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大規模言語モデルを使ったAI推論をローカルで実行できる 「M5Stack LLM630 Compute Kit」好評発売中!
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MAIL MAGAGINE![]() No. 2062 2025. 9. 25 |
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大規模言語モデルを使ったAI推論をローカルで実行できる 「M5Stack LLM630 Compute Kit」好評発売中! |
今回は、M5Stack社が発売した「M5Stack LLM630 Compute Kit」をご紹介します。最近では、エッジ端末においても高機能なAI処理が実現可能になっており、本製品も画像認識や音声認識、対話など、大規模言語モデル(LLM)を使用したAI処理を実現できる開発プラットフォームです。 「M5Stack LLM630 Compute Kit」は、AIプロセッサのAX630Cを搭載したメインボードと周辺機能を担うベースボードで構成されています。ベースボード上のソケットにメインボードがカードエッジで挿入されています。 メインボードには、AX630Cのほかに4GBのRAM(ユーザー用に2GB、アクセラレータ用に2GB)、ストレージとして32GBのeMMC、Wi-Fi 6用のESP32-C6、ギガビットEthernet用のJL2101B、SMAアンテナ端子などを搭載しています。 ![]() M5Stack LLM630 Compute Kitのメインボード(裏面) AX630Cは、中国深センに本社を置くAxera社が開発したAIプロセッサです。12.8TOPS(INT4)または3.2TOPS(INT8)の演算性能を持つNPU(Neural Processing Unit)を搭載しており、CPUと比べると推論処理を最大で180倍高速に実行できます。加えて、2コアのArm Cortex-A53も内蔵しているため、一般的なアプリケーション処理にも対応可能です。エッジAIやローカルでのLLMの処理に適しており、インターネットに接続しなくてもAIモデルを実行できるため、プライバシー保護やリアルタイム処理にも適しています。さらに、低消費電力設計により、バッテリー駆動の機器でも長時間の動作が可能です。 ディープラーニングのAIモデルを変換してAX630C上で動作させるためには、Axera社が開発したPulsar2というAIモデル変換ツールチェーンが必要です。AIモデル変換ツールチェーンは、AIモデルを特定のハードウェアや実行環境に最適化して動作させるための一連の処理ツール群で、NPUで高速に推論を行うためには不可欠です。 また、ベースボードには、6軸IMU(BMI270)、D級アンプ(NS4150B)、バッテリー充電IC(AW32001ECSR)、バッテリー監視IC(BQ27220YZFR)、2個のプッシュスイッチが搭載され、インターフェースとしてMIPI DSI端子(ディスプレイ用)、MIPI CSI端子(カメラ接続用)、オーディオ端子、バッテリー端子、USB Type-C ×2、Grove ×2、RJ45、FUNCヘッダー、SMA端子、microSDカードスロットなどを使用できます。
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5.1V/5Aを出力できるRaspberry Pi 5用の公式アダプター 「Raspberry Pi 公式ACアダプター」好評発売中! |
ここでは、Raspberry Pi財団が提供するRaspberry Pi 5に最適な「Raspberry Pi 公式ACアダプター」をご紹介します。Raspberry Pi 5は高負荷時に5A近くの電流を消費するため、5Aの出力が出せることが非常に重要です。したがって、ハードドライブやSSDなどの高電力の周辺機器をRaspberry Pi 5の4つのUSB Type-Aポートから駆動したい場合などに使用することができます。 「Raspberry Pi 公式ACアダプター」にはボディ色が黒と白の2つのタイプがあり、最大5.1V、5Aで最大25.5Wの電力供給が可能です。USB PD(Power Delivery)に対応しているため、Raspberry Pi 5はUSB PDと通信して最適な電力プロファイルを選択できます。 電力プロファイルの選択により、9V/3A、12V/2.25A、15V/1.8Aで最大27Wの出力が可能で、サードパーティ製のPD対応製品へ電力を供給することができます。ケーブルはAWG17の太めのケーブルで、長さも1.2mと実用的です。 本製品は、日本の電気用品安全法に準拠することを示すPSEマークを取得していなかったため、日本国内では販売できなかったのですが、輸入元のスイッチサイエンス社が電気用品安全法の申請を行い、PSEマークを取得しました。ただし、PSEマークはラベルによる表示となっているため、剥がさないようにしてください。
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
▼光検出器の増幅演算回路の製作 【LP41:制御回路編】 光検出器(Photodetector) を使用し、光電効果などを応用して、光を電気信号に変換し、電圧値を必要に応じて、増幅しています。4chの入力信号源とREF 信号源にて演算を行い、出力しています。 pdfの参考資料はこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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