエラーの診断機能や電源をオフにするOFFピン、リアルタイムクロックへの電力供給と実行を行うVRTCピンなどが追加されています。 CPUが変更されたことでArduino Uno R3との互換性が心配されますが、基本的にハードウェアとソフトウェア共に互換性は保たれています。ハードウェアとしては、外形サイズ(68.85×53.34mm)やGPIOコネクタの配置は共通で、Arduino Uno R3のシールドがそのまま利用できます。入出力レベルも5Vで動作します。DCジャックからの電源供給は最大24Vまで可能になり、モーターの電源と共有するといったことができます。 |
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
▼ TOFセンサー開発拡張ボードのMCU初期化設定 【LP45:製作事例編】 TOF センサーの開発機の拡張ボードについて、MCU に初期化のプロセスを追加しました。TMF8801 内部のファームウェアのVersionを確認し、必要に応じてファームウェア更新する初期化に対応しました。 pdfの参考資料はこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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