マルツ パーツまめ知識
カーボン抵抗と金属皮膜抵抗の使い分け方
◎カーボンとキンピ
固定抵抗器の中で良く用いられるものとして「カーボン抵抗」と「金属皮膜抵抗
があります。カーボン、金属皮膜とは抵抗体の材質です。
カーボン抵抗の正式名称は「炭素皮膜固定抵抗器」
金属皮膜抵抗は「金属皮膜固定抵抗器」で「厚膜型」と「薄膜型」があります。
厚膜型は汎用的な金属皮膜抵抗で俗に「キンピ」と呼ばれます。
薄膜型は厚膜型をさらに高精度にしたものですが、このまめ知識では「厚膜型」
について解説します。
◎電気的特性
○抵抗値許容差
一般的に「誤差」と呼ばれ定格抵抗値に対する許容値(誤差)です。
(カーボン抵抗)        
  一般的に±5%    
  例えば1KΩの抵抗は「950Ω〜1050Ω」の範囲内となる。
(金属皮膜)        
  ±0.5%、±1%、±2%の規格が多く、±1%が一般的。
  例えば1KΩの±1%は「990Ω〜1010Ω」の範囲内となる。
○抵抗温度係数
抵抗値は温度によって変化します。
温度変化に対する抵抗値変化の割合を「抵抗温度係数」と言い、1℃に対する
抵抗値の割合として表現し、単位は「±Xppm/℃」です。 (Xは数字)
ppm (パーツ・パー・ミリオン)
100万分の1
1ppm = 1×10-6 = 0.0001%
例えば、「±100ppm/℃」の規格であれば、
20℃の変化ヘンカ → ±100ppm×20 = ±2000ppm = ±0.2%
1KΩの抵抗テイコウであれば20℃の変化ヘンカで 1000Ω×±0.2%
つまり998Ω〜1002Ωに変化ヘンカ
(カーボン抵抗)        
  温度係数が大きいので一般的には規定されていない
(金属皮膜)        
  一般的に±50ppm、±100ppm、±200ppmで規定
このように金属皮膜はカーボンと比較して特性が優れています。
◎使い分け
金属皮膜はカーボンと比較し、特性が優れていますが、価格も高くなります。
それぞれ、用途によって使い分けますが、図1、図2に選択例を示します。
▼Linkman LMFQ50Sシリーズ      
こちらをクリック
▼KOA MF1/4Cシリーズ      
こちらをクリック