CMOSオペアンプの動作と特長
従来からあるオペアンプの内部構造はトランジスタ(または初段がFET)です。この構造とは異なりCMOSで構成したオペアンプがあります。

原理的にトランジスタ構造と比較して低消費電流であることと、低電圧動作が可能であることが特長です。(注意:トランジスタ構造でも低消費のものもある)

また、レール・ツー・レールが可能であることも特長の1つですが、この分野では特に

・定電圧動作
・低消費電流

などで特長のあるCMOS構造のオペアンプについて紹介します。

グラフ1に主なCMOS構造のオペアンプについて紹介します。
マイコンなどのディジタル系とのインターフェースに適しています。
中には1Vから動作するものもあり、電池駆動システムに適しています。
主な汎用オペアンプ
GB:帯域  SR:スルーレート  Vio:入力オフセット電圧
型番 主な仕様・特長
LMC6032 2ch 5~15V動作 消費電流2chで1.6mA GB=1.4MHz SR=1.1V Vio=11mV(max)入力範囲 -0.4V~(+V -2.6V)出力範囲0.1V~4.87V(2KΩ負荷)
LMC6034 LMC6032の4ch版
LMC6062 2ch 4.5~15V動作 消費電流2chで32μA
GB=0.1MHz SR=0.035V
入力範囲 -0.4V~(+V -2.5V)出力範囲 0.005~4.995V(100KΩ)
超低消費、低オフセット(100μV,typ)が特長
LMC6442 2ch 2.2~10V動作 消費電流 0.95μA/ch
GB = 0.0095MHz(9.5KHz) Vio = 0.75mV(typ)
入力範囲 -0.3V~(+V-0.9V) 出力範囲 0.022V~ほぼ+V フルスイング
超低消費(0.95μA)なので電池駆動で0V近辺を扱う用途に最適
3V電池駆動のシステムに良い
LMC6572 2ch 2.7~10V動作 消費電流 40μA/ch
GB = 0.22MHz(220KHz) SR = 0.09V Vio = 3.5mV(max)
入力範囲 -0.1V~(+V-1.3V) 出力範囲 0.005V~ほぼ+V フルスイング
TLV272IP 2ch DIP8 2.7V~16V動作 消費電流 550μA/ch
GB = 3MHz SR = 2.4V Vio 0.5mV(typ)5mV(max)
Rail to-Rail Output 0.1V~4.9V (Vcc=5V,1mA負荷)
広帯域(3MHz)が特長
NJU7014 2ch 動作電圧 1V~5.5V 低消費電流15μA/ch
GB = 0.2MHz SR = 0.1V
1Vから動作するので乾電池1本で動作できるのが特長
NJU7015 2ch 動作電圧 1V~5.5V 低消費電流80μA/ch
GB = 1MHz SR = 1V NJU7014の広帯域版
1Vから動作するので乾電池1本で動作できるのが特長
NJU7062 2ch 動作電圧 3V~16V 低消費電流
150μA/ch GB = 0.4MHz
SR = 0.4V Vio = 2mV(max)

ページトップへ戻る 

Page Top