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自動車および産業車両向け高信頼性フレックスケーブル (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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MAIL MAGAGINE No. 2065 2025. 10. 7 |
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自動車および産業車両向け高信頼性フレックスケーブル (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介) |
| 「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。 今回は、軽量化と接続操作性に優れるヒロセ電機が開発した車載用途に特化した高信頼性の基板対FPC/FFCコネクタについて解説した記事をご紹介します。 ■自動車および産業車両向け高信頼性フレックスケーブル 電気自動車に搭載される電子機器の増加に伴い、相互接続点の数も増え、配線はますます複雑化しています。配線数の増加は、車両の重量増加や故障リスクの上昇にもつながるため、小型で接続が容易な相互接続システムの導入が求められています。しかし、民生機器で広く使用されているフラットケーブルは、信頼性の観点から、車両の電源ラインやインバータ出力などの高電流/高振動領域では一般的に採用されていません。 そこでヒロセ電機は、従来のワイヤハーネスの信頼性を維持しつつ、超小型で接続が容易な基板対FPC/FFCコネクタのTB4シリーズを開発しました。  TB4シリーズ 相互接続システム TB4シリーズ相互接続システムは、レセプタクル、プラグ、リテーナの3部品で構成されており、嵌合時の高さはわずか4.5mm、コンタクトピッチ1.0mmにより全体幅も最小限に抑えられています。極数は現在、10極・16極・30極の3タイプが展開されており、22極タイプが開発中です。 レセプタクルは基板に面実装され、センターロック式のプラグおよび視認性の高いオレンジ色のリテーナと組み合わせることで、フレキシブルプリント回路(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)との信頼性の高い接続を実現します。接点部には2点金メッキコンタクト機構を採用しており、熱サイクルや振動環境下でも安定した電気接続を維持します。また、端子への直接接触を防ぐため、奥行きを持たせたフィンガープロテクト構造が施されています。 プラグはレセプタクルとの嵌合に使用し、工具不要で接続を解除できるプッシュタブが備わっています。リテーナはFPC/FFCをプラグに確実に固定するのに使用し、嵌合方向が一方向に限定されており誤挿入を防止します。 【アプリケーションラボ】の解説記事では、車載配線において小型・軽量化が求められる背景や、信頼性の観点からフラットケーブルの採用が限定的である理由について説明し、ヒロセ電機が開発した、信頼性が高く超小型かつ接続が容易な基板対FPC/FFCコネクタ「TB4シリーズ」を紹介しています。 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
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