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I3Cを活用してより速く/よりシンプルに/より柔軟なIC間通信を実現(DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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I3Cを活用してより速く/よりシンプルに/より柔軟なIC間通信を実現 (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、I2Cの上位互換で高速データ通信を可能にした新しい2線式のインターフェース規格であるI3Cについて解説した記事をご紹介します。 ■I3Cを活用してより速く/よりシンプルに/より柔軟なIC間通信を実現 プリント基板上のデバイス同士やマイコンと外部センサとの通信などには、Inter-Integrated Circuit(I2C)やシリアルペリフェラルインターフェース(SPI)が一般的に使用されています。通信速度はI2Cが最大1Mbps、高速のSPIは最大10Mbpsです。I2Cは2線ですがSPIは4線が必要で、割り込みが必要な場合やデバイスが増えてチップイネーブルが必要になるとさらに配線が増えます。 そこで、通信速度を高速化して配線数を削減するために、モバイルデバイス向けのインターフェース規格を標準化するために設立された業界団体であるMIPIアライアンス(Mobile Industry Processor Interface Alliance)は、I3C(Improved Inter-Integrated circuit)というI2Cの上位互換となるインターフェース規格を策定しました。 I3C規格は、MIPIアライアンスと半導体メーカーやコンピュータ関連機器メーカーとの共同作業で開発され、2017年に一般に公開されています。I3Cの通信速度は最大12.5Mbpsで、I2Cの2線式の利点とSPIの高速通信の利点を組み合わせています。I3Cがモバイルアプリケーションに使用される場合は、SenseWireとも呼ばれます。 I3Cでは、プッシュプルドライバを採用することで高速通信と低消費電力を両立させています。また、専用の割り込み線を必要とせずに割り込みを通知できるインバンド割り込み(IBI)を採用しています。 さらに、転送速度を向上させるために次のような動作モードが用意されています。
I3Cを採用したデバイスはまだ少ないですが、今後はI2CやSPIはI3Cに置き換えられていくものと思います。 【アプリケーションラボ】では、I3C規格が策定された背景とI3C規格の詳細について解説した後、I3Cを採用したNXP Semiconductors社のデバイスやTDK InvenSense社のデバイスを紹介しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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