今回は、Waveshare Electronics社が販売しているRaspberry Pi Pico用の2.23インチ白黒OLEDディスプレイ「Pico-OLED-2.23」と3.5インチカラーLCDディスプレイ「Pico-ResTouch-LCD-3.5」をご紹介します。
Waveshare社は2006年に中国深せん市に設立された、Raspberry PiやArduinoの販売ならびにLCDディスプレイや各種拡張ボードを開発/販売する企業です。 なお、Waveshare社が開発した1.14インチのカラーLCDディスプレイ「Pico-LCD-1.14」と1.3インチの白黒OLEDディスプレイ「Pico-OLED-1.3」は、Seeed社がOEMで販売していました。
 < Pico-OLED-2.23 >
「Pico-OLED-2.23」は、28×32ピクセルの2.23インチ有機ELディスプレイモジュールです。OLEDドライバには、Solomon Systech社製のSSD1305を採用しています。本体サイズは63mm×26mmで、Raspberry Pi Pico(51.3mm×21mm)より一回り大きくなっています。Raspberry Pi Picoはボード上のピンヘッダーにそのまま接続できます。表示画面サイズは55.02mm×13.10mmで、インターフェースには4線式SPIとI2Cを使用できます。
 < Pico-ResTouch-LCD-3.5 >
「Pico-ResTouch-LCD-3.5」は、IPS方式の3.5インチ液晶ディスプレイを採用し、6万5千色のRGBカラー表示とタッチ制御が可能です。
解像度は480×320ピクセルで、プログラムによりバックライトを制御できるので省電力化を図れます。ディスプレイの制御には、ILI Technology社製のLCDドライバILI9488とXptek Technology社製の抵抗膜方式タッチコントローラXPT2046を使用しています。本体サイズは86mm×57.2mmで、表示画面サイズは73.44×48.96mmです。
インターフェースは4線式SPIで、画像の保存用にmicroSDカードスロットが付属しています。Raspberry Pi Picoはボード上のピンヘッダーにそのまま接続できます。
なお、どちらのディスプレイにもC/C++とMicroPythonによる開発リソースとマニュアルが付属しています。
ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。
Raspberry Pi Pico用2.23インチOLEDディスプレイ 【WAVESHARE-19750】¥1,730(税込¥1,903) |
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Raspberry Pi Pico用3.5インチタッチディスプレイ 【WAVESHARE-19907】¥2,300(税込¥2,530) |
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