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1MHz~6.3GHzの周波数特性を計測できる小型で高機能な測定器「ベクトルネットワークアナライザSV6301A」好評発売中!
マルツ最新情報![]() |
MAIL MAGAGINE![]() No. 1804 2023.12.7 |
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1MHz~6.3GHzの周波数特性を計測できる小型で高機能な測定器 「ベクトルネットワークアナライザSV6301A」好評発売中! |
今回は、中国Chelegance社が開発した1MHz~6.3GHzの周波数特性を計測できる「ベクトルネットワークアナライザSV6301A」をご紹介します。 2020年に設立されたChelegance社は、JNCRadioというブランドでアマチュア無線機器の開発および販売を行っています。従来、ベクトルネットワークアナライザは非常に高価な計測器でしたが、日本のedy555氏によって開発された小型で低価格なNanoVNAを手初めとして、それを参考にした中国企業が次々と安価な製品を発表しています。 Chelegance社も同様に「JNCRadio VNA 3G」、「nanoVNA-F 3G」、「SV4401A」といった低価格のベクトルネットワークアナライザを販売しています。 ベクトルネットワークアナライザは、電子回路の伝送特性と反射特性をsパラメータを使って測定できる計測器です。高周波回路が正常に動作することを確認するためには不可欠な計測器ですが、フィルタ回路の特性、インピーダンスマッチング、抵抗やコンデンサなどの電子部品の周波数特性なども簡単に知ることができます。 ![]() SV6301A 単価:¥131,998 (税込) 「SV6301A」はChelegance社の最上位機種で、7インチの静電容量式タッチスクリーンを搭載し、測定画面の切り替えや測定周波数の設定などをタッチスクリーンの画面上で行うことができます。 測定可能な周波数は1MHz~6.3GHz、掃引速度は500ポイント/秒、掃引ポイント数は最大1001です。ダイナミックレンジは、S11が3GHz以下では50dB、3GHz以上では40dB、S21が3GHz以下では75dB、3GHz以上では65dBとなっています。なお「SV6301A」は、CE、FCC、RoHSの認定を受けています。 筐体にはアルミニウム合金ケースを採用し、8GBのmicroSDカードと3.6V/3350mAhのリチウム電池を2個内蔵しています。外形サイズは190mm×130mm×30mm(RFコネクタを除く)、重量は1.2kgです。オープン校正用SMAコネクタ、ショート校正用SMAコネクタ、SMA負荷校正用SMAコネクタ、N-SMA変換アダプタ×2、SMA-KK変換アダプタ、SMA-JJ変換アダプタ×2、SMA-JJ接続用SS405同軸ケーブル(60cm)×2、USB Type-Cケーブル、収納ケースが付属しています。 |
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マルツエレックは皆さまの「ものづくり」のお手伝いをいたします 「太陽光システムMPPT制御回路」を製作した例をご紹介します |
マルツエレックでは、回路設計から基板設計・製造・実装、そして量産まで皆さまのさまざまな「ものづくり」のお手伝いをさせていただく「プロトファクトリー」事業を行っています。 これまでにお引き受けした製作事例には、モータ駆動、回生電力とモータ駆動の連携、ペルチェ素子の駆動などがあり、小信号駆動デバイスからパワー半導体の駆動まで、制御も含めて対応いたします。 また、お客様のご要望に合わせた電源回路を最適な回路方式でご提案します。例えば、2次電池や電気二重層キャパシタを活用したハイブリッド電源、ワイヤレス給電、環境発電を活用した電源、ノイズを低減した絶縁電源などをご提供いたします。 【製作事例】 ・電源回路/同期整流回路/インバータ回路 ・モーター駆動/制御回路 ・センサーを用いたセンシング回路 ・2次電池によるアプリケーション回路 ・LED照明のドライブ回路 ・メガソーラーシステム回路 ![]() 太陽光システムMPPT制御回路のブロック図 ■太陽光システムMPPT制御回路の製作 太陽光パネルで発電するシステムには、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御回路(最大電力点追従回路)が必要です。MPPT制御回路は、太陽光パネルによって発電される電力が最大になるように動作点を追従させる回路で、通常はマイコンを使用して制御を行います。しかし今回は、コストを削減するためにマイコンを使用せずに、専用ICを用いてMPPT制御を実現する回路を製作しました。 最初に、使用する太陽光パネルの仕様に合わせて最適な最大電力点電圧と電流を算出します。MPPT制御回路にはフィードバックループを含んだ制御アルゴリズムを採用しましたが、高周波のスイッチングノイズが含まれないようにEMIも考慮する必要があります。そして、トランスを介したMPPT制御回路からの出力をDC/DCコンバータで安定な48Vにします。DC/DCコンバータからの48Vの出力で、リチウムイオン電池を充電します。 マルツエレックでは回路設計に加え、部品の調達や基板の製造と実装、ハーネスやケースの加工、さらに量産までをお引き受けしています。詳細は、下記のWebページを参照してください。ご相談は、ものづくり相談受付フォームからお申込みください。 ▽プロトファクトリー ▽ものづくり相談受付フォーム |
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【マルツの技術情報】 マルツエレックは回路設計のご要望にお応えします |
▼ エナジーハーベスト電源回路基板の製作 【LP39:電源回路編】 太陽電池などのエナジーハーベスト(環境発電) を利用して得られる電力を電子機器に安定して電源供給するための回路基板です。必要な電力をEDLCで蓄電し、5[V]及び3.3[V]の出力電圧を供給します。 pdfの参考資料はこちらから。 その他の技術情報一覧はこちらをご覧ください。 回路設計に関するご相談・お見積りは無料です。こちらからお気軽にお問合せください。 |
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