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AI熱狂の中、データセンターHPCシステムを支える最新コンポーネント(DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
マルツ最新情報 |
MAIL MAGAGINE No. 1936 2024. 11. 5 |
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AI熱狂の中、データセンターHPCシステムを支える最新コンポーネント (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
| 「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、データセンターのサーバで使用するような小型で高効率の電源を製作するために重要な役割を担うパワーインダクタについて解説した記事をご紹介します。 ■AI熱狂の中、データセンターHPCシステムを支える最新コンポーネント AI技術の進歩に合わせるようにデータセンターに対する需要が急上昇しています。そのためGPUなどのAI処理プロセッサに話題が集まっていますが、より重要な役割を占めているのは電源です。システムを設置するスペースが限られるため、小型で高効率の電源が求められます。 小型の電源で性能と効率、さらに熱管理を求めるにはコンデンサや抵抗、インダクタのような受動部品の選択が重要になります。特にインダクタは、電源の性能を左右するほど大きな役割を果たします。電源に使用するインダクタはパワーインダクタと呼ばれます。  METCOM MPXパワーインダクタの構造 インダクタは電流が大きくなるにつれてインダクタンスが下がる直流重畳特性を持ちますが、一般的なインダクタに使用されているフェライトは飽和磁束密度が小さく、直流重畳特性がよくありません。それに対し、軟磁性金属粉末を成形して作製されたパワーインダクタは、フェライトを用いた場合に比べて優れた飽和磁束密度を持ち直流重畳特性が優れています。 KEMET社は、金属粉末を用いた高性能なMETCOM MPXパワーインダクタを開発しました。METCOM MPXシリーズの金属複合パワーインダクタは、丸い銅線が焼結磁性金属複合粉末で囲まれた構造をしており、温度や電流に対して安定したインダクタンスを持ちます。MPXシリーズで利用可能なインダクタンス範囲は0.1μHから100μHで、サイズは5×5mm、6×6mm、8×8mm、10×10mm、12×12mm、17×17mm、22×22mmの製品が用意されています。なお、電源を小型化するには、数MHzの周波数でスイッチングさせるためμHオーダのパワーインダクタが必要になります。 【アプリケーションラボ】では、データセンターのサーバに使用される電源に求められる性能について解説し、電源に使用する受動部品としてYAGEOグループの子会社であるKEMET社やPulse Electronics社のパワーインダクタやコンデンサを紹介しています。 YAGEO社は、1977年に台湾で設立された電子部品メーカーです。1990年代以降に多くの電子部品メーカーを買収し、現在は抵抗やコンデンサ、インダクタ、トランス、リレー、アンテナ、無線部品、回路保護部品などを全世界で販売しています。KEMET社やPulse Electronics社、日本のトーキン社などが傘下にあります。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。  METCOM MPXパワーインダクタのラインナップ ▽MPXパワーインダクタD0520(5mm×5mm)【MPX1D0520L4R7】 ・単価：￥96(税込) ・インダクタンス：4.7μH ・定格電流：3.4A ・直流電流：96.6mΩ ・動作温度：－55℃～＋155℃ ・サイズ：5.3×5.0×2.0mm ▽MPXパワーインダクタD0630(6mm×6mm)【MPX1D0630L150】 ・単価：￥283(税込) ・インダクタンス：15μH ・定格電流：3.3A ・直流電流：130.2mΩ ・動作温度：－55℃～＋155℃ ・サイズ：7.0×6.5×3.0mm ▽MPXパワーインダクタD1235(12mm×12mm)【MPX1D1235L4R7】 ・単価：￥486(税込) ・インダクタンス：4.7μH ・定格電流：10.9A ・直流電流：16.4mΩ ・動作温度：－55℃～＋155℃ ・サイズ：13.2×12.5×3.5mm ▽MPXパワーインダクタD1264(12mm×12mm)【MPX1D1264L6R8】 ・単価：￥594(税込) ・インダクタンス：6.8μH ・定格電流：14A ・直流電流：12.3mΩ ・動作温度：－55℃～＋155℃ ・サイズ：13.2×12.5×6.4mm |
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
| ▼ 超低電圧昇圧回路 【LP47：電源回路編】 入力電圧が超低電圧(10m[V])である値から出力電圧を380m[V]に昇圧する回路の製作です。10m[V]を昇圧するICはありませんので、 トランスと電源ICの組み合わせで実現しました。 資料のダウンロードはこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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【マルツのお役立ちサービスのご案内】 ご指定いただいた期日にお客様が必要とする部品を納品いたします |
| 「数か月先に生産する予定があるが、今は在庫をかかえたくない」といったお客様のお悩みはマルツエレックが解決いたします。 マルツ法人営業部でお客様の在庫を責任をもって保管し、ご指定いただいた期日に納品いたします。下記よりお申し込みください。折り返し担当者がご連絡いたします。  |
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