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電力線通信(PLC)システムを保護する方法:知っておくべき2つの技術 (DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)

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No. 1798 2023.11.21
電力線通信(PLC)システムを保護する方法:知っておくべき2つの技術(DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
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電力線通信(PLC)システムを保護する方法:知っておくべき2つの技術
(DigiKey社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
 「アプリケーションラボ」は、DigiKey社のご協力をいただいて、DigiKey社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、スマートグリッドやスマートメータの通信に有用なPLCとそのノイズ対策に不可欠なPLCトランスとGMOV過電圧プロテクタについて解説した記事をご紹介します。

電力線通信(PLC)システムを保護する方法:知っておくべき2つの技術

 PLC(Power Line Communication:電力線通信)は、電力線を利用した通信方式の総称です。コンセントに差し込むだけで利用できるため、1980年代から規格化が進められていましたが、電力線はデータ通信を想定したケーブルではないためノイズの影響を受けやすいこと、高周波信号用に設計されていないため信号減衰量が大きいことなどからあまり普及していませんでした。

 しかし、スマートグリッドやスマートメータの普及が求められるようになり、無線LANに比べて消費電力が少ないことや、無線やケーブルによるLAN接続が難しい環境でも使用できるため、再びPLCが注目されています。

 また、パナソニック社が中心となって開発されたHD-PLCがIEEE1901-2020として標準規格化され、通信速度と通信距離の改善も進んでいます。HD-PLC(High Definition PLC)は、電力線や電話線、ツイストペア、同軸ケーブルなどの電線に2~28MHzの高周波信号を重畳する通信技術です。

 【アプリケーションラボ】では、PLCが再び注目されるようになった背景とPLCを使用する際の注意点などについて解説した後、Bourns社製のPLCトランスとGMOV過電圧プロテクタを紹介しています。

 前述したように電力線はノイズの影響を受けやすく、特に雷などからのサージを防止する対策は必須となります。その対策として、PLCトランスとGMOV過電圧プロテクタを使用することができます。

 PLCトランスは、PLCモデムと電力線との間に挿入し、PLCを交流主電源から分離することでガルバニック絶縁を実現します。さらに電磁妨害(EMI)を低減して、信号品質と信頼性を高めることができます。

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基板実装用トランス、1次側:15V、2次側:15V、定格電力:0.45W、出力数:1


 GMOV過電圧プロテクタは、ガス放電管(GDT)と酸化金属バリスタ(MOV)を組み合わせたハイブリッド過電圧保護部品です。GDTは、セラミックなどの絶縁物を電極で挟みガスで封入した部品です。またMOVは、通常は高抵抗ですが降伏電圧を超えると抵抗値が急激に低下するデバイスです。

 過電圧保護を実装する場合、長期的な故障にはGDTなどのクローバ(crowbar)が適しており、過渡的な事象にはMOVなどのクランプ(clamp)が適しています。クローバは保護対象となる回路全体を短絡させることで、サージとその電流をグランドに迂回させ、回路に到達しないようにします。またクランプは、電圧が設定されたレベルを超えないようにします。

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