第2世代のCoreデバイスCore2のバージョンアップ版
M5Stackシリーズの第2世代のCoreデバイスであるCore2のバージョンアップ版です。電源管理ICまわりとLiPo電池が改良されています。搭載されているSoCのESP32-D0WDQ6-V3は、デュアルコア32ビットの240MHzで動作するXtensa LX6プロセッサをメインにして、標準でWi-FiとBluetoothに対応し、16MBフラッシュメモリと8MB PSRAMを搭載しています。
Core2本体には、2.0インチの静電容量タッチスクリーンや、充電やプログラムのダウンロード、通信などに使用するUSB-Cコネクタ、振動モーターなどを備えています。さらに、RTCモジュールも搭載し、正確なタイミングを提供可能です。バッテリ容量が500mAhに増加した電源はPMIC(電源管理IC)のAXP2101により管理され、効率的に電源消費量を制御し、緑色LEDによりバッテリレベルを知らせることができます。
SDカードスロットとスピーカーは引き続きいて装備され、高音質を出力するためにI2Sデジタルオーディオ用のパワーアンプICを搭載しています。そのほか、電源ボタンとリセットボタンが本体の左側と底部にあります。
画面の前面にある3つのアイコンは、プログラム可能な静電容量ボタンです。ベースの裏には、6軸IMUとマイクロフォン付きの小型拡張基板があります。
【Core2とCore2 v1.1の違い】(1) 電源管理方式がCore2(AXP192)からCore2 v1.1(AXP2101+INA3221)では変更されています。AXP192とAXP2101のIDは異なっており、プログラムではこれを符号として使用しバージョンを区別しています。
(2) 電源インジケータを緑から青に変更。
(3) 電源OFF時の正確な計時を保証するため、RTCチップの電源バッテリーを追加しました。
●特長
・Bluetooth/Wi-Fiを内蔵したESP32ベース
・16MBフラッシュメモリ、8MB PSRAMを搭載
・スピーカー、電源表示灯、振動モーター、RTC、I2Sアンプ、静電容量タッチスクリーン、電源ボタン、リセットボタンを内蔵
・TFカードスロット(最大6GB)を搭載
・リチウムバッテリを内蔵、PMIC(電源管理チップ)を搭載
・6軸IMU、PDMマイクロフォンを搭載
・M-Busソケットとピン
・開発環境:UIFlow、MicroPython、Arduino
●仕様
ESP32-D0WD-V3 | 240MHzデュアルコア、600DMIPS、520KB SRAM、Wi-Fi、デュアルモードBluetooth |
フラッシュメモリ | 16MB |
PSRAM | 8MB |
入力電圧 | 5V @500mA |
インターフェース | USB Type-C、GROVE(I2C+I/O+UART) |
IPS LCD スクリーン | 2.0インチ @320×240 (ILI9342C) |
タッチスクリーン | FT6336U |
スピーカー | 1W |
LED | 電源表示灯(緑) |
ボタン | 電源ボタン、リセットボタン、3×静電容量ボタン |
バイブレーション機能 | 振動モーター |
マイクロフォン | SPM1423 |
I2Sパワーアンプ | NS4168 |
6軸IMU | MPU6886 |
RTC | BM8563 |
PMU | AXP2101 |
USBチップ | CH9102F |
DC/DC昇圧 | SY7088 |
TFカードスロット | 最大16GB |
リチウムバッテリ | 500 mAh @ 3.7 V |
アンテナ | 2.4GHz 3Dアンテナ |
動作温度 | 0℃~+40℃ |
重量 | 52g |
寸法 | 54×54×16mm |
ケース素材 | プラスチック(PC) |
【セット内容】
・M5Stack Core2 ×1
・USB Type-Cケーブル(20cm) ×1
・六角レンチ ×1